人気テレビシリーズ「刑事コロンボ」の主役として知られる米国の俳優、ピーター・フォーク氏が23日、ロサンゼルス近郊ビバリーヒルズの自宅で死去した。家族の代理人が24日、明らかにした。83歳。詳しい死因は伝えられていないが、米メディアによると、数年前からアルツハイマー病で闘病していた。
1927年、ニューヨーク生まれ。3歳で腫瘍のため右の眼球を失い義眼だった。大学卒業後、一度は公務員になったが演劇の道に入り、50年代にブロードウェーの舞台で注目され、58年に映画デビュー。「殺人会社」(60年)、「ポケット一杯の幸福」(61年)でアカデミー助演男優賞に連続ノミネートされた。