土曜日の予選は大雨でセッションが1時間半も中断し、ウェットコンディションの下でアロンソが今季初ポールポジションを獲得した。2位のウェーバーがフロントローに並び、2列目にシューマッハとヴェッテル、3列目にマッサとライコネン、4列目にマルドナドとハミルトン、5列目にグロージャンとディ・レスタが並んでいる。
ヒュルケンベルグはギアボックス交換、小林はヨーロッパGPでの事故により5グリッド降格のペナルティを科せられ、ヒュルケンベルグは14位、小林は17位からレースをスタートさせる。予選18位のペトロフはピットレーンスタートを選択した。
現地時間午後1時、23台のクルマがフォーメーションラップへ向かった。ケータハムのツイッターによると、ペトロフはエンジントラブルを抱えており、レースに出走できないようだ。
23台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
アロンソが順調に飛び出す。ウェーバー、シューマッハ、マッサ、ヴェッテル、ライコネンが続いている。ディ・レスタがコースオフを喫し、最後尾までポジションを落としている。ライコネンはマッサと接触したようで、7番手にポジションを落とした。バトンは12番手までポジションを上げている。
2周目 現在の順位は、アロンソ、ウェーバー、シューマッハ、マッサ、ヴェッテルマルドナド、ライコネン、ハミルトン、セナ、ペレス、ヒュルケンベルグ、グロージャン、バトン、小林、ロズベルグ、ヴェルニュ、リチャルド、グロック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、コヴァライネン、ピックとなっている。ディ・レスタはピットに入った。
3周目 グロージャンがピットイン。ヴェッテルが1分40秒820のファステストを記録した。マッサがシューマッハにオーバーテイクを仕掛けたが、シューマッハがポジションを守った。ヴェッテルはハンガーストレートでマッサを抜きにかかったが、マッサも譲らない。
4周目 ディ・レスタが再びピットに入った。スタートのリプレイが流れた。ライコネンが出遅れたが2つ目のコーナーで内側に入り、好スタートを切ったハミルトンからポジションを守った。ディ・レスタはクルマを降り、リタイアとなった。
5周目 グロージャンが1分39秒216のファステストを記録した。
6周目 アロンソとウェーバーの差は1秒3、ウェーバーとシューマッハの差は1秒7、シューマッハとマッサの差はコンマ5秒、マッサとヴェッテルの差はコンマ9秒となっている。上位陣のタイヤは、アロンソ、ハミルトンがハード、ウェーバー、ヴェッテル、マッサ、シューマッハ、ライコネンがソフトを履いている。
8周目 シューマッハのペースが上がらない。コンマ4秒差にマッサが迫っており、ヴェッテル、ライコネン、マルドナドが続いている。
9周目 アロンソとウェーバーの差は2秒6に開いた。ウェーバーとシューマッハの差は3秒4となっており、シューマッハの後ろにマッサ、ヴェッテル、ライコネン、マルドナド、ハミルトン、ペレスが1秒以内の間隔で連なっている。ペレスの後ろにセナ、ヒュルケンベルグ、小林、バトン、ロズベルグが続いている。
11周目 ヴェッテルがピットイン。ソフトからハードに交換した。グロージャンが1分38秒780のファステストを記録した。ヴェッテルは15番手でコースに戻った。マッサがシューマッハをパスした。
12周目 マルドナド、ペレスがピットイン。マルドナドはソフトからハードに、ペレスもハードに交換している。アロンソが1分38秒518のファステストを記録した。
ペレスとマルドナドが接触し、ペレスはコースサイドにクルマを止めた。マルドナドはスローダウンしながらも走行を続けている。
13周目 シューマッハがピットイン。ソフトからハードに交換した。コヴァライネンもピットに入っている。ヴェッテルが1分38秒273のファステストを記録した。
14周目 マッサとライコネンがピットイン。2人ともハードタイヤに交換した。ピックもピットに入っている。マルドナドとペレスの接触事故はレース後に審議されることになった。
15周目 ウェーバーがピットイン。ハードに交換した。セナ、ヴェルニュもピットに入っている。ペレスと接触したマルドナドは13周目にピットに入り、レースに復帰している。
16周目 アロンソがピットイン。ハードからハードに交換した。ロズベルグもピットに入っている。
17周目 小林、ヒュルケンベルグ、バトン、リチャルドがピットイン。バトンはソフトに交換した。カーティケヤンもピットに入った。ウェーバーが1分37秒498のファステストを記録している。
18周目 現在の順位は、ハミルトン、アロンソ、ウェーバー、ヴェッテル、マッサ、シューマッハ、ライコネン、グロージャン、小林、ヒュルケンベルグ、セ ナ、ロズベルグ、バトン、リチャルド、ヴェルニュ、グロック、コヴァライネン、デ・ラ・ロサ、ピック、マルドナド、カーティケヤンとなっている。ハミルト ン、グロック、デ・ラ・ロサはまだピットに入っていない。
19周目 グロックがピットイン。アロンソがハミルトンをパスしてラップリーダーとなった。
20周目 コース上ではバトンとリチャルドがソフトタイヤを履いており、それ以外はハードを履いている。7番手のライコネンがシューマッハにコンマ6秒差に迫っている。
22周目 ハミルトンがピットイン。ハードからソフトに交換した。ハミルトンはライコネンの後ろ、7番手でコースに戻った。
24周目 アロンソとウェーバーの差は4秒9、ウェーバーとヴェッテルの差は3秒4、ヴェッテルとマッサの差は2秒6、マッサとシューマッハの差は5秒 9、シューマッハとライコネンの差はコンマ4秒、ライコネンとハミルトンの差はコンマ4秒、ハミルトンとグロージャンの差は3秒となっている。ライコネンがシューマッハをパスした。ハミルトンもシューマッハをパスし、シューマッハは7番手にポジションを落とした。
25周目 ライコネンが1分37秒386のファステストを記録した。
26周目 52周のレースは折り返し地点を迎えた。アロンソが1分37秒042のファステストを記録し、ウェーバーとの差が5秒4に広がった。
27周目 グロージャンがピットイン。ハードからハードに交換した。
29周目 ハミルトン、デ・ラ・ロサがピットイン。ハミルトンはソフトからハードに交換した。グロージャンが1分36秒492のファステストを記録している。ハミルトンはハード、ソフト、ハードとつなぎ、セカンドスティントを短くする戦略をとった。このハードタイヤのまま、残りの23周を走行する。
30周目 リチャルドがピットイン。コヴァライネンもピットに入った。
31周目 セナがピットイン。現在のコンディションは、気温21℃、路面温度23℃となっている。雨が降る見込みはなさそうだ。ハミルトンがバトンをパスした。
32周目 ヴェッテルがピットイン。ハードからハードに交換した。バトンもピットに入っている。バトンはソフトからハードに交換した。
現在の順位は、アロンソ、ウェーバー、マッサ、ライコネン、ヴェッテル、シューマッハ、小林、ヒュルケンベルグ、ハミルトン、グロージャン、ロズベルグ、 セナ、バトン、リチャルド、ヴェルニュ、マルドナド、コヴァライネン、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤンとなっている。
34周目 ウェーバー、ピックがピットイン。ウェーバーはハードに交換した。バトンが1分36秒329のファステストを記録した。7番手の小林がシューマッハを狙っている。
35周目 ライコネンがピットイン。ライコネンはハードに交換した。シューマッハもピットに入り、ハードに交換している。
36周目 マッサがピットイン。マッサはハードに交換した。ヒュルケンベルグもピットに入っている。ウェーバーが1分36秒132のファステストを記録した。ハード、ハードとつないだヒュルケンベルグはソフトを履いている。デ・ラ・ロサもソフトを履いており、それ以外はハードを履いている。
37周目 ライコネンが1分35秒894のファステストを記録した。カーティケヤンがピットに入った。
38周目 アロンソがピットイン。ハードからソフトに交換した。小林もピットに入った。小林はピットに入った際にオーバーシュートし、クルーをはねてしまった。ロズベルグもピットに入っている。
39周目 グロージャンが1分35秒692のファステストを記録した。
40周目 現在の順位は、アロンソ、ウェーバー、ヴェッテル、マッサ、ライコネン、グロージャン、ハミルトン、シューマッハ、ヒュルケンベルグ、セナ、バ トン、小林、ヴェルニュ、リチャルド、ロズベルグ、マルドナド、コヴァライネン、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤンとなっている。
ここでグロックがピットに入った。デ・ラ・ロサ以外のドライバーが2回のストップを終えたことになる。
42周目 アロンソとウェーバーの差は3秒5、ウェーバーとヴェッテルの差は5秒8、ヴェッテルとマッサの差は3秒5、マッサとライコネンの差は4秒4、ライコネンとグロージャンの差は3秒3となっている。グロージャンが1分35秒328のファステストを記録した。9番手ヒュルケンベルグの後ろにコンマ6秒差でセナが迫っている。
43周目 小林がピットストップでクルーを轢いた件について、レース後に審議されることになった。
44周目 アロンソとウェーバーの差が1秒3に縮まった。アロンソは1分36秒791、ウェーバーは1分35秒870で前のラップを回っている。
46周目 アロンソとウェーバーの差はコンマ5秒となった。アロンソはソフトタイヤを履いており、だいぶ摩耗しているようだ。一方、ウェーバーのハードタイヤはまだきれいだ。
47周目 アロンソとウェーバーの差はコンマ4秒、ウェーバーとヴェッテルの差は5秒3、ヴェッテルとマッサの差は3秒6、マッサとライコネンの差は1秒 8、ライコネンとグロージャンの差は4秒7、グロージャンとハミルトンの差は11秒5、ハミルトンとシューマッハの差はコンマ5秒となっている。シューマッハはハミルトンをパスし、7番手にポジションを上げた。
48周目 ウェーバーがアロンソをパスし、トップに立った。
49周目 ウェーバーが1分34秒953のファステストを記録した。9番手ヒュルケンベルグの後ろにセナ、バトンが続いているが、なかなかヒュルケンベルグを抜くことができない。
残り3周 ウェーバーとアロンソの差は1秒3となった。ヴェッテル、マッサ、ライコネン、グロージャン、シューマッハ、ハミルトン、ヒュルケンベルグ、セ ナが続き、ここまでがポイント圏内だ。11番手にバトンが続き、小林、ヴェルニュ、リチャルド、ロズベルグ、マルドナド、コヴァライネン、グロック、ピッ ク、デ・ラ・ロサ、カーティケヤンの順となっている。
残り2周 ライコネンが1分34秒661のファステストを記録した。マッサとの差はコンマ8秒に縮まった。セナがヒュルケンベルグをパスした。ヒュルケンベルグはコースオフを喫し、バトンが10番手となった。
ファイナルラップ ウェーバーがアロンソに2秒5の差をつけてファイナルラップに入った。ヒュルケンベルグは小林にもパスされて12番手となった。
レース終了! ウェーバーがトップチェッカーを受け、今シーズ2勝目を挙げた。アロンソ、ヴェッテル、マッサ、ライコネンが続き、マッサはポジションを守った。
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. マーク・ウェーバー Red Bull 1:25:11.288
2. フェルナンド・アロンソ Ferrari +3.060
3. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull +4.836
4. フェリペ・マッサ Ferrari +9.519
5. キミ・ライコネン Lotus +10.314
6. ロマン・グロージャン Lotus +17.101
7. ミハエル・シューマッハ Mercedes +29.153
8. ルイス・ハミルトン McLaren +36.463
9. ブルーノ・セナ Williams +43.347
10. ジェンソン・バトン McLaren +44.444
11. 小林可夢偉 Sauber +45.370
12. ニコ・ヒュルケンベルグ Force India +47.856
13. ダニエル・リチャルド Toro Rosso +51.241
14. ジャン・エリック・ヴェルニュ Toro Rosso +53.313
15. ニコ・ロズベルグ Mercedes +57.394
16. パストル・マルドナド Williams +1 Lap
17. ヘイッキ・コヴァライネン Caterham +1 Lap
18. ティモ・グロック Marussia +1 Lap
19. チャールズ・ピック Marussia +1 Lap
20. ペドロ・デ・ラ・ロサ HRT +2 Laps
21. ナレイン・カーティケヤン HRT +2 Laps
Did not finish
22. セルジオ・ペレス Sauber +41 Laps
23. ポール・ディ・レスタ Force India +50 Laps
24. ヴィタリー・ペトロフ Caterham +52 Laps
ドライバーズチャンピオンシップは、アロンソが129p、ウェーバーが116p、ヴェッテルが100p、ハミルトンが92p、ライコネンが83pとなっている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブルが216p、フェラーリが152p、ロータスが144p、マクラーレンが142p、メルセデスが98pとなっている。
次戦のドイツGPは、2週間後の7月22日に決勝レースが行われる。