2013年F1世界選手権第15戦日本GPは日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温25℃、路面温度37℃、湿度33%、風速4.2m、雲1つない日本晴れのドライコンディションとなっている。
土曜日の予選ではウェーバーが約1年ぶりとなるポールポジションを獲得し、KERSトラブルを抱えたヴェッテルが2番手となった。レッドブルのフロントローに続くのはハミルトンとグロージャンで、3列目にマッサとロズベルグ、4列目にヒュルケンベルグとアロンソ、5列目にライコネンとバトンが並んでいる。
予選20位のピックと予選22位のビアンキは先週末の韓国GPで今季3回目の戒告処分を受けたため、今回10グリッド降格のペナルティを科せられた。
また、予選17位のスーティルはギアボックス交換により5グリッド降格のペナルティを受けた。
結果的に、ピックは20位、ビアンキは21位、スーティルは22位からレースをスタートさせる。
更に、ピックは予選Q1でピットレーン出口の赤信号点滅時にコースに出たとしてドライブスルーペナルティを科せられた。レース開始から5周以内にペナルティを行わなければならない。
今回の使用タイヤはハードとミディアムだ。DRSゾーンは1カ所で、計測ポイントはターン16の50m手前、使用区域はスタート・フィニッシュストレートとなる。
今回のレースではヴェッテルのドライバーズチャンピオンシップ4連覇達成の可能性がある。ヴェッテルが優勝、アロンソが9位以下でヴェッテルの戴冠が決まる。
しかし、ヴェッテルの斜め前にはチームメイトのウェーバーがいる。マレーシアGPでのチームオーダー事件などを考えると、ウェーバーがヴェッテルに道を譲る可能性はなさそうだ。フロントローに並んだレッドブルの対決に注目!
現地時間午後3時、22台のクルマがフォーメーションラップへ向かった。
ほとんどのクルマがミディアムを履いている。
リチャルドとピックがハードを履いている。
22台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
ハミルトンがいいスタート!
グロージャンが好スタート!
グロージャンがトップに立った。
ハミルトンが大きくポジションを落としている。
ファン・デル・ガルデとマルシアの1台がレースを終えている。
グロージャン、ウェーバー、ヴェッテル、ロズベルグ、マッサ、アロンソ、ヒュルケンベルグの順となっている。
ペレスが8番手にポジションを上げている。ライコネンが11番手にポジションを落とした。
2周目 ピックがピットに入った。
ドライブスルーペナルティを行っている。
ハミルトンの右リアタイヤがパンクしている。
ハミルトンはピットに入った。
ハミルトンはハードタイヤに交換した。
3周目 現在の順位は、グロージャン、ウェーバー、ヴェッテル、ロズベルグ、マッサ、アロンソ、ヒュルケンベルグ、ペレス、グティエレス、バトン、ライコネン、ディ・レスタ、ボタス、リチャルド、マルドナド、スーティル、ヴェルニュ、チルトン、ピック、ハミルトンとなっている。
スタートのリプレイが流れた。
レッドブルの2台のスタートが良くない。グロージャンは素晴らしいスタートで一気にヴェッテルを抜き去った。
ハミルトンはターン1でヴェッテルと接触したようで、タイヤをパンクさせた。
レースを終えたビアンキとファン・デル・ガルデはレース後に審議されることになった。
4周目 グロージャンとウェーバーの差はコンマ8秒、ウェーバーとヴェッテルの差は1秒4、ヴェッテルとロズベルグの差は1秒9、ロズベルグとマッサの差はコンマ9秒となっている。
5周目 11番手のライコネンが前を走るバトンに迫っている。
グティエレスがシケインでタイヤをロックさせた。
6周目 ライコネンがターン1でバトンに仕掛けるも、バトンがポジションを守った。
ヴェッテルがS字でミスをした。
7周目 グロージャンが1秒38秒548のファステストを記録した。
ライコネンがバトンをパスした。その後ろでリチャルドがボタスをパスした。
6番手のアロンソがマッサに迫っている。
8周目 グロージャンとウェーバーの差は1秒4となった。
17番手のヴェルニュがピットに入った。
マッサのエンジニアは戦略Aを指示している。
9周目 バトン、ボタス、スーティルがピットイン。
ハミルトンはガレージにクルマを入れてリタイアとなった。
バトン、ボタス、スーティルはハードタイヤに交換した。
10周目 グロージャンとウェーバーの差は2秒1、ウェーバーとヴェッテルの差は1秒9、ヴェッテルとロズベルグの差は6秒7、ロズベルグとマッサの差は1秒1、マッサとアロンソの差はコンマ4秒となっている。
ここでグティエレスとマルドナドがピットに入った。
6番手アロンソの後ろにヒュルケンベルグ、ペレス、ライコネンが続いている。
11周目 ヒュルケンベルグがピットイン。
ディ・レスタもピットに入った。
ヒュルケンベルグはハードに交換している。
12周目 ウェーバー、マッサ、ライコネンがピットイン。
いずれもハードに交換した。
チルトンもピットに入っている。
バトンが1分38秒459のファステストを記録した。
13周目 グロージャンがピットイン。
ロズベルグ、ペレスもピットに入った。
グロージャンはハードに交換し、ウェーバーの前でコースに戻った。
ヒュルケンベルグが1分38秒109のファステストを記録している。
ピットレーンでロズベルグとペレスが接触しそうになった。
14周目 アロンソがピットイン。
ロズベルグはピットレーンで危険なリリースを行ったとして審議対象となった。
アロンソはハードに交換し、8番手でコースに戻った。
ペレスがホームストレートでバトンと並び、ターン1でチームメイトをパスした。
15周目 ヴェッテルがピットイン。
ハードタイヤに交換し、3番手でコースに戻った。
グロージャンが1分37秒691のファステストを記録している。
これでリチャルド以外の全車が1回目のピットストップを終えた。リチャルドはハードタイヤでレースをスタートさせている。
ロズベルグにドライブスルーペナルティが科せられた。
16周目 現在の順位は、グロージャン、ウェーバー、ヴェッテル、リチャルド、ロズベルグ、ヒュルケンベルグ、マッサ、アロンソ、グティエレス、ライコネン、ペレス、バトン、ボタス、ディ・レスタ、マルドナド、スーティル、ヴェルニュ、ピック、チルトンとなっている。
ハミルトン、ファン・デル・ガルデ、ビアンキはレースを終えている。
17周目 ヴェッテルが1分37秒445のファステストを記録した。
ロズベルグがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。
ロズベルグは12番手でコースに戻った。
18周目 グロージャンとウェーバーの差は1秒8、ウェーバーとヴェッテルの差は3秒5、ヴェッテルとリチャルドの差は12秒となっている。
リチャルドの後ろにヒュルケンベルグが迫っている。
ヒュルケンベルグの後ろにはマッサが迫っている。
ここでピックがピットに入った。
19周目 ヒュルケンベルグがホームストレートでリチャルドとの差を詰めるが、抜くことはできない。
スーティルがスプーンでマルドナドにオーバーテイクを仕掛けた。
20周目 アロンソがマッサをパスした。
ヒュルケンベルグはリチャルドのオーバーテイクを仕掛けるも、抜けない。
4番手リチャルドの後ろにヒュルケンベルグ、アロンソ、マッサ、グティエレス、ライコネンが連なっている。
バックストレートでヒュルケンベルグがリチャルドをパスした。
21周目 アロンソがターン1でリチャルドをパスした。
マッサがデグナーでミスをし、グティエレスがヘアピンでオーバーテイクを仕掛けた。
マッサは何とかポジションを守っている。
ライコネンがバックストレートでグティエレスをパスした。
グティエレスの後ろにペレスが迫っている。
22周目 リチャルドがピットイン。
ターン1でペレスがグティエレスにオーバーテイクを仕掛けるも、グティエレスがポジションを守った。
23周目 5番手のアロンソがヒュルケンベルグに迫っている。
24周目 ウェーバーが1分37秒430のファステストを記録し、グロージャンとの差を1秒4に縮めた。
ウェーバーとヴェッテルの差は2秒8、ヴェッテルとヒュルケンベルグの差は22秒8となっている。
ここでバトンがピットに入った。
右リアタイヤの装着に時間がかかった。
25周目 グロージャンとウェーバーの差がコンマ8秒に縮まった。
ロズベルグがピとtに入った。
26周目 ウェーバーがピットイン。
再びハードに交換した。彼は3ストップ戦略のようだ。
ヴェルニュが1分37秒134のファステストを記録している。
6番手のマッサの後ろにライコネンが迫っている。
27周目 ヴェッテルが1分36秒971のファステストを記録した。グロージャンとの差は2秒5だ。
ヴェッテルのエンジニアは、「グロージャンとレースをしている」と伝えている。相手はウェーバーではないようだ。
28周目 グロージャンのエンジニアは「ウェーバーがターゲット。リアを労れ」と伝えている。
ボタスとスーティルがピットに入った。
ウェーバーが1分36秒012のファステストを記録している。
29周目 ヴェッテルのエンジニアは「グロージャンにプレッシャーをかけろ」と指示している。両者の差は1秒3となった。
ここでマッサがピットイン。
マルドナドもピットに入っている。
30周目 グロージャンがピットイン。
ハードタイヤに交換した。
ヒュルケンベルグもピットに入った。
31周目 リチャルドがコースを離れてアドバンテージを得たとして審議対象となった。
アロンソ、グティエレス、ペレスがピットに入った。
ペレスは右リアタイヤの装着に時間がかかった。先ほどのバトンのピットストップと同じトラブルだ。
リチャルドにドライブスルーペナルティが科せられた。
32周目 ライコネンがピットイン。
ハードに交換し、7番手でコースに戻った。
33周目 現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、グロージャン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、マッサ、ライコネン、リチャルド、ロズベルグ、バトン、ヴェルニュ、グティエレス、ペレス、ディ・レスタ、ボタス、スーティル、マルドナド、ピック、チルトンとなっている。
リチャルドがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。
ピットレーンのスピード違反でマッサにドライブスルーペナルティが科せられた。
35周目 ヴェッテルとウェーバーの差は9秒1、ウェーバーとグロージャンの差は10秒6、グロージャンとヒュルケンベルグの差は30秒4、ヒュルケンベルグとアロンソの差は4秒1となっている。
ここでマッサがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。
マッサは11番手でコースに戻った。
36周目 ライコネンが1分35秒516のファステストを記録した。
ヴェッテルとウェーバーの差が8秒4に縮まった。
37周目 まだ2回目のピットストップを行っていないヴェッテルのペースが落ちている。ウェーバーとの差が7秒に縮まった。
6番手のライコネンがアロンソにコンマ9秒差に迫っている。
38周目 ヴェッテルがピットイン。
ハードに交換し、3番手でコースに戻った。
グティエレスがターン1でヴェルニュをパスし、9番手となった。F1初ポイント獲得に向けて好走している。
アロンソとライコネンの差がコンマ5秒となった。
39周目 ヴェルニュがピットイン。
40周目 ウェーバーとグロージャンの差は14秒4、グロージャンとヴェッテルの差はコンマ8秒となった。
ヴェッテルは1分35秒317のファステストを記録し、グロージャンに迫っている。
ロズベルグがピットに入った。
ヴェッテルがシケインでグロージャンに迫る。
41周目 ヴェッテルはホームストレートでグロージャンに並び、ターン1で彼をパスした。
バトンがピットに入った。
42周目 ウェーバーとヴェッテルの差は14秒5、ヴェッテルとグロージャンの差は1秒9、グロージャンとヒュルケンベルグの差は31秒6となっている。
ヒュルケンベルグの後ろにアロンソとライコネンが続き、グティエレスが7番手、マッサが8番手、ペレスが9番手、ロズベルグが10番手に続いている。
43周目 ウェーバーがピットに入った。
ウェーバーはミディアムに交換し、3番手でコースに戻った。
ここでペレスがピットに入った。
44周目 現在の順位は、ヴェッテル、グロージャン、ウェーバー、ヒュルケンベルグ、アロンソ、ライコネン、グティエレス、マッサ、ロズベルグ、リチャルド、ペレス、ディ・レスタ、バトン、スーティル、ボタス、マルドナド、ヴェルニュ、チルトン、ピックとなっている。
ロズベルグがシケインでペレスと接触した。
45周目 ウェーバーが1分34秒587のファステストを記録した。グロージャンとの差が2秒6となった。
アロンソがヒュルケンベルグにコンマ8秒差に迫っている。
リチャルドがピットに入った。
46周目 グロージャンが前のラップでデグナーでミスをし、ウェーバーとの差がコンマ8秒に縮まった。
アロンソがターン1でヒュルケンベルグをパスした。
ヒュルケンベルグの後ろにはライコネンが迫っている。
ウェーバーがグロージャンの真後ろにつけている。
47周目 ウェーバーはホームストレートでグロージャンに並んだが、ターン1でグロージャンが上手くブロックし、ポジションを守った。
ロズベルグがマッサをパスして8番手となった。
48周目 ウェーバーが再びターン1でオーバーテイクを狙うが、抜くことができない。
11番手のバトンがディ・レスタをパスし、10番手となった。
残り5周 ヴェッテルとグロージャンの差は7秒、グロージャンとウェーバーの差はコンマ4秒、ウェーバーとアロンソの差は35秒6、アロンソとヒュルケンベルグの差は1秒4、ヒュルケンベルグとライコネンの差はコンマ6秒となっている。
ウェーバーはスプーンの入口でオーバーテイクを仕掛けるが、抜くことができない。
残り4周 ロズベルグはグティエレスをパスしようとしたが、抜くことができなかった。
グロージャンの前に周回遅れのクルマがたくさんいる。
残り3周 ヒュルケンベルグに迫るライコネンだが、ストレートで速いザウバーのクルマを抜くことができない。
ウェーバーはシケインでグロージャンを抜きにかかる。
残り2周 ウェーバーはターン1でグロージャンのインに入り、ようやく彼をパスした。
ライコネンがシケインでヒュルケンベルグをパスし、5番手となった。
ロズベルグはグティエレスにオーバーテイクを仕掛けるが、グティエレスがポジションを守っている。
ファイナルラップ ヴェッテルはウェーバーにコンマ9秒の差をつけてファイナルラップに突入した。
ウェーバーの後ろにグロージャン、アロンソ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、グティエレス、ロズベルグ、バトン、マッサが続いている。ここまでがポイント圏内だ。
レース終了! ヴェッテルがトップチェッカーを受け、日本GPを制した!
ウェーバーが2位、グロージャンが3位、アロンソが4位となり、ヴェッテルの戴冠は次戦にもちこされた。
グティエレスが7位でフィニッシュし、初ポイントを獲得した。
ヴェッテルはウイニングラップで「イチバン!イチバン!」と叫んでいる。
ファイナルラップでマッサをパスしたバトンが9番手でレースを終えた。
日本GP決勝結果は、1位ヴェッテル、2位ウェーバー、3位グロージャン、4位アロンソ、5位ライコネン、6位ヒュルケンベルグ、7位グティエレス、8位ロズベルグ、9位バトン、10位マッサ、11位ディ・レスタ、12位ヴェルニュ、13位リチャルド、14位スーティル、15位ペレス、16位マルドナド、17位ボタス、18位ピック、19位チルトンとなった。
ハミルトン、ファン・デル・ガルデ、ビアンキはリタイアとなった。
ドライバーズチャンピオンシップは、5連勝を飾ったヴェッテルが297p、アロンソが207p、ライコネンが177p、ハミルトンが161p、ウェーバーが148p、ロズベルグが126pとなっている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブル445p、フェラーリ297p、メルセデス287p、ロータス264pとなっている。
次戦のインドGPは2週間後の10月27日に決勝レースを迎える。