２０１２年Ｆ１世界選手権第３戦中国ＧＰは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温２２℃、路面温度２４℃、湿度５１％、風速０.７ｍ、曇りのドライコンディションとなっている。
土曜日の予選では、ロズベルグがＦ１初ポールポジションを獲得し、ハミルトンが２番手、シューマッハが３番手、小林が４番手となった。
ギアボックスを交換したハミルトンは５グリッド降格のペナルティを科せられ、レースを７番グリッドからスタートさせる。これにより、スターティンググリッドは、ロズベルグとシューマッハがフロントローに並び、２列目に小林とライコネン、３列目にバトンとウェーバー、４列目にハミルトンとペレス、５列目にアロンソとグロージャンが並んでいる。予選１１位のヴェッテルは６列目からのスタートだ。
予選１８位のヴェルニュは、レース前にパルクフェルメでクルマに変更を施したためピットレーンからのスタートとなった。
現地時間午後３時、２３台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
ヴェッテルはソフト、マッサはミディアムを選択したようだ。リチャルド、ヴェルニュ、セナもミディアムを履いている。
今回のＤＲＳゾーンは、バックストレートに設置されている。
２３台のクルマがグリッドに着いた。
シグナルがブラックアウトし、レーススタート！
ロズベルグが順調にスタート。シューマッハ、バトン、ライコネン、ハミルトン、小林の順で続いている。
ペレスが小林を抜いて６番手にポジションを上げている。８番手にウェーバー、９番手にアロンソ、グロージャン、マッサが続いている。
２周目 現在の順位は、ロズベルグ、シューマッハ、バトン、ライコネン、ハミルトン、ペレス、小林、アロンソ、ウェーバー、マッサ、グロージャン、セナ、 ディ・レスタ、ヴェッテル、マルドナド、コヴァライネン、ヒュルケンベルグ、グロック、リチャルド、ペトロフ、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、 ヴェルニュとなっている。
スタートのリプレイが流れた。ヴェッテルはスタートに失敗し、大きく順位を落とした。
３周目 アロンソがウェーバーをパスして８番手となった。
４周目 ロズベルグとシューマッハの差は１秒６、シューマッハとバトンの差は１秒６、バトンとライコネンの差はコンマ７秒、ライコネンとハミルトンの差はコンマ７秒となっている。セナはスタート時にマッサに接触し、フロントウイングのエンドプレートを壊した。そのことを無線で伝えている。
６周目 ロズベルグが１分４３秒５４４のファステストラップを記録した。シューマッハとの差は２秒６に開いている。
１４番手のヴェッテルは、前を走るディ・レスタに追いつけないと無線で伝えている。グロージャンがマッサをパスしようとチャンスを伺っている。
７周目 ウェーバーがピットイン。ミディアムに交換した。ヒュルケンベルグがアンダーステアがひどいと無線で伝えている。
８周目 ロズベルグとシューマッハの差は３秒５に開いた。シューマッハの後ろにバトン、ライコネン、ハミルトン、ペレスが続いている。
１０周目 小林、ヴェッテルがピットイン。ヴェッテルはミディアムに交換した。ヒュルケンベルグもピットに入っている。小林とヒュルケンベルグもミディアムに交換している。
１１周目 ライコネン、ハミルトン、ペトロフがピットイン。ハミルトンはソフト、ライコネンはミディアムに交換した。
ピット作業でハミルトンが前に出て、コースに復帰した際にウェーバーがハミルトンとライコネンの間に割って入った。
１２周目 バトン、グロージャン、ディ・レスタ、マルドナドがピットイン。ヴェルニュもピットに入っている。ヴェッテルが１分４２秒７３２のファステストを記録している。
１３周目 シューマッハ、アロンソ、セナがピットイン。コヴァライネンもピットに入った。
コースに戻ったシューマッハがコースサイドにクルマを止めた。
１４周目 ロズベルグがピットイン。ミディアムに交換した。バトンが１分４２秒６７７のファステストを記録している。
１５周目 現在の順位は、ペレス、マッサ、ロズベルグ、バトン、ハミルトン、ウェーバー、ライコネン、アロンソ、小林、グロージャン、ヴェッテル、セナ、 リチャルド、ディ・レスタ、マルドナド、グロック、ピック、コヴァライネン、ヴェルニュ、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、ペトロフ、カーティケヤンと なっている。上位陣では、ペレスとマッサがまだピットに入っていない。
１６周目 ロズベルグが１分４２秒５５１のファステストを記録した。
シューマッハのピットストップのシーンがリプレイで流れた。右フロントタイヤがきちんとはまっていない状態で発進してしまったようだ。
１７周目 ペレスがピットイン。ミディアムに交換した。カーティケヤンもピットに入った。
１８周目 リチャルドがピットイン。ロズベルグがマッサをパスして再びラップリーダーとなった。ペレスがグロージャンにオーバーテイクを仕掛けたが、グロージャンがポジションを守った。
１９周目 マッサがピットイン。ミディアムからミディアムに交換した。ロズベルグが１分４２秒５０３のファステストを記録した。グロックがピットに入っている。
２０周目 ヴェッテルがペレスをパスして９番手にポジションを上げた。ここでピックがピットに入った。これで全車が１回目のピットストップを終えた。
２１周目 現在の順位は、ロズベルグ、バトン、ハミルトン、ウェーバー、ライコネン、アロンソ、小林、グロージャン、ヴェッテル、ペレス、セナ、ディ・レ スタ、マルドナド、ディ・レスタ、マッサ、ヴェルニュ、ヒュルケンベルグ、コヴァライネン、ペトロフ、リチャルド、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カー ティケヤンとなっている。
２２周目 ウェーバーがピットイン。ミディアムに交換した。
２３周目 ハミルトンがピットイン。ソフトからミディアムに交換した。７番手のヴェッテルが前を走るグロージャンに迫っている。
２４周目 ウェーバーが１分４１秒４６６のファステストを記録した。２回目のピットストップを終えたハミルトンは１３番手、ウェーバーは１４番手を走行している。ハミルトンの前にはマッサがいる。
２５周目 バトンがピットイン。ソフトからミディアムに交換した。バトンは１０番手でコースに復帰している。
２６周目 バトンはバックストレートでマルドナドをパスした。小林がピットに入っている。小林はソフトに交換した。ハミルトンはマッサをパスして１１番手となった。
２７周目 バトンが１分４１秒３９１のファステストを記録した。ウェーバーがマッサをパスして１２番手となった。
２８周目 アロンソがピットイン。ソフトに交換した。
２９周目 ライコネンがピットイン。再びミディアムに交換した。ヴェルニュもピットに入っている。
現在の順位は、ロズベルグ、グロージャン、ヴェッテル、バトン、ペレス、マルドナド、ハミルトン、セナ、ウェーバー、ディ・レスタ、マッサ、アロンソ、ラ イコネン、小林、ヒュルケンベルグ、リチャルド、ペトロフ、ヴェルニュ、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤンとなっている。
３０周目 セナがピットイン。バトンがヴェッテルをパスして３番手となった。アロンソはマッサをパスして１０番手となった。
３１周目 ヒュルケンベルグがピットイン。アロンソがディ・レスタをパスして９番手となった。ヴェルニュが１分４１秒２０５のファステストを記録している。
３２周目 ヴェッテル、コヴァライネンがピットイン。ヴェッテルはミディアムに交換した。
３３周目 グロージャン、ディ・レスタ、デ・ラ・ロサがピットイン。バトンが１分４０秒９０８のファステストを記録した。ロズベルグのペースが１分４３秒台まで落ちている。２番手バトンとの差は１４秒５だ。
３４周目 マルドナドがピットイン。ヴェッテルが１分４０秒６０１のファステストを記録した。リチャルド、カーティケヤンもピットに入った。
３５周目 ロズベルグがピットイン。ロズベルグはミディアムに交換した。ウェーバーもピットに入っている。まだ１回しかピットに入っていないペレスは、あと３周走れと指示されている。
まだ１回しかピットに入っていないペレスは、あと３周走れと指示されている。コース上ではほとんどのクルマがミディアムを履く中、アロンソと小林がソフトを履いている。
３６周目 ペレスがピットイン。マルドナドが１分４０秒５６３のファステストを記録した。
３７周目 現在の順位は、バトン、ロズベルグ、ハミルトン、アロンソ、マッサ、ライコネン、小林、ヴェッテル、グロージャン、セナ、ウェーバー、マルドナ ド、ペレス、ディ・レスタ、ヴェルニュ、ヒュルケンベルグ、リチャルド、ペトロフ、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、コヴァライネンと なっている。
ロズベルグはピットストップを全て終えている。バトンはあと１回ピットに入る見込みだ。マッサは１回しかピットに入っていない。
３８周目 ５番手マッサの後ろにライコネン、小林、ヴェッテル、グロージャンが連なっている。
３９周目 ハミルトン、アロンソがピットイン。小林もピットに入った。
４０周目 バトンがピットイン。ミディアムに交換した。左リアタイヤをはめるのに少し時間がかかってしまった。バトンは６番手でコースに戻った。
４１周目 小林が１分３９秒９６０のファステストを記録した。
ロズベルグは２番手のマッサに１９秒の差をつけてトップを走行している。マッサの後ろには、ライコネン、ヴェッテル、バトン、グロージャン、セナ、ウェーバーが連なっている。
４２周目 マッサがピットイン。ロズベルグはタイヤを労れと指示されている。
４３周目 マルドナドをパスしようとしたアロンソはコースを飛び出してしまい、ペレスにポジションを譲ってしまった。
４４周目 現在の順位は、ロズベルグ、ライコネン、ヴェッテル、バトン、グロージャン、ウェーバー、ハミルトン、セナ、マルドナド、ペレス、アロンソ、 ディ・レスタ、小林、マッサ、ヒュルケンベルグ、リチャルド、ヴェルニュ、ペトロフ、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、コヴァライネンと なっている。
２ストップ戦略のロズベルグはこのまま最後まで走りきる。ライコネン、ヴェッテル、グロージャンはまだ２回しかストップしておらず、もう１度ピットに入ると予想されている。
４６周目 ５番手のグロージャンがコースオフを喫して８番手にポジションを落とした。アロンソがペレスを交わして１０番手となった。
４７周目 ロズベルグとライコネンの差は２４秒７、ライコネンとヴェッテルの差はコンマ３秒、ヴェッテルとバトンの差はコンマ５秒、バトンとウェーバーの差はコンマ４秒、ウェーバーとハミルトンの差はコンマ４秒となっている。２番手のライコネンの後ろに４台が連なっている状態で、ヴェッテルがオーバーテイクのチャンスを伺っている。
４８周目 ハミルトンがウェーバーにオーバーテイクを仕掛けているが、ウェーバーも譲らない。ヴェッテルはライコネンをパスして２番手となった。ライコネンはバトンにも抜かれて４番手にポジションを落としている。ハミルトンはウェーバーを抜いて５番手にポジションを上げた。
４９周目 ライコネンはハミルトン、ウェーバー、セナ、グロージャンにも抜かれている。ライコネンは１２番手までポジションを落とした。小林がペレスを抜いて１０番手となった。
５０周目 コヴァライネンがピットイン。
５１周目 現在の順位は、ロズベルグ、ヴェッテル、バトン、ハミルトン、ウェーバー、グロージャン、セナ、マルドナド、アロンソ、小林、ペレス、ライコネ ン、ディ・レスタ、マッサ、ヒュルケンベルグ、ヴェルニュ、リチャルド、ペトロフ、グロック、ピック、デ・ラ・ロサ、カーティケヤン、コヴァライネンと なっている。
まだ２回しかピットに入っていないヴェッテル、グロージャン、セナ、マルドナドもライコネンのようにタイヤが限界に達する可能性がある。
５２周目 バトンがヴェッテルをパスして２番手となった。ロズベルグとの差は２５秒４だ。
５３周目 ヴェッテルは１分４１秒台後半のペースで３番手を走行しているが、ハミルトンがすぐ後ろに迫っている。
残り３周 ロズベルグとバトンの差は２４秒７、バトンとヴェッテルの差は２秒２、ヴェッテルとハミルトンの差はコンマ５秒、ハミルトンとウェーバーの差は コンマ３秒となっている。ウェーバーの後ろにはグロージャン、セナ、マルドナド、アロンソ、小林が続いており、ここまでがポイント圏内だ。
残り２周 ハミルトンがヴェッテルをパスして３番手となった。
ファイナルラップ ロズベルグはバトンに２２秒の差をつけてファイナルラップに突入した。ウェーバーがヴェッテルをパスして４番手にポジションを上げている。
レース終了！ ロズベルグがトップチェッカーを受け、Ｆ１初優勝を飾った。バトンが２位、ハミルトンが３位、ウェーバー、ヴェッテル、グロージャン、セナ、マルドナドが続いた。
中国ＧＰ決勝結果は、１位ロズベルグ、２位バトン、３位ハミルトン、４位ウェーバー、５位ヴェッテル、６位グロージャン、７位セナ、８位マルドナド、９位 アロンソ、１０位小林、１１位ペレス、１２位ディ・レスタ、１３位マッサ、１４位ライコネン、１５位ヒュルケンベルグ、１６位ヴェルニュ、１７位リチャル ド、１８位ペトロフ、１９位グロック、２０位ピック、２１位デ・ラ・ロサ、２２位カーティケヤン、２３位コヴァライネンとなり、シューマッハはリタイアとなった。
ドライバーズチャンピオンは、ハミルトンが６５ｐ、バトンが４３ｐ、アロンソが３７ｐ、ウェーバーが３６ｐ、ヴェッテルが２８ｐ、ロズベルグが２５ｐとなっている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、マクラーレンが８８ｐ、レッドブルが６４ｐ、フェラーリが３７ｐ、ザウバーが３１ｐ、メルセデスが２６ｐとなっている。
次戦のバーレーンＧＰは、１週間後の４月２２日に決勝レースが行われる。
