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September 2, 2012 space
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F1ベルギーGP バトン混戦を制してポールトゥウィン、可夢偉は13位!

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2012年F1世界選手権第12戦ベルギーGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温20℃、路面温度34℃、湿度39%、風速1.6m、晴れのドライコンディションとなっている。
 

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 土曜日の予選では、ジェンソン・バトンがポールポジションを獲得し、小林可夢偉が2位でフロントローに並んだ。予選3位のパストル・マルドナドは、ニコ・ヒュルケンベルグの走行を妨害したとして3グリッド降格のペナルティを科せられ、6番グリッドからのスタートとなった。また、予選7位のマーク・ウェーバーはギアボックス交換による5グリッド降格のため12番グリッドからのスタートなる。
 
 これにより2列目にはキミ・ライコネンとセルジオ・ペレスが並び、3列目にフェルナンド・アロンソとマルドナド、4列目にルイス・ハミルトンとロマン・グロージャン、5列目にポール・ディ・レスタとセバスチャン・ヴェッテルが並んだ。
 
現地時間午後2時、24台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
 
今回使用されるタイヤは、ハードとミディアムだ。ほとんどのクルマがミディアムを履いているが、ロズベルグとヒュルケンベルグはハードを履いている。
 
シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
 
ターン1でアロンソとハミルトン、グロージャンがクラッシュ!セーフティーカーが入ることになった。グロージャンのクルマが飛び上がるほどの大きなクラッシュだったが、3人のドライバーにけがはないようだ。レースはバトンが先導、ライコネン、ヒュルケンベルグ、ディ・レスタ、シューマッハ、リチャルド、ヴェルニュ、ウェーバー、セナ、コヴァライネンが続いている。
 
ペレスもクルマを止めている。これで4人がリタイアとなった。2周目 デ・ラ・ロサ、小林、マルドナドがピットイン。デ・ラ・ロサはフロントウイングを交換している。ハミルトンは自分のクルマの壊れたパーツを持ってピットに帰って来た。
 
スタートのリプレイが流れた。まず、マルドナドがジャンプスタートしている。ターン1手前でグロージャンがインサイドに入ろうとし、ハミルトンに幅寄せする形となった。ハミルトンとグロージャンが接触し、グロージャンがアウトサイドに吹っ飛ばされる。グロージャンはペレスのクルマに乗り上げ、アロンソを巻き込んで3人ともクラッシュした。
 
アロンソのオンボード映像では、右側からグロージャンのクルマが飛んで来て、頭上をかすめている。
 
4周目 現在もSCが先導している。現在の順位は、バトン、ライコネン、ヒュルケンベルグ、ディ・レスタ、シューマッハ、リチャルド、ヴェルニュ、セナ、ウェーバー、コヴァライネン、マッサ、ヴェッテル、ロズベルグ、カーティケヤン、ペトロフ、グロック、マルドナド、ピック、デ・ラ・ロサ、小林となっている。
 
このラップでSCが戻ることになった。5周目 SCが戻りレースが再開された。
 
バトンがリードを広げる。ライコネン、ヒュルケンベルグ、ディ・レスタが続き、ヴェッテルがオールージュでマッサにオーバーテイクを仕掛けた。ヒュルケンベルグがライコネンをパスし、2番手となった。

マルドナドがフロントウイングを壊し、リタイアとなった。

6周目 10番手を走行していたコヴァライネンがマッサ、ヴェッテル、ロズベルグにパスされて13番手となった。シューマッハがディ・レスタをパスし、4番手となった。

7周目 バトンとヒュルケンベルグの差は3秒6、ヒュルケンベルグとライコネンの差は1秒3、ライコネンとシューマッハの差は1秒、シューマッハとディ・レスタの差はコンマ9秒、ディ・レスタとリチャルドの差はコンマ7秒となっている。小林は14番手までポジションを上げている。

8周目 小林がピットイン。ヴェッテルがマッサをパスして10番手となった。9番手のウェーバーは、前を走るセナを狙っている。そのウェーバーの後ろからヴェッテルもオーバーテイクを狙っている。

9周目 現在の順位は、バトン、ヒュルケンベルグ、ライコネン、シューマッハ、ディ・レスタ、リチャルド、ヴェルニュ、セナ、ウェーバー、ヴェッテル、マッサ、ロズベルグ、ペトロフ、カーティケヤン、コヴァライネン、デ・ラ・ロサ、ピック、グロック、小林となっている。ヴェッテルがバスストップシケインでウェーバーをパスし、9番手となった。

10周目 リチャルドがディ・レスタをパスして5番手となった。ディ・レスタはペースが上がらない。バトンとヒュルケンベルグの差は5秒6、ヒュルケンベルグとライコネンの差は1秒1、ライコネンとシューマッハの差は1秒2、シューマッハとリチャルドの差は3秒2となっている。

11周目 ディ・レスタがピットイン。ミディアムからハードに交換した。シューマッハがライコネンをパスして3番手となった。

12周目 ライコネン、ウェーバーがピットイン。グロックもピットに入った。ライコネンとウェーバーはミディアムからハードに交換している。

13周目 リチャルド、マッサ、ペトロフがピットイン。マッサはハードに交換した。7番手のヴェッテルはセナをパスしようと狙っている。

14周目 ヒュルケンベルグがピットイン。ライコネンが1分55秒872のファステストを記録した。前のラップでヴェッテルがセナをパスし、5番手となった。

15周目 コヴァライネン、カーティケヤンがピットイン。ライコネンがロズベルグをパスして6番手となった。

16周目 ヴェルニュがピットイン。ウェーバーが1分55秒797のファステストを記録した。デ・ラ・ロサもピットに入っている。コヴァライネンのピットストップのリプレイ映像が流れた。コヴァライネンがピットから出ようとした際にピットに入って来たカーティケヤンと接触してしまった。

17周目 セナがピットイン。ハードに交換した。ハードタイヤでレースをスタートさせたロズベルグは、ペースが上がらずポジションを落としている。彼は現在8番手を走行中だ。

18周目 現在の順位は、バトン、シューマッハ、ヴェッテル、ライコネン、ヒュルケンベルグ、リチャルド、ロズベルグ、マッサ、ディ・レスタ、ヴェルニュ、セナ、小林、ピック、ペトロフ、グロック、カーティケヤン、デ・ラ・ロサ、コヴァライネンとなっている。まだピットに入っていないのは、バトン、シューマッハ、ヴェッテル、ロズベルグ、ピックの5人だ。

19周目 バトンとシューマッハの差は14秒7、シューマッハとヴェッテルの差は1秒5、ヴェッテルとライコネンの差は5秒9、ライコネンとヒュルケンベルグの差は3秒2、ヒュルケンベルグとウェーバーの差は3秒9となっている。ここでピックがピットに入った。

20周目 シューマッハがピットイン。ハードに交換した。ウェーバーが1分55秒671のファステストを記録している。9番手を走行しているロズベルグの後ろに、ディ・レスタ、ヴェルニュ、セナが続いている。ロズベルグはペースが上がらない。

21周目 バトンがピットイン。ミディアムからハードに交換した。ロズベルグもピットに入った。ヴェルニュがディ・レスタをパスして9番手となった。ディ・レスタの後ろにセナが迫っている。

22周目 ヴェッテルがピットイン。ハードに交換した。マッサが1分55秒435のファステストを記録している。

23周目 現在の順位は、バトン、ライコネン、ヒュルケンベルグ、ウェーバー、マッサ、ヴェッテル、リチャルド、シューマッハ、ヴェルニュ、ディ・レスタ、セナ、小林、ロズベルグ、ペトロフ、グロック、カーティケヤン、デ・ラ・ロサ、ピック、コヴァライネンとなっている。バトンが1分54秒917のファステストを記録し、ライコネンとの差は8秒5となっている。

ロズベルグがバトンのファステストを塗り替え、1分54秒660を記録した。

24周目 前のラップでヴェッテルがマッサをパスして5番手となった。ヒュルケンベルグのクルーが「クルマは大丈夫だ」と伝えている。

25周目 ヴェッテルが1分54秒357のファステストを記録した。小林がピットに入った。再びハードに交換している。

26周目 バトンとライコネンの差は10秒4、ライコネンとヒュルケンベルグの差は3秒7、ヒュルケンベルグとウェーバーの差は1秒5、ウェーバーとヴェッテルの差は2秒7となっている。ウェーバーのクルーは、ライコネンとヒュルケンベルグのタイム差とライコネンがもう一度ピットに入ることを伝えている。ここでグロックがピットに入った。

27周目 ディ・レスタがピットイン。ハードタイヤに交換した。ペトロフもピットに入っている。

28周目 ヒュルケンベルグ、ウェーバー、マッサがピットイン。いずれもハードに交換している。デ・ラ・ロサとコヴァライネンがピットに入った。

29周目 ライコネン、リチャルドがピットイン。ライコネンは再びハードに交換した。マッサはセナをパスして8番手となった。

30周目 ヴェルニュがピットイン。ウェーバーが1分54秒220のファステストを記録した。先ほどピットに入ったウェーバーだが、ピットに入って来たマッサに接触しそうになった件が審議対象となった。

31周目 現在の順位は、バトン、ヴェッテル、シューマッハ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、ウェーバー、マッサ、セナ、ロズベルグ、リチャルド、ヴェルニュ、ディ・レスタ、小林、ペトロフ、ピック、グロック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、コヴァライネンとなっている。

32周目 カーティケヤンがクラッシュしてリタイアとなった。前のラップでライコネンがシューマッハをパスして3番手となったが、ケメルストレートでDRSを使ったシューマッハが再びポジションを奪い返した。

34周目 シューマッハの後ろにつけたライコネンが、オールージュの手前で彼をパスし、再び3番手となった。シューマッハの後ろにはヒュルケンベルグとウェーバーが迫っている。

35周目 今度はヒュルケンベルグがシューマッハをパスしたが、シューマッハはDRSを使ってヒュルケンベルグを抜き返した。トップをリードするバトンと2番手のヴェッテル、シューマッハ、セナ、ロズベルグ、ピックはまだ1回しかピットに入っていない。

36周目 シューマッハがピットイン。ミディアムに交換した。マッサがウェーバーをパスし、5番手となった。9番手を走行していたロズベルグは、ヴェルニュとリチャルドにパスされて11番手となった。

37周目 ロズベルグがピットイン。バトンとヴェッテルの差は14秒3、ヴェッテルとライコネンの差は13秒8、ライコネンとヒュルケンベルグの差は5秒3、ヒュルケンベルグとマッサの差は1秒4、マッサとウェーバーの差はコンマ8秒となっている。

39周目 現在の順位は、バトン、ヴェッテル、ライコネン、ヒュルケンベルグ、マッサ、ウェーバー、シューマッハ、セナ、ヴェルニュ、リチャルド、ディ・レスタ、ロズベルグ、小林、ペトロフ、ピック、グロック、デ・ラ・ロサ、コヴァライネンとなっている。ロズベルグが1分53秒103のファステストを記録している。ヴェルニュがセナをパスして8番手となった。

40周目 セナがピットイン。ハードに交換した。

残り3周 バトンとヴェッテルの差は14秒3、ヴェッテルとライコネンの差は13秒1、ライコネンとヒュルケンベルグの差は3秒、ヒュルケンベルグとマッサの差は2秒5、マッサとウェーバーの差は1秒、ウェーバーとシューマッハの差は18秒4となっている。

残り2周 バトンはヴェッテルとの差を14秒に留めている。

ファイナルラップ バトンはヴェッテルに14秒5の差をつけてファイナルラップに突入した。ヴェッテル、ライコネン、ヒュルケンベルグ、マッサが続いている。セナが1分52秒822のファステストを記録している。
 
レース終了! バトンがトップチェッカーを受け、開幕戦以来の優勝を飾った。
 2位に1ストップ戦略で追い上げたヴェッテルが入り、ライコネンが3位表彰台を獲得した。
 
ベルギーGP決勝は、1位バトン、2位ヴェッテル、3位ライコネン、4位ヒュルケンベルグ、5位マッサ、6位ウェーバー、7位シューマッハ、8位ヴェルニュ、9位リチャルド、10位ディ・レスタ、11位ロズベルグ、12位セナ、13位小林、14位ペトロフ、15位グロック、16位ピック、17位コヴァライネン、18位デ・ラ・ロサとなり、カーティケヤン、マルドナド、ペレス、アロンソ、ハミルトン、グロージャンはリタイアとなった。
 
 ザウバー 絶好のチャンスが事故で台無しに
 
 ベルギーGP決勝を2位と4位からスタートさせ、表彰台争いが期待されたザウバーの小林可夢偉とセルジオ・ペレスだが、1周目で起きた事故に巻き込まれ、ペレスはリタイア、小林はクルマにダメージを負って13位に終わった。
 

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小林可夢偉(決勝13位)
「予選はとても上手くいったのに、本当にひどいレース結果だよ。スタート後、クルマが僕の前に飛んで来た時にはどうすることもできなかった。修理するためにピットに入る必要があり、その7周後にスローパンクチャーのせいでもう一度ピットに入らなければならなかったんだ。レース中はクルマのダメージがどれくらいひどいのかわからなかったけれど、コックピットにタイヤの跡が見えたよ。パルクフェルメに入った時に何でこんなに遅かったのかわかった。サイドポッドや他のボディワークが壊れていたんだ。スタート前、煙のせいで僕のクルマは注目を集めたよ。ブレーキが熱くなりすぎたけれど、レースを完走することができた。スタートでホイールスピンした理由がわからないから、これから調べるよ」

セルジオ・ペレス(決勝リタイア)
「とても残念だし、チームにとってもがっかりする結果だったよ。今日は優勝争いをするチャンスがあったのにね。まず、パストル・マルドナドがジャンプスタートを切ったんだ。そして、僕はフェルナンド・アロンソの内側にいた。ターン1に入ろうとし、ブレーキを踏んだら突然クルマが後ろから飛んで来て僕にぶつかった。大混乱だったよ。モンツァでのレースに期待したいね」
 

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