2013年F1世界選手権第11戦ベルギーGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温19℃、路面温度25℃、湿度53%、風速1.0m、曇りのドライコンディションとなっている。
土曜日の予選ではハミルトンが4戦連続でポールポジションを獲得し、ヴェッテルがフロントローに並んだ。2列目にウェーバーとロズベルグ、3列目にディ・レスタとバトン、4列目にグロージャンとライコネン、5列目にアロンソとマッサが並んでいる。
今回使用されるタイヤは、ハードとミディアムだ。DRSゾーンは2カ所で、ホームストレートとターン4と5の間のケメルストレートに設けられた。
現地時間午後2時、22台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
ほとんどのクルマがミディアムを履いている。
ビアンキ、チルトン、リチャルド、グティエレスがハードを履いている。
スパ・フランコルシャンサーキットの全長は約7km。決勝レースは44周で争われる。
全車がグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
ハミルトンが順調に飛び出す。ヴェッテル、ロズベルグ、バトンが続く。ウェーバーが出遅れた。
ケメルストレートでヴェッテルがハミルトンをパス。トップに立った。アロンソが5番手までポジションを上げている。
ウェーバーは6番手、ディ・レスタ、ヒュルケンベルグ、グロージャン、ライコネンが続いている。
後方ではマルシアの2台がポジションを落としている。
2周目 現在の順位は、ヴェッテル、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、アロンソ、ウェーバー、ディ・レスタ、ヒュルケンベルグ、グロージャン、ライコネ ン、ペレス、マッサ、スーティル、スーティル、ファン・デル・ガルデ、マルドナド、ヴェルニュ、リチャルド、グティエレス、ボタス、ビアンキ、チルトン、 ピックとなっている。
3周目 ヴェッテルとハミルトンの差は2秒8、ハミルトンとロズベルグの差は1秒4、ロズベルグとバトンの差はコンマ9秒、バトンとアロンソの差はコンマ4秒、アロンソとウェーバーの差はコンマ7秒となっている。
ウェーバーの後ろには13番手のスーティルまでが連なっている。
4周目 ヴェッテルとハミルトンの差が3秒5に開いた。
アロンソがケメルストレートでバトンをパスした。
スタートのリプレイが流れた。ウェーバーとディ・レスタが出遅れている。
アロンソはラ・ソースでインに入り、ウェーバーを交わしている。ヴェッテルはオールージュからの加速が素晴らしい。ハミルトンを一気に抜いている。グロージャンはラ・ソースでライコネンと接触しそうになった。
5周目 ウェーバーがケメルストレートでバトンをパスした。
6周目 アロンソがロズベルグをパスして3番手となった。今回はDRSゾーンの1つであるケメルストレートでのオーバーテイクがよく見られる。7番手のディ・レスタの後ろにヒュルケンベルグ、ライコネン、グロージャン、ペレス、マッサ、スーティルが連なっている。
7周目 フォースインディアはディ・レスタに「戦略A」を指示している。ヴェッテルとハミルトンの差は4秒1、ハミルトンとアロンソの差は3秒、アロンソとロズベルグの差は1秒1、ロズベルグとウェーバーの差は1秒、ウェーバーとバトンの差は1秒1となっている。
8周目 ペレスがグロージャンを交わして10番手となった。ライコネンが最終シケインでヒュルケンベルグにオーバーテイクを仕掛けた。
9周目 ピックがピットイン。ライコネンがケメルストレートでヒュルケンベルグをパスした。ウェーバーはロズベルグにオーバーテイクを仕掛けたが、抜けなかった。レコームでグロージャンをパスしたペレスだが、グロージャンをコースから押し出した可能性があるとして審議対象となった。
10周目 ヒュルケンベルグ、マッサがピットイン。マッサはミディアム、ヒュルケンベルグはハードに交換した。8番手のライコネンがディ・レスタに迫っている。
11周目 ディ・レスタ、ヴェルニュがコースイン。ディ・レスタはハードに交換した。ピットに入ったピックはコースに戻ることができない。トラブルを抱えているようだ。
12周目 ハミルトンがピットイン。ミディアムに交換した。スーティルとマルドナドもピットに入っている。ペレスにドライブスルーペナルティが科せられた。マッサが1分54秒244のファステストを記録した。
13周目 ロズベルグがピットイン。ミディアムに交換した。
14周目 アロンソ、ウェーバーがピットイン。アロンソはミディアムに交換した。ペレスもピットに入った。ハミルトンがケメルストレートでグロージャンをパスした。
15周目 ヴェッテルがピットイン。ミディアムに交換した。ライコネンもピットに入っている。ハミルトンが1分53秒984のファステストを記録した。ハミルトンはケメルストレートでアロンソにオーバーテイクを仕掛けたが、アロンソがポジションを守った。ボタスとビアンキもピットに入っている。
16周目 ウェーバーが1分53秒458のファステストを記録した。ファン・デル・ガルデがピットに入っている。
17周目 リチャルドがピットイン。11番手を走るライコネンがペレスを狙っている。アロンソがバスストップシケインでバトンをパスした。
18周目 バトンがピットイン。ハードに交換した。ライコネンはペレスをパスして10番手となった。ペレスはディ・レスタにも抜かれ、スーティルにも狙われている。
19周目 ペレスがピットに入った。スーティルがグティエレスをパスして10番手となった。
現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ハミルトン、ロズベルグ、ウェーバー、グロージャン、バトン、マッサ、ライコネン、グティエレス、スーティル、 ディ・レスタ、ヒュルケンベルグ、ヴェルニュ、マルドナド、リチャルド、ペレス、ボタス、ファン・デル・ガルデ、ビアンキ、チルトンとなっている。ピック はリタイアとなった。
20周目 グティエレスがピットイン。これでピットに入っていないのはグロージャンだけとなった。
22周目 ヴェッテルとアロンソの差は8秒4、アロンソとハミルトンの差は3秒3、ハミルトンとロズベルグの差は5秒6、ロズベルグとウェーバーの差はコンマ9秒、ウェーバーとバトンの差は10秒8となっている。
23周目 グロージャンがピットイン。ハードに交換した。ライコネンがマッサに迫っている。
24周目 マッサに迫るライコネンだが、なかなか抜くことが出来ない。
25周目 ヴェッテルとアロンソの差は8秒8、アロンソとハミルトンの差は5秒2、ハミルトンとロズベルグの差は5秒2、ロズベルグとウェーバーの差は1秒3、ウェーバーとバトンの差は7秒4、バトンとマッサの差は7秒4となっている。
ヒュルケンベルグとヴェルニュがピットに入った。
26周目 ロズベルグがピットイン。ライコネンはバスストップシケインでマッサにオーバーテイクを仕掛けたが、コースオフを喫した。彼はピットに入り、ガレージにクルマを入れた。右フロントタイヤからスモークが上がっている。
27周目 ハミルトンがピットイン。ハードに交換した。マッサ、スーティルもピットに入っている。
28周目 マルドナドとディ・レスタが最終シケインで接触した。マルドナドはピットに入り、フロントノーズを交換した。
29周目 アロンソがピットに入った。ディ・レスタはレースを終えた。グティエレスとボタスもピットに入った。クルマを降りたディ・レスタがピットに向かって歩いている。
30周目 ウェーバーがピットイン。マルドナドとディ・レスタの接触シーンがリプレイで流れた。最終シケインでマルドナドとスーティルが接触し、コースサイドに押し出されたマルドナドがディ・レスタに接触した。
31周目 ヴェッテルがピットイン。スーティル、マルドナド、ディ・レスタの接触事故が審議対象となった。ファン・デル・ガルデ、チルトンもピットに入った。アロンソが1分51秒417のファステストを記録している。
32周目 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、バトン、ハミルトン、ロズベルグ、ウェーバー、グロージャン、マッサ、リチャルド、ペレス、スーティル、 ヒュルケンベルグ、ヴェルニュ、グティエレス、ボタス、マルドナド、ファン・デル・ガルデ、ビアンキ、チルトンとなっている。
バトンの左フロントタイヤがかなり摩耗している。彼はハードタイヤを履いており、まだ2回目のピットストップを行っていない。チームは彼に「プランB」を指示している。
33周目 ヴェッテルが1分50秒885のファステストを記録した。アロンソとの差は7秒7となっている。アロンソとバトンの差は7秒9、バトンとハミルトンの差は2秒6、ハミルトンとロズベルグの差は3秒3、ロズベルグとウェーバーの差は1秒9となっている。
ウェーバーの13秒後方にグロージャンがいる。彼は23周目にミディアムからハードに交換しており、タイヤが保てば1ストップ戦略で走りきる可能性もある。
雨雲レーダーによると、今後30分は雨が降らないという。
34周目 リチャルド、チルトンがピットイン。チルトンはブルーフラッグ無視によりドライブスルーペナルティを科せられた。
35周目 バトンがピットイン。ハードに交換した。
36周目 スーティルがペレスを交わして10番手となった。5番手のウェーバーがロズベルグを狙っている。
37周目 マルドナドに10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられた。バトンが1分50秒823のファステストを記録している。
38周目 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ハミルトン、ロズベルグ、ウェーバー、バトン、グロージャン、マッサ、スーティル、ペレス、ヴェルニュ、 リチャルド、ヒュルケンベルグ、グティエレス、ボタス、マルドナド、ファン・デル・ガルデ、ビアンキ、チルトンとなっている。
39周目 ヴェッテルとアロンソの差は12秒2、アロンソとハミルトンの差は12秒4、ハミルトンとロズベルグの差は2秒4、ロズベルグとウェーバーの差は1秒4、ウェーバーとバトンの差は10秒3となっている。
40周目 マルドナドがピットに入り、ストップ&ゴーペナルティを行った。8番手のマッサがグロージャンに迫っている。グティエレスにドライブスルーペナルティが科せられた。トラックを離れてアドバンテージを得たことが理由だ。
マッサがグロージャンをパスし、7番手となった。
残り4周 ヴェッテルが1分50秒756のファステストを記録した。アロンソとの差は14秒8に開いた。
残り3周 リチャルドがペレスをパスして10番手となった。グティエレスがピットに入った。
残り2周 1ストップ戦略のグロージャンはこのままレースを走りきれそうだ。ヴェッテルとアロンソの差は16秒9に開いている。
ファイナルラップ ヴェッテルはアロンソに17秒1の差をつけてファイナルラップに入った。
アロンソ、ハミルトン、ロズベルグ、ウェーバー、バトン、マッサ、グロージャン、スーティル、リチャルドがポイント圏内にいる。
レース終了! ヴェッテルがトップチェッカーを受け、ベルギーGPを制した。アロンソ、ハミルトンが表彰台を獲得している。
ベルギーGP決勝結果は、1位ヴェッテル、2位アロンソ、3位ハミルトン、4位ロズベルグ、5位ウェーバー、6位バトン、7位マッサ、8位グロージャン、 9位スーティル、10位リチャルド、11位ペレス、12位ヴェルニュ、13位ヒュルケンベルグ、14位グティエレス、15位ボタス、16位ファン・デル・ ガルデ、17位マルドナド、18位ビアンキ、19位チルトンとなり、ディ・レスタ、ライコネン、ピックはリタイアとなった。
ドライバーズチャンピオンシップは、ヴェッテル197p、アロンソ151p、ハミルトン139p、ライコネン134p、ウェーバー115p、ロズベルグ96pとなっている。
ブレーキトラブルを思われるリタイアにより、ライコネンの連続ポイント獲得記録は27でストップした。ドライバーズチャンピオンシップでもアロンソとハミルトンに抜かれて4位に後退した。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブル312p、メルセデス235p、フェラーリ218p、ロータス187p、マクラーレン65p、フォースインディア61pとなっている。
マクラーレンがフォースインディアを抜いて5位に浮上した。
次戦のイタリアGPは、2週間後の9月8日に決勝レースを迎える。