グーグル(Google)は24日(現地時間)、個人の健康情報を一元管理するサービス「Google Health」と、家庭やオフィスの消費電力をインターネット上で確認できる「Google PowerMeter」を終了すると発表した。Google Healthは2012年1月1日、Google PowerMeterは今年9月16日にそれぞれ終了する予定。Google Healthに保存されたデータのダウンロードは2013年1月まで可能となっている。
「期待していたほどの効果がなかった」。 どちらも「消費者の賢い選択」の実現を目指したサービスと言える。より多くの情報に人々が効率的にアクセスできるようになれば、消費者の選択肢が広がり、省エネや電気代の節約 (PowerMeter)または健康管理の向上 (Health)につながるというのがGoogleの考えだ。どちらも発表直後に大きな話題を呼び、Googleも「2つの製品は影響の大きなモデルとして運用されてきた」と、電力分野と医療分野において消費者にデータを活用する意識を植え付けたことに一定の評価を与えている。だが、同社が当初思い描いたようなサービスの展開には結びつかなかった。