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June 24, 2012 space
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F1ヨーロッパGP決勝 アロンソ今季2勝目、8人目の優勝者誕生ならず

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ヨーロッパGP決勝がヴァレンシア・ストリートサーキットで57周で争われ、接触事故とトラブルが相次いだ劇的なレースを予選11位のフェルナンド・アロンソが制した。キミ・ライコネンが2位、ミハエル・シューマッハが3位に入り、シューマッハは復帰後初の表彰台となった。セバスチャン・ヴェッテルとロマン・グロージャンはトラブルによりリタイア、ルイス・ハミルトンはファイナルラップで接触事故を起こしてリタイアとなった。
  

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2012年F1世界選手権第8戦ヨーロッパGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温26℃、路面温度44℃、湿度63%、風速2.4m、晴れのドライコンディションとなっている。
 
土曜日の予選ではヴェッテルがポールポジションを獲得し、ハミルトンが2位、マルドナドが3位、グロージャンが4位となった。3列目にライコネンとロズベルグ、4列目に小林とヒュルケンベルグ、5列目にバトンとディ・レスタが並んでいる。

グロックは体調不良によりレースを欠場することになり、ヨーロッパGP決勝は23人で争われる。
 
現地時間午後2時、23台のクルマがフォーメーションラップへ向かった。

今回の使用タイヤはミディアムとソフトだ。ほとんどのクルマがソフトを履いている。

12番手スタートのシューマッハはミディアムを履いている。ウェーバー、ペレス、ヴェルニュもミディアムだ。

23台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!

ヴェッテルが順調にスタート、ハミルトン、マルドナド、グロージャンが続き、小林が5番手にポジションを上げた。ライコネン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、ディ・レスタが続いている。ロズベルグが10番手までポジションを下げた。グロージャンがマルドナドをパスして3番手となった。

2周目 現在の順位は、ヴェッテル、ハミルトン、グロージャン、小林、マルドナド、ライコネン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、ディ・レスタ、マッサ、ロズ ベルグ、シューマッハ、バトン、セナ、ペレス、リチャルド、ウェーバー、コヴァライネン、ペトロフ、ヴェルニュ、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、ピックと なっている。

ライコネンがマルドナドにオーバーテイクを仕掛けている。

3周目 ヴェッテルが1分45秒759のファステストを記録した。ハミルトンとの差は4秒に開いている。ハミルトンの後ろにはコンマ4秒差でグロージャンがつけている。ロズベルグはクルーからタイヤを労れと指示されている。

スタートのリプレイが流れた。偶数グリッドのクルマのスタートは悪くなく、ターン1への進入で順位が入れ替わっており、グロージャンが上手く他のクルマをパスしている。

5周目 ヴェッテルとハミルトンの差は6秒8に開いた。その後ろにグロージャン、小林、マルドナド、ライコネンが連なっている。ライコネンから1秒3後方にヒュルケンベルグがおり、コンマ9秒差でアロンソがつけている。

6周目 ヴェッテルが1分45秒409のファステストを記録した。19番手からスタートしたウェーバーはスタートで17番手にポジションを上げたが、それ以降は同じポジションに留まっている。

19番手からスタートしたウェーバーはスタートで17番手にポジションを上げたが、それ以降は同じポジションに留まっている。

8周目 15番手のペレスが前を走るセナを狙っている。

9周目 前のラップでカーティケヤンとピックが接触し、ピックのフロントウイングの一部が破損した。

10周目 ヴェッテルとハミルトンの差は10秒1、ハミルトンとグロージャンの差はコンマ4秒、グロージャンと小林の差は1秒7、小林とマルドナドの差は1秒3、マルドナドとライコネンの差はコンマ6秒となっている。グロージャンがDRSを使ってハミルトンをパスした。

11周目 バトン、ペレスがピットイン。バトンはソフトからミディアムに交換した。ペレスはミディアムからソフトに交換している。

12周目 マッサがピットイン。ソフトからミディアムに交換した。ピックもピットに入った。ライコネンがマルドナドにオーバーテイクを仕掛けるも、マルドナドがポジションを守った。

13周目 コヴァライネンがピットイン。アロンソがヒュルケンベルグをパスして7番手となった。ペレスが1分44秒630のファステストを記録している。ライコネンがマルドナドをパスして5番手となった。

14周目 ハミルトンがピットイン。ソフトからミディアムに交換し、12番手でコースに戻った。ペトロフもピットに入っている。アロンソはマルドナドをパスして5番手となった。

15周目 小林、ライコネン、マルドナド、ヒュルケンベルグがピットイン。リチャルドもピットに入っている。小林はピットストップに時間がかかり、ライコネンに先をこされてしまった。デ・ラ・ロサもピットに入っている。

16周目 アロンソがピットイン。ソフトからソフトに交換し、ライコネンの前でコースに戻った。

17周目 ヴェッテルがピットイン。ソフトからソフトに交換した。グロージャンもピットに入っている。

18周目 現在の順位は、ヴェッテル、ディ・レスタ、ロズベルグ、グロージャン、ハミルトン、シューマッハ、セナ、ウェーバー、アロンソ、ライコネン、小 林、マルドナド、マッサ、ヒュルケンベルグ、バトン、ペレス、リチャルド、ペトロフ、コヴァライネン、ヴェルニュ、デ・ラ・ロサ、ピック、カーティケヤン となっている。

ディ・レスタ、ロズベルグ、シューマッハ、セナ、ウェーバーはまだピットに入っていない。

19周目 ヴェッテルが1分44秒555のファステストを記録した。ディ・レスタとの差は16秒7だ。アロンソがまだピットに入っていないウェーバー、セナ、シューマッハをパスし、6番手までポジションを上げている。

20周目 シューマッハとウェーバーがピットに入った。両ドライバーともソフトに交換した。セナと小林が接触し、小林フロントウイングを破損した。

21周目 ロズベルグと小林がピットイン。セナもピットに入った。右リアタイヤをパンクさせている。セナはミディアムに交換し、再びコースに戻った。

22周目 現在の順位は、ヴェッテル、グロージャン、ハミルトン、ディ・レスタ、アロンソ、ライコネン、マルドナド、マッサ、ヒュルケンベルグ、バトン、 ペレス、リチャルド、ロズベルグ、シューマッハ、ウェーバー、ペトロフ、小林、ヴェルニュ、デ・ラ・ロサ、ピック、カーティケヤン、セナとなっている。 ディ・レスタだけがまだピットに入っていない。

23周目 アロンソがディ・レスタを抜いて4番手となった。ヴェッテルとグロージャンの差は20秒3、グロージャンとハミルトンの差は4秒7、ハミルトン とアロンソの差は6秒3、アロンソとディ・レスタの差は3秒4、ディ・レスタとライコネンの差はコンマ6秒となっている。

24周目 ディ・レスタがピットイン。ミディアムに交換した。セナは小林との接触事故によりドライブスルーペナルティを科せられた。

26周目 セナがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。ペレスが2回目のピットイン。グロージャンが1分44秒451のファステストを記録した。ペトロフもピットに入った。

27周目 バトンがピットイン。ミディアムに交換した。

28周目 マッサがピットイン。ヴェルニュとコヴァライネンが接触し、コヴァライネンは左フロントタイヤを、ヴェルニュは右リアタイヤをパンクさせている。

29周目 ここでセーフティーカーが入ることになった。コヴァライネンとヴェルニュがピットに入っている。グロージャン、ハミルトン、アロンソ、ライコネン、マルドナド、ヒュルケンベルグがピットイン。

ハミルトンは左フロントタイヤがはまらず、時間がかかってしまった。ハミルトンはジャッキが落ちてしまい、作業に時間がかかったようだ。

ハミルトンはジャッキが落ちてしまい、作業に時間がかかったようだ。

30周目 ヴェッテルがピットイン。デ・ラ・ロサ、ピックもピットに入った。ヴェッテルはミディアムに交換し、グロージャンの前でコースに戻った。

現在の順位は、ヴェッテル、グロージャン、アロンソ、リチャルド、ライコネン、ハミルトン、ロズベルグ、シューマッハ、ウェーバー、マルドナド、ヒュルケ ンベルグ、ディ・レスタ、小林、マッサ、バトン、ペレス、ペトロフ、カーティケヤン、デ・ラ・ロサ、ピック、コヴァライネン、セナとなっている。

カーティケヤンとヴェルニュの事故はレース後に審議されることになった。

31周目 カーティケヤンがピットイン。

32周目 SCがレースを先導している。隊列の前にいた周回遅れのクルマにSCを追い越して隊列の後ろにつくように指示が出た。

33周目 リチャルド、シューマッハ、ウェーバー、マッサ、ペレスがソフトを履いている。それ以外のクルマはミディアムだ。4番手リチャルド、7番手ロズベルグ、8番手シューマッハ、9番手ウェーバーはまだ1回しかピットに入っていない。SCはこのラップで戻ることになった。

34周目 SCが戻り、レースが再開された。アロンソがグロージャンをパスして2番手にポジションを上げた。後方で小林とマッサが接触した。マッサはスローダウンしている。

ヴェッテルもスローダウンしている。ヴェッテルはクルマを止めている。スペインのファンが大歓声を上げている。

35周目 マッサがピットイン。右フロントタイヤがパンクしている。マッサはノーズを交換したが、左フロントタイヤの交換に時間がかかった。小林もピットに入っている。ハミルトンはライコネンをパスして4番手にポジションを上げた。

リタイアしたヴェッテルはクルマを降り、怒りでグローブを叩き付けている。

36周目 現在の順位は、アロンソ、グロージャン、ハミルトン、ライコネン、リチャルド、シューマッハ、ウェーバー、マルドナド、ヒュルケンベルグ、 ディ・レスタ、バトン、ロズベルグ、ペレス、ペトロフ、デラロサ、ピック、セナ、コヴァライネン、カーティケヤン、マッサとなっており、ヴェッテル、小 林、ヴェルニュはリタイアとなった。

37周目 小林とマッサの接触事故は審議対象となった。ハミルトンはイエローフラッグ無視で審議対象となった。

38周目 リチャルドがピットイン。アロンソが1分44秒141のファステストを記録した。

アロンソとグロージャンの差はコンマ7秒、グロージャンとハミルトンの差は1秒1、ハミルトンとライコネンの差はコンマ8秒、ライコネンとシューマッハの差は3秒6となっている。

ヴェッテルがピットに戻って来た。その表情は非常に険しい。

39周目 ウェーバーがピットイン。アロンソが1分43秒754のファステストを記録した。グロージャンは1分43秒764で前のラップを回り、アロンソとの差はコンマ7秒のままだ。カーティケヤンは、ピットレーンスピードの違反によりドライブスルーペナルティを科せられた。

40周目 カーティケヤンがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。

41周目 アロンソが1分43秒666のファステストを記録した。アロンソとグロージャンの差は1秒4に開き、グロージャンとハミルトンの差は1秒9、ハミルトンとライコネンの差はコンマ5秒、ライコネンとシューマッハの差は4秒となっている。

ここでグロージャンがスローダウン!グロージャンはコースサイドにクルマを止めてリタイアとなった。

42周目 シューマッハがピットイン。

43周目 現在の順位は、アロンソ、ハミルトン、ライコネン、マルドナド、ヒュルケンベルグ、ディ・レスタ、ペレス、バトン、ロズベルグ、ペトロフ、 シューマッハ、ウェーバー、リチャルド、セナ、コヴァライネン、デ・ラ・ロサ、ピック、マッサ、カーティケヤンとなっている。

ペトロフが10番手を走行している。後ろのシューマッハとの差は4秒3だ。ウェーバーはシューマッハにオーバーテイクを仕掛けるが、シューマッハも譲らない。

44周目 ハミルトンにコンマ5秒差に迫っているライコネンは、ハミルトンをパスすればアロンソに挑戦できると無線で伝えられた。ペトロフはシューマッハとウェーバーにオーバーテイクされ、12番手にポジションを落とした。

46周目 アロンソとハミルトンの差は3秒7、ハミルトンとライコネンの差はコンマ6秒、ライコネンとマルドナドの差は5秒8、マルドナドとヒュルケンベルグの差は2秒3となっている。フェラーリはイタリア語でアロンソに指示を出している。

47周目 ロズベルグがピットイン。

48周目 11番手を走行していたペトロフは、リチャルドと接触してフロントウイングを落とした。彼はピットに入っている。

49周目 イエローフラッグ無視の疑いで審議対象となっていたハミルトンは、お咎めなしとなった。

ペトロフとリチャルドの事故は審議対象となった。マッサと接触した小林は、次戦のイギリスGPで5グリッド降格のペナルティを科せられることになった。

9番手のシューマッハがバトンをパスした。バトンはウェーバーにもパスされ、10番手にポジションを落とした。

50周目 57周のレースは残り8周となった。現在の順位は、アロンソ、ハミルトン、ライコネン、マルドナド、ヒュルケンベルグ、ディ・レスタ、ペレス、 シューマッハ、ウェーバー、バトン、ロズベルグ、セナ、リチャルド、コヴァライネン、デ・ラ・ロサ、ピック、ペトロフ、デラロサ、カーティケヤンとなって いる。

51周目 ロズベルグが1分42秒614のファステストを記録した。ハミルトンとライコネンの差が1秒4に開いた。

52周目 アロンソとハミルトンの差は3秒5、ハミルトンとライコネンの差はコンマ9秒、ライコネンとマルドナドの差は4秒2、マルドナドとヒュルケンベルグの差は3秒9、ヒュルケンベルグとディ・レスタの差は2秒7、ディ・レスタとペレスの差はコンマ6秒となっている。

他のクルマが1分45秒台で走行する中、8番手のシューマッハが1分43秒台のペースで追い上げており、7番手ペレスとの差を詰めている。

53周目 シューマッハとペレスの差はコンマ3秒まで縮まった。シューマッハの後ろにはコンマ6秒差でウェーバーもつけており、遅めのストップを行った2人が前を走るクルマに追いついた。ペレスの前には1ストップのディ・レスタがいる。残り5周でパスできるか。ペトロフがマッサをパスして15番手となった。

54周目 ハミルトンとライコネンの差が再びコンマ5秒まで縮まった。シューマッハはペレスをパスし、ディ・レスタも抜いて6番手となった。ディ・レスタはウェーバーにもポジションを譲っている。

55周目 ハミルトンがリアを滑らせ、その隙をライコネンがつこうとしたが、ハミルトンがポジションを守った。ターン18でライコネンはハミルトンをパスし、2番手となった。ハミルトンは大幅にペースダウンしている。

残り2周 マルドナドがハミルトンを狙っている。マルドナドとハミルトンが接触し、ハミルトンは壁に接触してリタイアとなった。

マルドナドはペースダウンし、この隙にシューマッハが3番手となった。ウェーバーが4番手に続いている。

ファイナルラップ 後方のポジション争いを尻目に、アロンソがライコネンに7秒4の差をつけてファイナルラップに突入した。ライコネン、シューマッハ、ウェーバー、ヒュルケンベルグ、ディ・レスタ、マルドナド、ロズベルグ、ペレス、バトンがポイント圏内だ。

ウェーバーがシューマッハにオーバーテイクを仕掛けようとしているが、イエローフラッグが振られているためパスできない。

レース終了! アロンソがトップチェッカーを受け、今シーズン2勝目を上げた。ライコネンが2位、シューマッハが3位に入り、シューマッハが表彰台に帰って来た。

アロンソはコースマーシャルにスペイン国旗を渡され、旗を振りながらウィニングラップを走っている。地元のファンは大喜びだ。
 

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. フェルナンド・アロンソ Ferrari 1:44:16.649
2. キミ・ライコネン Lotus +6.421
3. ミハエル・シューマッハ Mercedes +12.639
4. マーク・ウェーバー Red Bull +13.628
5. ニコ・ヒュルケンベルグ Force India +19.993
6. ニコ・ロズベルグ Mercedes +21.176
7. ポール・ディ・レスタ Force India +22.866
8. ジェンソン・バトン McLaren +24.653
9. セルジオ・ペレス Sauber +27.777
10. パストル・マルドナド Williams +34.630
11. ブルーノ・セナ Williams +35.961
12. ダニエル・リチャルド Toro Rosso +37.041
13. ヴィタリー・ペトロフ Caterham +1:15.871
14. ヘイッキ・コヴァライネン Caterham +1:34.654
15. チャールズ・ピック Marussia +1:36.551
16. フェリペ・マッサ Ferrari +1 Lap
17. ペドロ・デ・ラ・ロサ HRT +1 Lap
18. ナレイン・カーティケヤン HRT +1 Lap
Did not finish
19. ルイス・ハミルトン McLaren +2 Laps
20. ロマン・グロージャン Lotus +17 Laps
21. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull +24 Laps
22. 小林可夢偉 Sauber +24 Laps
23. ジャン・エリック・ヴェルニュ Toro Rosso +31 Laps

 
アロンソは途中のランオフエリアにクルマを止めた。スペイン国旗を路面に置いて大きくガッツポーズを決めた。

ピットに戻ったシューマッハは、チームクルーたちに出迎えられている。
 

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