2012年F1世界選手権第19戦アメリカGPは公式予選Q3へ進んだ。セッション開始直前のコンディションは、気温21℃、路面温度31℃、晴れのドライコンディションとなっている。
どのドライバーもタイヤを温めるのに苦戦しており、早めにコースに出て周回を重ね、終盤でタイムを記録するパターンになっている。
セッション開始 シューマッハ、マッサ、アロンソ、マルドナドがコースイン。
開始1分 グロージャン、ハミルトンがコースイン。
開始2分 ヴェッテル、ライコネン、ウェーバーがコースイン。どのクルマもミディアムを履いている。
開始3分 ヒュルケンベルグがコースイン。全車がコースに出た。まず、シューマッハが1分51秒627を記録した。
開始4分 アロンソが1分42秒411、マッサが1分43秒786を記録した。グロージャンが1分37秒227でトップに立ち、ハミルトンが1分42秒121で2番手、マルドナドが1分42秒204で3番手となった。
開始5分 ライコネンが1分42秒178で5番手となった。
残り3分 ハミルトンが1分36秒209でトップに立ち、ウェーバーが1分36秒845で2番手となった。ヒュルケンベルグが1分41秒804で6番手となった。
残り2分 ヴェッテルが1分35秒877でトップに立った。グロージャンが1分37秒019で4番手、ライコネンが1分37秒040で5番手となった。
残り1分 現在の順位は、ヴェッテル、ハミルトン、ウェーバー、グロージャン、ライコネン、シューマッハ、アロンソ、ヒュルケンベルグ、マルドナド、マッサとなっている。
残り45秒 ハミルトンがセクター2を最速タイムで通過した。
残り20秒 ヒュルケンベルグが1分37秒141で6番手となった。
残り5秒 ハミルトンは1分35秒928でヴェッテルに届かなかった。
セッション終了 8番手となったアロンソが苦しい状況だ。彼は7番手にポジションを上げるのが精一杯だった。
ライコネンが1分36秒708、グロージャンが1分36秒587、ウェーバーが1分36秒174を記録し、ハミルトンは1分35秒766で2番手、ヴェッテルが1分35秒657でポールポジションを獲得した。
マッサが1分36秒937で7番手となり、アロンソは9番手で予選を終えた。
アメリカGP予選結果
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time Laps
1. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull 01:35.657 20
2. ルイス・ハミルトン McLaren 01:35.766 20
3. マーク・ウェーバー Red Bull 01:36.174 20
4. ロマン・グロージャン Lotus 01:36.587 28
5. キミ・ライコネン Lotus 01:36.708 26
6. ミハエル・シューマッハ Mercedes 01:36.794 22
7. フェリペ・マッサ Ferrari 01:36.937 24
8. ニコ・ヒュルケンベルグ Force India 01:37.141 20
9. フェルナンド・アロンソ Ferrari 01:37.300 24
10. パストル・マルドナド Williams 01:37.842 26
11. ブルーノ・セナ Williams 01:37.604 20
12. ジェンソン・バトン McLaren 01:37.616 12
13. ポール・ディ・レスタ Force India 01:37.665 15
14. ジャン・エリック・ヴェルニュ Toro Rosso 01:37.879 17
15. セルジオ・ペレス Sauber 01:38.206 16
16. 小林可夢偉 Sauber 01:38.437 15
17. ニコ・ロズベルグ Mercedes 01:38.501 16
18. ダニエル・リチャルド Toro Rosso 01:39.114 9
19. ティモ・グロック Marussia 01:40.056 12
20. チャールズ・ピック Marussia 01:40.664 11
21. ヴィタリー・ペトロフ Caterham 01:40.809 7
22. ヘイッキ・コヴァライネン Caterham 01:41.166 7
23. ペドロ・デ・ラ・ロサ HRT 01:42.011 12
24. ナレイン・カーティケヤン HRT 01:42.740 10
グロージャンは5グリッド降格のペナルティを科せられているため9位からのスタートとなる。
そのため、1列目がヴェッテルとハミルトン、2列目がウェーバーとライコネン、3列目がシューマッハとマッサ、4列目がヒュルケンベルグとアロンソ、5列目がグロージャンとマルドナドとなった。
ヴェッテルがアメリカGPでタイトルを獲得する条件は以下の通りとなる。
ヴェッテル優勝、アロンソ5位以下
ヴェッテル2位、アロンソ9位以下
ヴェッテル3位、アロンソノーポイント
決勝レースでヴェッテルがポールポジションからリードを奪って逃げてしまうと、アロンソは少なくとも4位までポジションを上げなければならない。
決勝レースでは1ストップが予想されているため、ピットストップ戦略で抜くのは難しそうだ。また、偶数列のスターティンググリッドは不利だと言われているため、アロンソは非常に厳しい状況に置かれている。
ヴェッテルが3連覇を達成するか。それともアロンソがタイトル争いを最終戦に持ち込むか。
注目の決勝レースは、日本時間19日午前4時からフォーメーションラップがスタートする。