日産自動車から高級セダン「シーマ」の5代目となる新型モデルを5月21日に発売と発表されました。新型シーマは製造品質の向上を図るため、専用の特別室で1台1台手磨きをしたり、検査工程では特別な資格を持つ検査員がすべての車両に品質検査をしたりするほか、出荷確認する走行試験ではテストコースで検査員が2名体制(通常は1名体制)で走行や操舵フィーリングの評価試験や、内装のきしみ音などがないかチェックして、検査をパスした車両にだけ、工場長が直筆でサインするそうです。
グレードは「ハイブリッド」「ハイブリッド VIP」「ハイブリッド VIP G」の3モデルで、シート地のほか、前席エアコンディショニングシート、前席シートバックグリップベルト、後席ヒーター付きシート、後席テンションリデューサーELR付3点式シートベルト(左右席)の有無(ハイブリッド VIP、ハイブリッド VIP Gはすべて標準装備)など、主に内装面での違いで差別化が図られている。 最高級車「シーマ」で行われる特別な取り組み 塗装面は、デコボコしていると光の反射が均一にならないため美しく仕上げることが難しい。塗装の表面には「短波長」「中波長」「長波長」と3種類の波が存在するそうで、それぞれの波がなくなるほど塗装面が鏡のようになる。鋼板に前処理を施し、電着、中塗り、上塗りと重ねるにつれて光沢がでるのは、細かい波の振幅が減少するからだと言う。しかし、新型シーマの両サイドの上部は複雑な面で構成されるため、「ロボットがこれだけ曲がりくねったところを同じ力で平坦に磨いていくということは、非常に難しい」 その為に従来の下塗り→第1中塗り→第2中塗り→ベースコート→トップクリアコートという塗装工程の第2中塗りの後、匠による水研ぎ作業を追加した。この水研ぎはシーマだけで行われる作業で、塗装の平滑性を高めるために行うと言う。ちなみにこの作業を行えるのは栃木工場にも4名しかいない。
三菱自動車、「フーガ」OEMモデルの車名「プラウディア」に 「シーマ」もOEM受ける 三菱自動車工業は26日、日産自動車からOEM供給される高級セダンの名称を「プラウディア」とすることを発表した。今夏に発売される。 日産からOEM供給されるのは「フーガ」。仕様は明らかになっていない。 なお日産からは「シーマ」のOEM供給を受け、最高級セダンとして今夏から販売することを明らかにした。 三菱自動車工業は日産自動車に対し「eKワゴン」(日産「オッティ」)、「ミニキャブバン」(日産「NV100クリッパー」)、「パジェロミニ」(日産「キックス」)をOEM供給する一方で、日産から「NV200バネット」(三菱「デリカD:3」)、「AD」(三菱「ランサーカーゴ」)の供給を受けている。
日産からOEM供給されるのは「フーガ」。仕様は明らかになっていない。
なお日産からは「シーマ」のOEM供給を受け、最高級セダンとして今夏から販売することを明らかにした。
三菱自動車工業は日産自動車に対し「eKワゴン」(日産「オッティ」)、「ミニキャブバン」(日産「NV100クリッパー」)、「パジェロミニ」(日産「キックス」)をOEM供給する一方で、日産から「NV200バネット」(三菱「デリカD:3」)、「AD」(三菱「ランサーカーゴ」)の供給を受けている。