2012年F1世界選手権第17戦インドGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温29℃、路面温度36℃、湿度24%、風速2.7m、晴れのドライコンディションとなっている。
土曜日の予選ではヴェッテルがポールポジションを獲得し、ウェーバーが2位でレッドブルがフロントローを独占した。
2列目にハミルトンとバトン、3列目にアロンソとマッサ、4列目にライコネンとペレス、5列目にマルドナドとロズベルグが並んだ。
現地時間午後3時、24台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
今回はソフトタイヤとハードタイヤが使用される。ほとんどのクルマがソフトを履いているが、シューマッハ、小林、リチャルドがハードを履いている。
24台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
ヴェッテルが、順調にスタート。ウェーバー、ハミルトンが続いている。アロンソがストレートでマクラーレンの2台を抜きにかかる。
ターン4で抜き返されるが、その先でハミルトンを抜いて4番手となった。バトンが3番手に順位を上げている。
シューマッハがタイヤをパンクさせた。
2周目 現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、バトン、アロンソ、ハミルトン、マッサ、ライコネン、ペレス、ヒュルケンベルグ、ロズベルグ、マルドナ ド、グロージャン、セナ、ディ・レスタ、リチャルド、小林、デ・ラ・ロサ、コヴァライネン、ピック、ペトロフ、カーティケヤンとなっている。
ヴェルニュとシューマッハがピットに入った。シューマッハはソフトに交換した。
3周目 ヴェッテルが1分32秒624のファステストを記録した。ウェーバーとの差は1秒6だ。
4周目 バックストレートでアロンソがバトンをパスし、3番手となった。
5周目 スタートのリプレイが流れた。ハミルトンがスタート直後にバトンに抜かれている。
6周目 ターン4でハミルトンがバトンをパスした。
7周目 ヴェッテルとウェーバーの差は2秒3、ウェーバーとアロンソの差は3秒8、アロンソとハミルトンの差は2秒6、ハミルトンとバトンの差はコンマ8秒、バトンとマッサの差はコンマ5秒、マッサとライコネンの差はコンマ5秒となっている。
9周目 トップのヴェッテルが最後尾のシューマッハに追いつきそうだ。
11周目 ヴェッテルとウェーバーの差は3秒、ウェーバーとアロンソの差は4秒3、アロンソとハミルトンの差は3秒6となっている。
12周目 ヴェッテルが1分31秒695のファステストを記録した。9番手のヒュルケンベルグがペレスに迫っている。
14周目 ウェーバーが1分31秒546のファステストを記録した。バックストレートでヒュルケンベルグがペレスをパスし、8番手となった。
15周目 ペレスがピットイン。ウェーバーが1分31秒515のファステストを記録した。ヴェッテルとの差は3秒6だ。
16周目 ヴェッテルが1分31秒383のファステストを記録した。グロージャンがバックストレートでマルドナドをパスし、10番手となった。マルドナドはセナにも抜かれ、12番手に後退した。
18周目 バトンの左フロントタイヤにフラットスポットができている。
19周目 ヴェッテルとウェーバーの差が4秒4、ウェーバーとアロンソの差が4秒4、アロンソとハミルトンの差が8秒1、ハミルトンとバトンの差が2秒5、バトンとマッサの差が1秒3、マッサとライコネンの差が1秒1となっている。
20周目 ペレスの左リアタイヤがパンクした。ターン1でリチャルドをパスした時に接触したようだ。
21周目 ペレスがピットイン。ソフトからハードに交換した。
22周目 ライコネンがマッサにコンマ9秒差に迫っている。ペレスがピットに入り、ガレージにクルマを入れた。
23周目 ヴェッテルが1分30秒637のファステストを記録した。ウェーバーとの差は7秒1に開いた。10番手のグロージャンがロズベルグの真後ろについた。バックストレートでグロージャンがロズベルグをパスし、9番手となった。ロズベルグの後ろにはセナとマルドナドが迫っている。
25周目 ターン4でセナがロズベルグにオーバーテイクを仕掛けたが、ロズベルグがポジションを守った。
26周目 バトンがピットイン。ハードに交換した。バトンは9番手でコースに戻った。
27周目 ヴェッテルが1分30秒466のファステストを記録した。ウェーバーとの差は10秒1に開いた。セナがピットに入った。
28周目 ライコネン、カーティケヤンがピットイン。ライコネンはソフトからハードに交換した。ロズベルグ、マルドナドもピットに入った。リチャルドもピットに入っている。ロズベルグとセナもハードに交換している。
29周目 マッサ、ヒュルケンベルグがピットイン。マッサはハードに交換した。ピットから出たマッサはライコネンに抜かれたが、バックストレートでマッサがポジションを奪い返した。
ディ・レスタ、ピックもピットに入った。
30周目 アロンソがピットイン。ハードに交換した。
31周目 ウェーバーがピットイン。マルドナドがコースオフを喫したが、無事にコースに戻った。マルドナドは17番手までポジションを落とした。
32周目 マルドナドがピットイン。マルドナドはターン5で小林と接触したようだ。アロンソがウェーバーの真後ろに迫っている。アロンソはまだピットに入っていない。
33周目 ハミルトン、ペトロフ、グロックがピットイン。ハミルトンはハードに交換した。
34周目 ヴェッテルがピットイン。ハードに交換した。マルドナドと小林の接触が審議対象になった。デ・ラ・ロサもピットに入った。
ハミルトンのピットインがリプレイで流れ、ステアリングを交換したシーンが映された。
ほとんどのクルマがピットストップを終えたが、グロージャンと小林がまだピットに入っていない。
ここでヴェルニュが2回目のピットストップを行った。
35周目 シューマッハがピットイン。
36周目 ウェーバーが1分30秒417のファステストを記録した。
現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、アロンソ、ハミルトン、グロージャン、バトン、マッサ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、ロズベルグ、小林、セナ、 ディ・レスタ、リチャルド、コヴァライネン、ペトロフ、ヴェルニュ、ピック、マルドナド、グロック、シューマッハ、デ・ラ・ロサ、カーティケヤンとなって いる。
37周目 グロージャンがピットイン。ハードからソフトに交換した。小林もピットに入った。シューマッハが青旗無視で審議対象となった。
38周目 ヴェッテルとウェーバーの差は12秒4、ウェーバーとアロンソの差はコンマ9秒、アロンソとハミルトンの差は7秒6、ハミルトンとバトンの差は9秒6、バトンとマッサの差は5秒8、マッサとライコネンの差はコンマ7秒となっている。
39周目 ハミルトンが1分29秒639のファステストを記録した。
42周目 ヴェッテルとウェーバーの差は11秒、ウェーバーとアロンソの差は2秒、アロンソとハミルトンの差は6秒2、ハミルトンとバトンの差は10秒6、バトンとマッサの差は6秒9、マッサとライコネンの差はコンマ8秒となっている。
44周目 ヴェッテルとウェーバーの差が10秒4に縮まった。
45周目 デ・ラ・ロサがコースオフを喫してクルマを止めた。
デ・ラ・ロサはターン4のブレーキングでスピンを喫している。彼はブレーキが壊れたと無線で伝えている。
46周目 ターン4でイエローフラッグが振られている。シューマッハの青旗無視の件は、レース後に審議されることになった。
47周目 ハミルトンが1分29秒631のファステストを記録した。アロンソがウェーバーとの差を徐々に詰めており、1秒差になった。
48周目 ハミルトンが1分29秒571のファステストを記録した。ウェーバーとアロンソの差はコンマ9秒になり、アロンソがターン4でウェーバーをパスした。
49周目 バトンが1分29秒381のファステストを記録した。ウェーバーはKERSにトラブルを抱えているようだ。
現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、ハミルトン、バトン、マッサ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、グロージャン、ロズベルグ、セナ、ディ・ レスタ、リチャルド、小林、ペトロフ、ヴェルニュ、マルドナド、コヴァライネン、ピック、シューマッハ、グロック、カーティケヤンとなっている。
50周目 アロンソが1分29秒236のファステストを記録した。ヴェッテルとの差は11秒3だ。
51周目 アロンソとウェーバーの差は1秒2、ウェーバーとハミルトンの差は3秒、ハミルトンとバトンの差は12秒3、バトンとマッサの差は13秒5、マッサとライコネンの差はコンマ6秒となっている。
52周目 ハミルトンが1分29秒198のファステストを記録した。ハミルトンがウェーバーとの差を徐々に詰めている。
53周目 バトンが1分28秒889のファステストを記録した。ヴェッテルとアロンソの差が10秒2に縮まった。
54周目 バトンが1分28秒810のファステストを記録した。ヴェッテルのクルマから火花が散っている。
55周目 ヴェッテルとアロンソの差が9秒5に縮まった。フェラーリはアロンソにプッシュし続けろと指示している。
残り5周 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、ハミルトン、バトン、マッサ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、グロージャン、セナ、ロズベル グ、ディ・レスタ、リチャルド、小林、ヴェルニュ、マルドナド、ペトロフ、シューマッハ、コヴァライネン、ピック、グロック、カーティケヤンとなってい る。
残り4周 アロンソがわずかにコースオフを喫したが、無事にコースに戻っている。
ここでシューマッハがピットに入った。
残り3周 ウェーバーとハミルトンの差が1秒2に縮まった。シューマッハがクルマを降りてリタイアとなった。
残り2周 ヴェッテルとアロンソの差は10秒2となっている。ウェーバーとハミルトンの差は1秒となった。ハミルトンはターン3でわずかにコースオフを喫し、少し差が広がった。
ファイナルラップ ヴェッテルがアロンソに9秒5の差をつけてファイナルラップに突入した。
ウェーバーとハミルトンの差は1秒1となり、ハミルトンはバックストレートでDRSゾーンに入ったが、ウェーバーをパスすることができなかった。
レース終了! ヴェッテルがトップチェッカーを受け、4連勝を飾った。
アロンソが2位、ウェーバーが3位、ハミルトンが4位に入り、5位のバトンはファイナルラップで1分28秒203のファステストラップを記録した。チェッカーを受けた後、マッサは燃料切れでクルマを止めた。
インドGP決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull 1:31:10.744
2. フェルナンド・アロンソ Ferrari +9.437
3. マーク・ウェーバー Red Bull +13.217
4. ルイス・ハミルトン McLaren +13.909
5. ジェンソン・バトン McLaren +26.266
6. フェリペ・マッサ Ferrari +44.647
7. キミ・ライコネン Lotus +45.227
8. ニコ・ヒュルケンベルグ Force India +54.998
9. ロマン・グロージャン Lotus +56.103
10. ブルーノ・セナ Williams +1:14.975
11. ニコ・ロズベルグ Mercedes +1:21.694
12. ポール・ディ・レスタ Force India +1:22.815
13. ダニエル・リチャルド Toro Rosso +1:26.064
14. 小林可夢偉 Sauber +1:26.495
15. ジャン・エリック・ヴェルニュ Toro Rosso +1 Lap
16. パストル・マルドナド Williams +1 Lap
17. ヴィタリー・ペトロフ Caterham +1 Lap
18. ヘイッキ・コヴァライネン Caterham +1 Lap
19. チャールズ・ピック Marussia +1 Lap
20. ティモ・グロック Marussia +2 Laps
21. ナレイン・カーティケヤン HRT +2 Laps
Did not finish
22. ミハエル・シューマッハ Mercedes +5 Laps
23. ペドロ・デ・ラ・ロサ HRT +18 Laps
24. セルジオ・ペレス Sauber +40 Laps
ドライバーズチャンピオンシップは、ヴェッテルが240p、アロンソが227p、ライコネンが173p、ウェーバーが167p、ハミルトンが165p、バトンが141pとなっている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブルが407p、フェラーリが316p、マクラーレンが306p、ロータスが263p、メルセデスが136pとなっている。
次戦のアブダビGPは、1週間後の11月4日に決勝レースが行われる。