Googleは20日、星座など天体の地図を表示するGoogle Sky Mapや画像加工のwebアプリ「Picnik」など6つのオンラインサービスを停止すると発表した。
Googleには40以上のメインの製品があり、そのほかの製品を合わせると、数え方にもよるが全製品数は数百にのぼる。社員は3万人以上いるが、それでもこれだけの製品をサポートするのはたいへんだ。そこで今日(米国時間1/20)Googleは、製品の編成を変えると称して、PicnikとSky MapとUrchinとNeedlebaseとGoogle Message Continuity、それにSocial Graph API、以上を廃止、またはオープンソース化、またはより中核的な部門に吸収させる、と発表した。 Googleは発表した停止されるサービスのうち、Picnikはオンラインで高度な画像編集を提供するもので、画像管理ソフト「Picasa」とも連携しており比較的に人気の高いサービス。わずか2年前に買収した事業だが、4月19日をもってサービスを終える。有料のプレミアムメンバーには料金が払い戻され、停止までの間、プレミアムの機能も無料で解放される。停止する理由について特に説明はないが、Picnikの機能のうち幾つかはGoogle+に取り込まれるため、Google+系へのサービス統合ともいえる。
今日の大掃除は、この夏のGoogle Labsおよび買収したSlideが社内的に作っていた製品のほとんどすべてを廃止したことの続編だ。Googleは長年、実験を奨励してきたが、手を広げすぎたと思うようになったのだ。Googleは、緊急時の船のように全乗組員を甲板に集めて、ソーシャルとモバイルとクラウドをめぐる戦いに集中させようとしている。 その他に終了するのは、メールデータバックアップサービスのGoogle Message Continuity (GMC)、データ管理プラットホームのNeedlebase、それにSocial Graph API、Urchin、Google Sky Map。ただし、星座など天体の地図を表示するGoogle Sky Mapはオープンソース化されるという。 ■Google Sky グーグルスカイ ブラウザだけで宇宙が見える「Google Sky」が登場 グーグルアースPCソフトを発表 Google Moon登場!グーグルムーンの次はグーグルマーズ(火星)でしょうか! グーグルマップス & グーグルアース : Google Maps 衛星写真地図で遊ぶ!? 地球の凹凸鳥瞰図。世界中のだれもが無料でグーグルマップの9倍も 「A9.com Maps」登場!通りの風景写真を表示する地図検索 モバイル版 グーグルローカル&グーグルマップが登場 マイクロソフトも地図サービスに参入 MSN Virtual Earth をデモ Yahoo! Maps Web Services 地図情報争い激化!