スターティンググリッド上は乾いているが、トラックの一部で濡れているため、各車がインターミディエイトタイヤを履いている。
現地時間午後１時、２４台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
セクター２は完全にウェットだが、セクター３はほとんどドライコンディションだ。
２４台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート！
レッドブルが順調にスタート、ヴェッテルがウェーバーを交わしてトップに立った。バトンがマッサを抜いて４番手に浮上した。１０番グリッドからスタートしたハミルトンが７番手に順位を上げている。
１周目を終えた時点の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、アロンソ、バトン、マッサ、ハミルトン、ディ・レスタ、小林、シューマッハ、マルドナド、スーティ ル、ロズベルグ、ペレス、ハイドフェルド、ペトロフ、アルグエルスアリ、ブエミ、コヴァライネン、バリチェロ、グロック、リウッツィ、トゥルーリ、ダンブ ロシオ、リチャルドとなっている。
２周目 マッサとハミルトンがバトンを抜いた。
３周目 ヴェッテルが１分５０秒９２４のファステストを記録した。ヴェッテルと２番手ウェーバーの差は２秒３、ウェーバーと３番手アロンソの差は２秒９となっている。コヴァライネンがガレージにクルマを入れた。
４周目 ヴェッテルが１分５０秒８３８のファステストを記録した。バトンのペースが上がらず、上位陣が１分５１秒台で走行する中、バトンは１分５３秒台で走行している。
ハミルトンがマッサに迫ってパスしようとした際にコースオフを喫したが、順位を落とす事無くコースに復帰した。
５周目 メルセデスはドライタイヤに交換するタイミングをシューマッハに尋ねている。１３番手のペレスが前を走るロズベルグにオーバーテイクを仕掛けたが、ロズベルグがポジションを守った。
６周目 このラップからＤＲＳが使用可能となった。ロズベルグがマルドナドを抜いて１１番となった。マルドナドはペレスにも抜かれて１３番手となった。後方ではペトロフがトロロッソの２台に抜かれて１７番手にポジションを落としている。
８周目 ヴェッテルとウェーバーの差は５秒８、ウェーバーとアロンソの差は２秒１、アロンソとマッサの差は２秒９、マッサとハミルトンの差は２秒１となっている。８番手の小林が前を走るディ・レスタにコンマ６秒差に迫っている。
９周目 ウェーバーとアロンソの差がコンマ７秒に縮まった。マッサとハミルトンの差も１秒３に縮まった。
小林がスピンを喫し、シューマッハとスーティルにポジションを譲った。彼は現在１０番手だ。
１０周目 シューマッハがピットイン。ヴェッテルが１分５０秒５１０のファステストを記録した。マッサとハミルトンの差はコンマ５秒に縮まった。
先ほどの小林のスピンは、シューマッハと接触したことが原因だった。シューマッハはフロントウイングにダメージを負ったため、ピットに入った。シューマッハはインターミディエイトからオプションタイヤに交換したようだ。
１１周目 ハイドフェルドがピットイン。ウェーバーが１分４９秒９８８のファステストを記録した。
１２周目 バトン、スーティル、小林、マルドナド、ブエミ、ペトロフ、バリチェロ、グロックがピットイン。バトンはオプションに交換した。ドライタイヤに交換したシューマッハは、１分４９秒０１２のファステストを記録している。
１３周目 ウェーバー、アロンソ、ハミルトン、ディ・レスタ、ペレス、ロズベルグ、アルグエルスアリがピットイン。いずれもドライタイヤに交換した。
１４周目 ヴェッテル、マッサがピットイン。オプションタイヤに交換した。バトンが１分４６秒０７３のファステストを記録している。
シューマッハと小林の接触が審議対象になった。また、小林のピットストップの際にマルドナドと接触しそうになった件も審議対象となった。
シューマッハにストップ＆ゴーのペナルティが科された。
１５周目 ハミルトンがアロンソを抜いて３番手となった。
１６周目 現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、ハミルトン、アロンソ、バトン、マッサ、ディ・レスタ、スーティル、シューマッハ、ロズベルグ、ペレ ス、小林、ハイドフェルド、アルグエルスアリ、マルドナド、ブエミ、ペトロフ、バリチェロ、グロック、リウッツィ、ダンブロシオ、リチャルドとなってお り、トゥルーリとコヴァライネンはリタイアとなった。
１７周目 シューマッハがピットに入り、１０秒のストップ＆ゴーペナルティを受けた。
１８周目 アロンソが１分４０秒９８５のファステストを記録した。ハミルトンにポジションを譲ったアロンソだが、ペースを上げてハミルトンとの差をコンマ９秒に保っている。
１９周目 ヴェッテルが１分４０秒１０２のファステストを記録した。１１番手の小林の後ろにハイドフェルド、アルグエルスアリ、マルドナドが続いている。小林はペースが上がらず、１分４２秒台で走行している。小林は更にペースが落ち、ハイドフェルドとアルグエルスアリにポジションを譲った。
２０周目 ハミルトンが１分３９秒８７７のファステストを記録した。小林はマルドナドからも狙われており、マルドナドの後ろにはブエミが迫っている。
ピットストップの際にマルドナドと接触しそうになった小林にペナルティが科せられた。
２１周目 小林がピットに入り、１０秒のストップ＆ゴーペナルティを受けた。
２２周目 アロンソが１分３８秒８０３のファステストを記録した。
２３周目 アロンソが１分３８秒７６１のファステストを記録した。ヴェッテルとウェーバーの差は４秒３、ウェーバーとハミルトンの差は２秒７、ハミルトンとアロンソの差はコンマ８秒となっている。
２４周目 アロンソがハミルトンをパスして３番手となった。
２５周目 ハミルトンがピットイン。オプションに交換し、６番手でコースに復帰した。ディ・レスタもピットに入っている。小林のクルマから白煙が上がっている。ディ・レスタはピットストップの際にタイヤが用意されていなかったため、大幅に時間がかかってしまった。
２６周目 スーティル、ブエミがピットイン。ポイント圏内を走行していたディ・レスタは、ピットストップ後に１６番手までポジションを落とした。
２７周目 ウェーバー、バトン、マッサがピットイン。
ブエミの左リアタイヤがバーストしている。ディ・レスタと接触したようで、ディ・レスタはフロントウイングにダメージを負ったようだ。
２８周目 ヴェッテル、アロンソがピットイン。ヴェッテルのピット作業に時間がかかり、アロンソがトップに立った。
２９周目 トップに立ったアロンソの真後ろにハミルトンがつけており、オーバーテイクのチャンスをうかがっている。
現在の順位は、アロンソ、ハミルトン、ヴェッテル、ウェーバー、バトン、マッサ、ロズベルグ、ペレス、ハイドフェルド、アルグエルスアリ、スーティル、 シューマッハ、ペトロフ、バリチェロ、マルドナド、ディ・レスタ、グロック、ダンブロシオ、リウッツィ、リチャルドとなっており、ブエミ、小林、トゥルー リ、コヴァライネンはリタイアとなった。
３０周目 先ほどからイエローフラッグが出続けていたが、解除された。
３１周目 ロズベルグ、ハイドフェルドがピットイン。アロンソが１分３５秒５５１のファステストを記録した。
３２周目 アルグエルスアリ、シューマッハ、バリチェロ、グロックがピットイン。
３３周目 ペレス、リウッツィがピットイン。
３４周目 アロンソとハミルトンの差は８秒３、ハミルトンとヴェッテルの差はコンマ６秒、ヴェッテルとウェーバーの差は１秒９、ウェーバーとバトンの差は３秒１、バトンとマッサの差は４秒３となっている。マッサの３０秒後ろにロズベルグがいる。
３６周目 シューマッハがハイドフェルドをパスして１１番となった。ヴェッテルはコプスでハミルトンをパスしようとしたが、ハミルトンがポジションを守った。
３７周目 ヴェッテルがピットイン。オプションに交換し、６番手でコースに復帰した。
３８周目 ハミルトンがピットイン。オプションに交換し、ヴェッテルの後ろの６番手でコースに復帰した。
３９周目 ウェーバーがピットイン。６番手でコースに復帰した。１０番手のペトロフもピットに入った。ヴェッテルはマッサをパスして４番手に浮上した。
４０周目 アロンソ、バトンがピットイン。オプションに交換した。
コースに戻ろうとしたバトンはピットレーン出口でクルマを止めた。右フロントタイヤが完全にはまっていなかったため、タイヤが外れそうになったことが原因だった。
４１周目 スーティルがピットイン。アロンソとヴェッテルの差は１０秒３、ヴェッテルとハミルトンの差は３秒３となっている。
４２周目 マッサがピットイン。オプションに交換し、５番手でコースに復帰した。アロンソが１分３４秒９０８のファステストを記録し、ヴェッテルとの差を１２秒６に広げた。
４３周目 ハミルトンはペースを落とすように指示されている。どうやら燃料が足りないらしい。
４４周目 先ほどのバトンのピットストップについて、危険なリリースをしたとして審議対象となった。
４５周目 ハミルトンとウェーバーの差はコンマ７秒となった。レッドブルは、ウェーバーにハミルトンのペースダウンはタイヤを消耗させるための罠かもしれないと伝えている。
４６周目 ウェーバーがハミルトンをパスして３番手となった。
４７周目 現在の順位は、アロンソ、ヴェッテル、ウェーバー、ハミルトン、マッサ、ロズベルグ、ペレス、ハイドフェルド、シューマッハ、アルグエルスア リ、スーティル、ペトロフ、バリチェロ、マルドナド、ディ・レスタ、グロック、ダンブロシオ、リウッツィ、リチャルドとなっている。
４８周目 ６番手を走行しているロズベルグは、ペレスにコンマ５秒差に迫られている。
残り３周 アロンソとヴェッテルの差は１９秒、ヴェッテルとウェーバーの差は３秒１、ウェーバーとハミルトンの差は８秒１、ハミルトンとマッサの差は４秒３となっている。マッサはハミルトンよりも３秒速いペースで走行しているが、マッサはハミルトンを抜くことができるか。
残り２周 ハミルトンとマッサの差は１秒７となった。ヴェッテルがペースを落としており、ウェーバーがヴェッテルに迫っている。ヴェッテルはタイヤを冷やすためにウェット部分を走行している。
ファイナルラップ アロンソはヴェッテルに１９秒９の差をつけてファイナルラップに突入した。ヴェッテルとウェーバーの差はコンマ５秒、ハミルトンとマッサの差はコンマ４秒となっており、ファイナルラップで順位が入れ替わるかもしれない。
レース終了！ アロンソがトップチェッカーを受け、今シーズン初優勝を飾った！ヴェッテルはポジションを守って２位でレースを終え、ウェーバーが３位に 入った。マッサはハミルトンをパスしようとした際に接触し、ハミルトンのフロントウイングのパーツが飛んだ。一瞬マッサが前に出たが、最終コーナーでマッ サがコースオフを喫し、結局ハミルトンが４位でレースを終え、マッサは５位となった。
イギリスＧＰ決勝結果は、１位アロンソ、２位ヴェッテル、３位ウェーバー、４位ハミルトン、５位マッサ、６位ロズベルグ、７位ペレス、８位ハイドフェル ド、９位シューマッハ、１０位アルグエルスアリ、１１位スーティル、１２位ペトロフ、１３位バリチェロ、１４位マルドナド、１５位ディ・レスタ、１６位グ ロック、１７位ダンブロシオ、１８位リウッツィ、１９位リチャルドとなり、バトン、ブエミ、小林、トゥルーリ、コヴァライネンはリタイアとなった。
ドライバーズチャンピオンシップは、ヴェッテルが２０４ｐで首位をキープし、ウェーバーが１２４ｐで２位、アロンソが１１２ｐで３位浮上、バトンとハミルトンが１０９ｐとなっている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブルが３２８ｐ、マクラーレンが２１８ｐ、フェラーリが１６４ｐ、メルセデスが６８ｐ、ルノーが６５ｐとなっている。
次戦のドイツＧＰは２週間後にニュルブルクリンクで開催され、７月２４日に決勝レースが行われる。
