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June 13, 2011 space
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F1カナダGP決勝 バトンがファイナルラップで逆転!今季初優勝!

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2011年F1世界選手権第7戦カナダGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温19℃、路面温度20℃、湿度80%、風速3.6m、曇りのウェットコンディションとなっている。
 

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 バトン 信じられない勝利に興奮
 
 4時間に渡ったカナダGPを制したジェンソン・バトンは、レースをリードし続けていたセバスチャン・ヴェッテルをファイナルラップで交わして挙げた今季初優勝を信じられないと表現した。
 
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「何て言ったらいいか本当にわからないよ。とても感動的で、でもスタートから長い3時間だったね」と、バトンは語った。「ルイスとの事故については、彼が僕の横にいるのが全く見えなかった。ミラーも何も見えなかったしね。仕方のないことだったから、彼には謝ったよ。それから本当の戦いが始まり、セーフティーカーの後ろでのスピード違反でドライブスルーペナルティを科せられ、その後は約3回も自分の戦い方を見つけなければならなかったんだ」
 

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「結局、セブ(ヴェッテル)を追いかけていた最後のラップで、彼がサーキットの濡れた部分で少しワイドに走り、チャンスを得て優勝することができた。僕にとってファンタスティックなレースだったし、今日は勝てなくても今回のレースを楽しめたと思うよ。でも信じられない優勝だし、最高の優勝かもしれないね」

 
 現在、ジル・ヴィルヌーヴサーキットでは雨は降っていないが、路面が濡れているため今シーズン初のウェットレースとなった。全車がウェットタイヤを履いており、セーフティーカー先導の下でレースがスタートする。

予選18位のアルグエルスアリは、ピットスタートとなった。

現地時間午後13時、SCを先頭にレースがスタートした。

2周目 路面はかなり濡れており、所々水たまりがあり、クルマは水しぶきを上げて走行している。

3周目 マッサは無線で15〜20分後に雨が降ると伝えられた。ハミルトンは、無線で視界は大丈夫だと伝えている。

4周目 SCはこのラップで戻る。

5周目 SCが戻り、レースが再開された。ウェーバーとハミルトンが接触し、ウェーバーがスピンを喫して大幅に順位を落とした。

6周目 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、マッサ、ロズベルグ、シューマッハ、ハミルトン、バトン、ディ・レスタ、ハイドフェルド、小林、ペトロフ、 マルドナド、スーティル、ウェーバー、ブエミ、バリチェロ、デ・ラ・ロサ、トゥルーリ、コヴァライネン、グロック、リウッツィ、アルグエルスアリ、カー ティケヤン、ダンブロシオとなっている。

リスタートのリプレイが流れた。ハミルトンとウェーバーの接触シーンが流れたが、ハミルトンがウェーバーに接触し、その影響でスピンを喫したように見える。

8周目 ハミルトンとウェーバーの接触が審議対象となった。ハミルトンとバトンが接触し、ハミルトンの左リアタイヤがパンクした。彼はコースサイドにクルマを止め、SCが入ることになった。

9周目 SCがレースを先導している。ここでバトンがピットイン。インターミディエイトに交換した。

バトンとハミルトンの接触シーンがリプレイで流れた。ホームストレート上でハミルトンがバトンを左側からオーバーテイクしようとした際に、バトンが少し左に寄ったため、ハミルトンが左側の壁に接触し、リアタイヤがパンクした。

ハミルトンとバトンの接触事故は審議対象となった。先ほどのウェーバーとの一件は、ハミルトンがリタイアしたためこれ以上審議されないことになった。

10周目 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、マッサ、ロズベルグ、シューマッハ、小林、ハイドフェルド、ペトロフ、ウェーバー、ディ・レスタ、マルド ナド、バトン、スーティル、バリチェロ、ブエミ、トゥルーリ、デ・ラ・ロサ、コヴァライネン、グロック、アルグエルスアリ、カーティケヤン、ダンブロシ オ、リウッツィとなっている。

12周目 ウェーバーは、時々ダウンシフトが入らないトラブルがあると無線で伝えており、チームはピットストップの際にステアリングを交換すると伝えている。

13周目 SCが入り、レースが再開された。各車順調にスタートし、順位が入れ替わることはなかった。

バトンはSC走行時に制限スピードを守らなかったとして、ドライブスルーペナルティを科せられた。

14周目 バトンがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。

15周目 ウェーバーはペトロフをオーバーテイクし、8番手にポジションを上げた。バトンは14番手を走行している。

16周目 バリチェロがピットイン。インターミディエイトに交換した。インターミディエイトを履いているバトンのタイムに注目が集まっている。トップの ヴェッテルは1分34秒273で走行しており、バトンは1分36秒589だ。バトンはセクター2を最速タイムで通過している。

17周目 スーティルがピットイン。バトンはセクター3も最速タイムで通過し、1分32秒915で前のラップを回った。現在、コース上でバトンが最速だ。

18周目 アロンソ、ロズベルグ、マルドナド、ブエミがピットイン。アロンソはインターミディエイトに交換した。バトンとハミルトンの事故はレース後に審議されることになった。

19周目 シューマッハがピットイン。インターミディエイトに交換するチームが増えているが、サーキットでは雨が降り始めた。

20周目 ここでSCが入ることになった。アロンソ、バトン、ロズベルグ、アルグエルスアリ、バリチェロ、マルドナド、トゥルーリ、コヴァライネンがピットに入った。ロータスの2台以外はいずれもインターミディエイトからウェットに戻した。

21周目 ヴェッテル、ウェーバーがピットイン。ウェットからウェットに交換した。ブエミもピットに入った。

22周目 マッサがピットイン。新しいウェットに交換した。シューマッハもピットに入っている。

23周目 現在の順位は、ヴェッテル、小林、マッサ、ハイドフェルド、ペトロフ、ディ・レスタ、ウェーバー、アロンソ、デ・ラ・ロサ、バトン、ロズベル グ、シューマッハ、スーティル、アルグエルスアリ、グロック、バリチェロ、リウッツィ、ブエミ、カーティケヤン、マルドナド、ダンブロシオ、コヴァライネ ン、トゥルーリとなっている。

ヴェッテルは路面コンディションがひどいことを無線で伝えており、先頭のクルマは前が見えても後続のクルマは前が見えないだろうと伝えている。

25周目 雨は徐々にひどくなっており、バトンもコンディションがひどいことを無線で伝えている。

ここで赤旗中断となった。全車がグリッドに着くことになる。

レースは25周を終えたところで赤旗中断となった。各車がSC先導時の隊列順でスターティンググリッドに着いている。

フロントローにヴェッテルと小林が並んでおり、3番手のマッサはなぜか4番グリッドに着いている。

コース上のシケイン部分では水が川のように流れており、作業車が水をコース脇に掃いている。メルセデスGPはテントを設置してクルマを雨から守っている。

レッドブルは、あと20分間雨が弱まることはないとヴェッテルに伝えている。

ほとんどのドライバーがクルマを降りているが、バトンはまだ乗ったままだ。

ハミルトンのクルマがピットに戻ってきた。クルマは宙づりにされ、フロントウイングが地面につきそうなくらい少し手荒い運搬作業だった。

ハイドフェルドがクルマから降りた。ロズベルグはテントの下に置かれたクルマに乗ったままだったが、ここでクルマを降りることになった。

現在、現地時間午後14時30分だ。レースが中断されてから45分が経過したが、チームの雨雲レーダーによると、あと15分間は雨が弱まることがないと表示されている。

ここでヴェッテルがクルマを降りた。

小林もクルマを降りた。

レースが中断してから1時間が経過した。今も雨が降り続いており、当面コンディションが回復する見込みはなさそうだ。

グリッド上でマクラーレンのスタッフたちが軽食をとっている。

現在の順位は、ヴェッテル、小林、マッサ、ハイドフェルド、ペトロフ、ディ・レスタ、ウェーバー、アロンソ、デ・ラ・ロサ、バトン、ロズベルグ、シュー マッハ、スーティル、アルグエルスアリ、グロック、バリチェロ、リウッツィ、ブエミ、カーティケヤン、マルドナド、コヴァライネン、トゥルーリ、ダンブロ シオとなっている。

まもなく現地時間午後15時になろうとしている。ヒスパニアは、あと10分後くらいに雨がやむのではとカーティケヤンに伝えている。

レースが中断してから1時間10分が経過した。現地情報によると雨が止んだとのことで、グランドスタンドの観客も傘を閉じている。

マクラーレンのピットに映画監督のジョージ・ルーカスの姿が見えた。

各ドライバーがクルマに戻っている。ヒスパニアは、次の強い雨が10分後に来るとカーティケヤンに伝えている。

メディカルカーがコースを走行してコンディションを確認している。

現在のコンディションは、気温18℃、路面温度17℃、湿度91%、風速3.3mとなっている。

現地時間15時50分にレースが再開されることになった。

ドライバーたちがクルマに戻った。あと5分でレースが再開される。

現地時間午後15時50分、SC先導の下、レースが再開された。現在のコンディションは、気温18℃、路面温度17℃、湿度89%となっている。

27周目 路面はまだ濡れており、水しぶきが上がっている。

28周目 スメドリーから視界はどうだと尋ねられたマッサは、大丈夫だと答えた。

コヴァライネンがスローダウンしている。彼は駆動がないと無線で伝えており、チームからピットに入るように指示された。

30周目 コヴァライネンがピットに入った。

31周目 ウェーバーの無線によると、これ以上雨が降ることはないようだ。

34周目 サーキット上空はだいぶ明るくなった。ダンブロシオがピットに入り、インターミディエイトに交換した。SCはこのラップで戻ることになった。

35周目 SCが戻り、レースが再開された。シューマッハ、スーティル、グロック、バリチェロ、ブエミがピットに入った。

36周目 ハイドフェルド、ディ・レスタ、バトン、デ・ラ・ロサ、アルグエルスアリ、マルドナドがピットイン。いずれもインターミディエイトに交換した。リウッツィもピットに入っている。

37周目 小林、マッサ、ペトロフ、ウェーバー、アロンソ、トゥルーリ、ロズベルグがピットイン。不適切なタイヤ装着を行ったとしてダンブロシオがドライブスルーペナルティを行った。

ここでアロンソがクラッシュを喫し、SCが入ることになった。バトンも左フロントタイヤをパンクさせ、スロー走行している。

38周目 ヴェッテルがピットイン。バトンとアロンソは接触したようで、アロンソのクルマがコース脇に止められたままになっている。バトンがピットに入った。タイヤ交換を行い、コースに戻った。

39周目 再びSCがレースを先導している。現在の順位は、ヴェッテル、小林、マッサ、ハイドフェルド、ディ・レスタ、ウェーバー、シューマッハ、ペトロ フ、ロズベルグ、スーティル、バリチェロ、マルドナド、アルグエルスアリ、ブエミ、ダンブロシオ、トゥルーリ、カーティケヤン、リウッツィ、バトンとなっ ている。

バトンとアロンソの接触事故が審議対象となった。

41周目 SCが戻り、レースが再開された。

42周目 ヴェッテルと小林の差は1秒5、小林とマッサの差はコンマ9秒、マッサとハイドフェルドの差は1秒2、ハイドフェルドとディ・レスタの差はコンマ4秒、ディ・レスタとウェーバーの差はコンマ4秒となっている。

ウェーバーにコンマ4秒差に迫っていたシューマッハが彼をパスした。

ハイドフェルドとディ・レスタが接触し、ディ・レスタはフロントウイングにダメージを負った。

43周目 ディ・レスタのフロントウイングは左側の翼端板がとれかけており、タイヤにささりそうだ。

44種目 ディ・レスタがピットイン。フロントウイングを交換してコースに戻った。

SC走行中に追い抜いたとして、スーティルにドライブスルーペナルティが科せられた。

45周目 ヴェッテルと小林の差は4秒3に開いた。小林とマッサの差はコンマ8秒となっている。

ここでDRSの使用許可が降りた。

小林がクルマを滑らせたが、何とかマッサからポジションを守った。

46周目 シューマッハが1分29秒215のファステストを記録した。スーティルがピットに入り、ドライブスルーペナルティを行った。

ハイドフェルドとディ・レスタの接触事故が審議対象となった。

48周目 ヴェッテルが1分28秒105のファステストを記録し、小林との差は5秒5に開いた。小林とマッサの差は1秒となった。

7番手のペトロフが前を走るウェーバーにコンマ4秒差に迫っている。

49周目 シューマッハが1分27秒575のファステストを記録した。路面コンディションは徐々に回復しており、水しぶきが上がらなくなってきた。レコードラインが乾き始めている。

50周目 ロズベルグとの接触事故が審議対象となっていたスーティルがピットに入った。ヴェッテルが1分27秒202のファステストを記録した。

51周目 ウェーバー、バリチェロ、ブエミ、ディ・レスタがピットイン。ウェーバーはドライに交換した。スーティルは左リアタイヤをパンクさせている。
 

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シューマッハが小林とマッサをパスし、2番手に浮上した。
 
52周目 バトン、アルグエルスアリ、マルドナド、グロックがピットに入った。スーティルがピットに入り、ガレージにクルマを入れた。

53周目 シューマッハ、マッサ、ハイドフェルド、デ・ラ・ロサがピットイン。いずれもドライタイヤに交換している。

ドライを履いているウェーバーが、1分24秒626のファステストを記録した。

54周目 ヴェッテルがピットイン。マッサはフロントウイングにダメージを負っている。小林、ペトロフ、ロズベルグもピットに入った。

マッサはスピンを喫して壁に激突し、フロントウイングにダメージを負ったようだ。彼はピットに入り、ウイングを交換した。

バトンが1分22秒759のファステストを記録した。

55周目 現在の順位は、ヴェッテル、シューマッハ、ウェーバー、バトン、小林、ハイドフェルド、ペトロフ、バリチェロ、アルグエルスアリ、ロズベルグとなっている。

56周目 ハイドフェルドと小林が接触し、ハイドフェルドはフロントウイングにダメージを負ってクラッシュを喫した。

57周目 ハイドフェルドが落としたフロントウイングの破片がコース上に散らかっており、SCが入ることになった。

59周目 再びSCがレースを先導している。現在の順位は、ヴェッテル、シューマッハ、ウェーバー、バトン、小林、ペトロフ、バリチェロ、アルグエルスア リ、ロズベルグ、マルドナド、マッサ、ブエミ、デ・ラ・ロサ、ディ・レスタ、グロック、ダンブロシオ、リウッツィ、カーティケヤン、トゥルーリとなってい る。ハイドフェルド、スーティル、アロンソ、コヴァライネン、ハミルトンはリタイアとなっている。

61周目 SCが戻り、レースが再開された。小林がクルマを滑らせ、ペトロフにポジションを譲ってしまった。

62周目 ヴェッテルとシューマッハの差は2秒2、シューマッハとウェーバーの差はコンマ4秒、ウェーバーとバトンの差はコンマ2秒となっている。ここでマルドナドがピットに入った。

63周目 DRSの使用許可が降りた。ウェーバーがシューマッハをオーバーテイクしたが、シケインをカットしたような抜き方だったため、ウェーバーはシューマッハにポジションを譲り、元の順位に戻った。

65周目 バトンがウェーバーをオーバーテイクした。その後、バトンはシューマッハもパスして2番手に浮上した。

66周目 バトンは1分18秒866のファステストを記録した。トップのヴェッテルとの差は3秒1だ。

67周目 ヴェッテルとバトンのさは1秒6に縮まった。残り4周でバトンはヴェッテルをパスすることができるか。

残り3周 ヴェッテルとバトンの差は1秒3となった。ウェーバーがシューマッハの前に出て3番手となった。ロズベルグはフロントウイングにダメージを負っているようで、マッサにポジションを譲って8番手となった。

残り2周 ヴェッテルとバトンの差は1秒1となった。ここでディ・レスタがクラッシュを喫してレースを終えた。

ヴェッテルとバトンの差は1秒以内となり、バトンはDRSが使用できるようになった。
 

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ファイナルラップ ヴェッテルとバトンはコンマ9秒差でファイナルラップに突入した。

ターン6でヴェッテルがスピンを喫し、バトンがついにトップに立った!!

レース終了! バトンがファイナルラップでヴェッテルをパスし、劇的な今シーズン初優勝を飾った!チェッカー直前でマッサが小林に並び、僅差でマッサが6位、小林が7位となった。
 

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カナダGP決勝は大雨による中断をはさみ、4時間を越える長い70周のレースとなった。最終結果は、1位バトン、2位ヴェッテル、3位ウェーバー、4位 シューマッハ、5位ペトロフ、6位マッサ、7位小林、8位アルグエルスアリ、9位バリチェロ、10位ブエミ、11位ロズベルグ、12位デ・ラ・ロサ、13 位リウッツィ、14位カーティケヤン、15位ダンブロシオ、16位グロック、17位ディ・レスタとなり、マルドナド、ハイドフェルド、スーティル、アロン ソ、コヴァライネン、ハミルトンはリタイアとなった。

ドライバーズチャンピオンシップは、ヴェッテルが161pで首位をキープし、バトンが101pで2位に浮上した。ウェーバーが94pで3位、ハミルトンが85pで4位、アロンソが69pで5位となっている。

コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブルが255pで1位、マクラーレンが186pで2位、フェラーリが101pで3位、ルノーが60pで4位、メルセデスが52pで5位となっている。

次戦のヨーロッパGPは、2週間後の6月24日にヴァレンシアで決勝レースを迎える。
 

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