カシオ計算機とNECカシオが米Verizon向けに提供している「G'zOne COMMANDO」の兄弟モデルに相当するが、デザインが異なるほか、おサイフケータイや赤外線通信といった日本独自が追加搭載されている。ワンセグには対応しないが、タフネス性能は「COMMANDO」と同等で、前述の防水・防塵性能だけでなく、アメリカ国防総省の納入規格、いわゆるMILスペックに準拠した耐衝撃性能(MIL-STD-810G)を持っている。
G'zOneシリーズの特徴でもあるアプリ群「G'zGEAR」としては、方位とその方向にある山などを表示する「EARTH COMPASS」、旅先で位置情報と温度を記録する「TRIP MEMORY」、温度計の「THERMOMETER」、潮位情報の「SEA TIDE」、日の出・日の入り時間を表示する「SUN/MOON」、方位・モーション連動の星図「STAR PLATE」の6種類を搭載し、一部はウィジェットもプリセットされる。
スマートフォン版G'zOne独自のアプリとしては、十字にスライドさせるだけでアプリを起動させるランチャーアプリ「アクティブ スロット」があるほか、ロック解除画面にはG'zOneシリーズのシンボルとも言える「丸窓のディスプレイ」をモチーフにした時計と方位系が表示される。
日本語入力システムとしては、「ATOK for IS11CA」を搭載。フリック入力にも対応するほか、NECブランドのiモード端末で採用され続けてきた、1タッチ1文字の推測入力「T9入力」にも対応している。電話帳アプリは各種SNSとの連携機能がある。
auのサービスとしては、CメールとEメール(ezweb.ne.jpドメインのメール)をはじめ、au one MarketやLISMOの各サービス、Skypeなど一通りのものに対応するが、緊急地震速報は発売時点では非対応で、後日アップデート対応の予定となっている。ローミング機能としては、CDMAとGSMのグローバルパスポートに対応。
ディスプレイは3.6インチ、480×800ドットのIPS液晶。カメラは約808万画素のCMOSカメラ。チップセットはMSM8655でCPUクロックは1GHz。内蔵ストレージは約400MB(暫定値)で、電池容量は1460mAh。充電はケーブルのみで、卓上ホルダには対応しない。
スマートフォンはすべて、Android 2.3を搭載する。「INFOBAR A01」はiidaブランドのモデルで、デザイナーは深澤直人氏。iidaのスマートフォン向けUIも搭載されるほか、ケースなど周辺アイテムも展開される。
具体的な機種は以下の通り。
■ スマートフォン
INFOBAR A01(iida/シャープ)
AQUOS PHONE IS12SH(シャープ)ツインカメラ搭載の3D対応スマートフォン
AQUOS PHONE IS11SH(シャープ)テンキー搭載のスライド型モデル。
REGZA Phone IS11T(富士通東芝)スライド型でQWERTY配列のフルキーボードを搭載
Xperia acro IS11S(ソニー・エリクソン)ワンセグなどに対応した「Xperia」シリーズ初のau版
G'zOne IS11CA(NECカシオ)防水・タフネス仕様のスマートフォン版G'zOne
■ フィーチャーフォン
S007(ソニー・エリクソン)
T007(富士通東芝)
CA007(NECカシオ)
T008(富士通東芝)
K009(京セラ)
簡単ケータイ K010(京セラ)
■ データ通信端末
Wi-Fi WALKER DATA06(Huawei)
DATA07(Huawei)/li>
■ デジタルフォトフレーム
PHOTO-U2 SP03(Huawei)