2011年F1世界選手権第19戦、今シーズン最終戦のブラジルGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温25℃、路面温度46℃、湿度58%、風速4.9m、晴れのドライコンディションとなっている。
心配された天気だが、現段階ではサーキット上空だけ晴れ間が見えているとのことで、レース中に雨が降る可能性はまだ高い。
現地時間午後2時、24台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
全車がソフトタイヤを履いている。
全車がグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
ヴェッテル、ウェーバー、バトンが順調にスタート。アロンソ、ハミルトン、マッサが続いている。
ロズベルグ、スーティル、セナ、ディ・レスタ、シューマッハ、ペトロフ、ブエミ、小林が続いており、バリチェロが19番手まで順位を落としている。
2周目 1周目を終えた時点の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、バトン、アロンソ、ハミルトン、マッサ、ロズベルグ、スーティル、セナ、ディ・レスタ、 シューマッハ、ペトロフ、ブエミ、小林、コヴァライネン、ペレス、アルグエルスアリ、トゥルーリ、バリチェロ、マルドナド、ダンブロシオ、リウッツィ、グ ロック、リチャルドとなっている。
2周目 1周目を終えた時点の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、バトン、アロンソ、ハミルトン、マッサ、ロズベルグ、スーティル、セナ、ディ・レスタ、 シューマッハ、ペトロフ、ブエミ、小林、コヴァライネン、ペレス、アルグエルスアリ、トゥルーリ、バリチェロ、マルドナド、ダンブロシオ、リウッツィ、グ ロック、リチャルドとなっている。
スタートのリプレイが流れた。全車が接触することなくスタートを切っている。バリチェロはスタートで出遅れ、次々と後続のクルマに抜かれている。
5周目 ヴェッテルが1分17秒784のファステストを記録し、ウェーバーに2秒5の差をつけている。
6周目 ヴェッテルとウェーバーの差は2秒8、ウェーバーとバトンの差は3秒、バトンとアロンソの差はコンマ4秒、アロンソとハミルトンの差はコンマ8秒、ハミルトンとマッサの差は1秒8となっている。10番手のシューマッハが前を走るセナにコンマ6秒差に迫っている。
7周目 小林はブエミを抜いて13番手にポジションを上げている。
9周目 ウェーバーとバトンの差が4秒4に開いた。バトンの後ろにはアロンソとハミルトンが迫っているが、DRSを使ってもなかなか抜くことができない。
10周目 ターン1でシューマッハがセナをパスしたが、その際に接触してしまい、シューマッハの左リアタイヤがパンクしてしまった。彼はスローダウンしながら走行を続けている。セナは翼端板にダメージを負ったようだ。
11周目 アロンソがバトンをパスして3番手となった。シューマッハがピットに入っている。シューマッハは再びソフトに交換し、最後尾でコースに復帰した。
13周目 セナがピットイン。フロントウイングは交換せずにコースに戻った。
14周目 ペトロフがピットイン。ヴェッテルにギアボックストラブルが起きたようで、クルーが無線で伝えている。
15周目 スーティルがピットイン。ヴェッテルとウェーバーの差は2秒9、ウェーバーとアロンソの差は7秒1、アロンソとバトンの差は1秒6、バトンとハミルトンの差は1秒となっている。
16周目 バトンがピットイン。ソフトタイヤに交換した。
17周目 アロンソ、ハミルトン、ロズベルグ、バリチェロがピットイン。
18周目 ヴェッテルがピットイン。ソフトに交換した。ディ・レスタ、マルドナド、コヴァライネンもピットに入っている。
シューマッハとの接触事故により、セナにドライブスルーペナルティが科せられた。
19周目 ウェーバーがピットイン。ソフトに交換した。セナがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。
20周目 ブエミがピットイン。ハミルトンが1分17秒764のファステストを記録している。
21周目 ペレスがピットイン。
22周目 マッサがピットイン。ソフトに交換した。小林、アルグエルスアリもピットに入っている。ウェーバーが1分17秒612のファステストを記録している。リウッツィ、グロックもピットに入った。前のラップでリチャルドとダンブロシオもピットに入っており、現在ピットに入っていないのはトゥルーリだけとなった。
23周目 トゥルーリがピットイン。ピットレーン出たグロックの左リアタイヤが外れ、リタイアとなった。
24周目 ヴェッテルが1分17秒303のファステストを記録した。ウェーバーとの差は2秒8となっている。ウェーバーの後ろにアロンソ、バトン、ハミルトン、マッサ、スーティル、ロズベルグ、ペトロフ、ディ・レスタが続いており、ここまでがトップ10だ。
26周目 ウェーバーが1分17秒030のファステストを記録し、ヴェッテルとの差を2秒3に詰めた。
コース上にルノーのパーツが落ちている。セナのクルマから落ちたもののようだ。
27周目 現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、アロンソ、バトン、ハミルトン、マッサ、スーティル、ロズベルグ、ペトロフ、ディ・レスタ、小林、ブエ ミ、ペレス、アルグエルスアリ、バリチェロ、マルドナド、セナ、コヴァライネン、シューマッハ、トゥルーリ、ダンブロシオ、リウッツィ、リチャルドとなっ ている。
28周目 マルドナドがコースサイドにクルマを止めている。ギアボックストラブルを抱えているヴェッテルは、毎ラップ毎コーナーでショートシフトにしろと指示されている。
29周目 ヴェッテルとウェーバーの差はコンマ5秒に縮まった。
30周目 セナがピットイン。ウェーバーがヴェッテルを抜いてトップに立った。
31周目 ペトロフがピットイン。
32周目 バトンがピットイン。ミディアムに交換した。スーティルもピットに入っている。
33周目 コヴァライネンがピットイン。
34周目 ハミルトン、シューマッハがピットイン。ハミルトンはソフトに交換した。レッドブルの雨雲レーダーによると、あと10分以内に雨が降るという。
ウェーバーが1分16秒959のファステストを記録し、ヴェッテルとの差は2秒2となった。
35周目 現在のコンディションは、気温24℃、路面温度47℃、湿度63%、風速5.1mとなっている。バリチェロがピットに入っている。
36周目 アロンソがピットイン。ソフトに交換した。ペレスがスピンを喫している。コース上に落ちていたビニール袋がコヴァライネンのフロントウイングにひっかかった。
38周目 ウェーバーとヴェッテルの差は2秒6、ヴェッテルとアロンソの差は26秒、アロンソとマッサの差は3秒8、マッサとバトンの差はコンマ7秒となっている。
39周目 ウェーバーがピットイン。ソフトに交換した。バトンがマッサを抜いて4番手となった。
40周目 ヴェッテルがピットイン。ソフトに交換した。
41周目 ウェーバーが1分16秒484のファステストを記録した。10番手の小林は、前を走るディ・レスタに気をつけろと指示しており、無理するなと伝えている。そのディ・レスタがピットに入った。
42周目 ハミルトンがマッサにコンマ7秒差に迫っている。マッサはまだ2回目のピットストップを行っていない。
43周目 ロズベルグ、ブエミがピットイン。ピットストップ直後にタイヤが外れたグロックだが、危険なリリースを行ったとしてレース後に審議されることになった。トゥウーリ、ダンブロシオ、リチャルドもピットに入っている。
44周目 小林がピットイン。
45周目 ハミルトンがピットイン。ミディアムに交換した。
46周目 ペレス、マッサがピットイン。マッサはミディアムに交換した。ヴェッテルが1分16秒310のファステストを記録している。スーティルもピットに入った。ペトロフもピットに入っている。
47周目 現在の順位は、ウェーバー、ヴェッテル、アロンソ、バトン、マッサ、ハミルトン、スーティル、ロズベルグ、アルグエルスアリ、ディ・レスタ、ペ トロフ、小林、ブエミ、バリチェロ、ペレス、シューマッハ、コヴァライネン、セナ、トゥルーリ、リウッツィ、ダンブロシオ、リチャルドとなっている。
48周目 ハミルトンがスローダウン。コースサイドにクルマを止めてリタイアとなった。
49周目 アルグエルスアリがピットイン。ロズベルグとスーティルがポジションを争っている。両者は同時にターン1に入ったが、ロズベルグが前に出た。
50周目 セナがピットイン。ウェーバーが1分16秒115のファステストを記録した。スーティルがターン1でロズベルグをパスした。
51周目 コヴァライネンがピットイン。
53周目 バトンがピットイン。ミディアムに交換した。シューマッハもピットに入っている。ウェーバーとヴェッテルの差は6秒3、ヴェッテルとアロンソの差は11秒6となっている。
54周目 心配された雨だが、全く降っていない。
現在の順位は、ウェーバー、ヴェッテル、アロンソ、バトン、マッサ、スーティル、ロズベルグ、ディ・レスタ、小林、ペトロフ、アルグエルスアリ、ブエミ、 バリチェロ、ペレス、シューマッハ、コヴァライネン、セナ、トゥルーリ、ダンブロシオ、リウッツィ、リチャルドとなっている。
55周目 アロンソ、バリチェロがピットイン。アロンソはミディアムに交換した。ウェーバーが1分16秒114のファステストを記録している。
56周目 バトンが1分15秒989のファステストを記録している。アロンソとの差は4秒6だ。ギアボックストラブルでリタイアとなったハミルトンが報道陣に囲まれている。
57周目 アロンソとバトンの差が3秒8に縮まった。
58周目 ウェーバーとヴェッテルの差は8秒2、ヴェッテルとアロンソの差は32秒、アロンソとバトンの差は2秒9、バトンとマッサの差は16秒7となっている。
59周目 ウェーバーがピットイン。ミディアムに交換した。
60周目 ヴェッテルがピットイン。ミディアムに交換した。バトンとアロンソの差がコンマ6秒に縮まった。
61周目 バトンがアロンソの真後ろについた。
62周目 ウェーバーが1分15秒492のファステストを記録している。バトンはターン1でオーバーテイクを仕掛けたが、アロンソがポジションを守った。しかし、バトンはDRSを使ってターン4でアロンソをパスした。ヴェッテルが1分19秒台までペースを落としている。
63周目 リプレイでヴェッテルがコースオフを喫したシーンが流れ、前のラップでペースダウンした原因が判明した。
64周目 ウェーバーとヴェッテルの差は12秒9、ヴェッテルとバトンの差は11秒、バトンとアロンソの差は2秒4、アロンソとマッサの差は21秒8となっている。
65周目 現在の順位は、ウェーバー、ヴェッテル、バトン、アロンソ、マッサ、スーティル、ロズベルグ、ディ・レスタ、小林、ペトロフ、アルグエルスア リ、ブエミ、ペレス、バリチェロ、シューマッハ、コヴァライネン、セナ、トゥルーリ、ダンブロシオ、リチャルドとなっている。リウッツィがコースサイドに クルマを止めてリタイアとなった。
66周目 ヴェッテルとバトンの差が9秒4に縮まった。ヴェッテルは1分16秒652、バトンは1分15秒825で前のラップを回っている。
残り4周 ヴェッテルとバトンの差は8秒8となった。
残り3周 アロンソはDRSが動いていないと無線で伝えている。
残り2周 ウェーバーが1分15秒487のファステストを記録した。
ファイナルラップ ウェーバーはヴェッテルの15秒9の差をつけてファイナルラップに突入した。
レース終了! ウェーバーが1分15秒324のファステストラップとともにトップチェッカーを受け、最終戦で今シーズン初勝利を挙げた!ヴェッテルが2位、バトンが3位に入った。バトンはチェッカー直後にクルマを止めている。
ブラジルGP決勝は、1位ウェーバー、2位ヴェッテル、3位バトン、4位アロンソ、5位マッサ、6位スーティル、7位ロズベルグ、8位ディ・レスタ、9位 小林、10位ペトロフ、11位アルグエルスアリ、12位ブエミ、13位ペレス、14位バリチェロ、15位シューマッハ、16位コヴァライネン、17位セ ナ、18位トゥルーリ、19位ダンブロシオ、20位リチャルドとなり、リウッツィ、ハミルトン、マルドナド、グロックはリタイアとなった。
ドライバーズチャンピオンシップは、ヴェッテルが392p、バトンが270p、ウェーバーが258p、アロンソが257p、ハミルトンが227pとなった。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブルが650p、マクラーレンが497p、フェラーリが375p、メルセデスが165p、ロータス・ルノーが73p、フォースインディアが69p、ザウバーが44p、トロロッソが41pとなった。
マッサはピットに戻る際にピットレーン入口手前でドーナツターンを披露し、地元の観客を湧かせた。クルマを降りたマッサとバリチェロは笑顔で手を振っている。
これで2011年シーズンの19戦全てが終了し、F1は冬休みに突入する。2012年シーズンの開幕は、来年3月だ。