SIGMA の最新デジタル一眼 「SD1 Merrill」 は、現行機種の「SD1」(発売当初70万円ほど)よりも大幅な価格改定を行なった製品になる。SD1 Merrillの発売に際してこの短期間での価格改定を受けて、シグマでは「SIGMA SD1ポイントサポートプログラム」を行いSIGMA SD1の購入者に40万円相当のポイントを進呈(実質還元)する。このポイントをシグマ製品と交換できるという内容で、SD1の70万円台からポイント40万円分を差し引いた30万円台が、新機種 SD1 Merrill の購入価格となるかもしれない。
4,600万画素のFoveon X3ダイレクトイメージセンサーは、SD1の量産開始までに一部製造上の課題を解決することができなかったため、製造コストが大幅に上回る結果となった。それ克服したのがMerrillセンサーであり、センサー自体の特性や性能は変わっていない。 【SIGMA SD1 Merrillの主な特徴】 有効画素数46メガピクセル。 23.5×15.7mmフルカラー Foveon X3 Merrillセンサー搭載 SIGMA SD1 Merrillには、センサーサイズ23.5×15.7mmのフルカラーFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム”Merrill”)を搭載し、有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)、記録画素数4,400万画素(4,704×3,136×3層)を実現。Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、RGB全色を3層で取り込むことができる画期的なフルカラーイメージセンサーで、原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、光と色の情報を余すことなく取り込むことができます。4,600万画素の高画素のフルカラー情報により、立体的で臨場感のある精緻な画像が得られます。 主な仕様はSD1と共通。画像処理エンジンはSD1と同じく「デュアルTRUE II」。感度はISO100-6400。高速処理を考慮し、バッファメモリーにはDDR IIIを採用する。連写性能は約5コマ/秒。 ファインダーはペンタプリズム式で、視野率約98%、ファインダー倍率0.95倍。アイポイントは18mmとなっている。 AFは11点ツインクロスセンサー。測光には77分割AEセンサーを使用。SDシリーズが代々採用するダストプロテクターも備える。 最高シャッター速度は1/8,000秒。シャッター耐久回数は10万回。ミラー駆動とシャッターチャージをそれぞれ専用モーターで駆動する2モーターシステムを採用。ミラーの振動を抑え、カメラブレを防止する。 記録メディアはCF Type-1。 バッテリーはBP-21でSD1と共通。バッテリーグリップPG-31も共用できる。 本体はマグネシウム製で防塵防滴仕様。外形寸法、質量ともSD1と同じ。145.5×113.5×80mm、700g(電池除く)となっている。