2011年F1世界選手権第4戦トルコGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温16℃、路面温度35℃、湿度45%、風速4.6m、晴れのドライコンディションとなっている。
土曜日の予選では、ヴェッテルが4戦連続でポールポジションを獲得し、ウェーバーが2位、ロズベルグが3位、ハミルトンが4位、アロンソが5位、バトンが6位となった。予選21位のグロックは、ピットに入っている。彼はレコノサンスラップでシフトが壊れたようだ。 現地時間午後3時、23台のクルマがフォーメーションラップに向かった。 最後尾からスタートする小林は、プライムタイヤでスタートすることを選択した。バリチェロが前後のクルマのタイヤを無線で確認している。マッサはオプションでスタートするようだ。 23台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート! ヴェッテルが好スタート、ロズベルグが2番手となった。ウェーバー、アロンソ、バトン、ハミルトン、シューマッハが続いている。小林は19番手までポジションを上げた。グロックはピットに入ったままだ。 1周目を終えた時点の順位は、ヴェッテル、ロズベルグ、ウェーバー、アロンソ、バトン、ハミルトン、シューマッハ、ペトロフ、ハイドフェルド、マッサ、バリチェロ、スーティル、ディ・レスタ、マルドナド、コヴァライネン、ブエミ、トゥルーリ、小林、リウッツィ、アルグエルスアリ、ダンブロシオとなっている。 スタートのリプレイが流れた。偶数列のクルマは出足が悪く、ウェーバーはあっという間にロズベルグに抜かれてしまった。 ペレスはフロントウイングを破損し、ピットに入った。3周目 シューマッハがフロントウイングを壊し、ピットに入った。彼はペトロフと並んだ際に接触した。 4周目 ヴェッテルとロズベルグの差は2秒4、ロズベルグとウェーバーの差はコンマ6秒、ウェーバーとアロンソの差は1秒1となっている。 5周目 5番手バトンの真後ろにハミルトンが迫っている。マッサが7番手に浮上し、バリチェロがハイドフェルドを抜いて9番手となった 7周目 ヴェッテルは1分33秒801、ウェーバーが1分34秒064を記録する中、ロズベルグは1分35秒台までペースを落としている。 8周目 前のラップでハミルトンにポジションを譲ったバトンだが、ターン1でハミルトンを抜きかえし、再び5番手となった。 14周目現在の順位は、バトン、ヴェッテル、ウェーバー、アロンソ、小林、ロズベルグ、ハミルトン、マッサ、ペトロフ、アルグエルスアリ、ハイドフェルドとなっている。 17周目 ペレスとダンブロシオがピットに入った。現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、アロンソ、ハミルトン、ロズベルグ、マッサ、バトン、ペトロフ、ハイドフェルド、ブエミ、小林、バリチェロ、スーティル、ディ・レスタ、マルドナド、シューマッハ、アルグエルスアリ、トゥルーリ、コヴァライネン、リウッツィ、カーティケヤン、ペレス、ダンブロシオとなっている。グロックはリタイアとなった。 18周目 ヴェッテルは1分33秒116で走行している。ウェーバーとの差は3秒、ウェーバーとアロンソの差は2秒6、アロンソとハミルトンの差は9秒6、ハミルトンとロズベルグの差は1秒6、ロズベルグとマッサの差はコンマ3秒、マッサとバトンの差は5秒となっている。 31周目 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、ハミルトン、ペトロフ、マッサ、バトン、ロズベルグ、ハイドフェルド、ブエミとなっている。 34周目 ロズベルグがピットイン。オプションに交換した。ヴェッテルとアロンソの差は8秒9、アロンソとウェーバーの差は2秒3、ウェーバーとハミルトンの差は16秒6となっている。 39周目現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、バトン、ブエミ、ハミルトン、ロズベルグ、バリチェロ、ペトロフ、ハイドフェルド、シューマッハ、マッサとなっている。ヴェッテル、バトン、ブエミ、バリチェロはまだ2回しかピットに入っていない。 43周目 ヴェッテルとアロンソの差は7秒1、アロンソとウェーバーの差は3秒1、ウェーバーとハミルトンの差は32秒3、ハミルトンとロズベルグの差は4秒1となっている。 45周目現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、ペトロフ、ハイドフェルド、マッサ、シューマッハ、ブエミ、小林、ディ・レスタ、アルグエルスアリ、バリチェロ、スーティル、ペレス、マルドナド、コヴァライネン、トゥルーリ、ダンブロシオ、カーティケヤン、リウッツィとなっている。 現在の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、ハミルトン、バトン、ロズベルグ、ブエミ、ペトロフ、ハイドフェルド、小林、アルグエルスアリ、シュー マッハ、マッサ、バリチェロ、スーティル、ペレス、マルドナド、コヴァライネン、トゥルーリ、ダンブロシオ、カーティケヤン、リウッツィとなっている。 ディ・レスタとグロックはリタイアとなった。50周を終えて、コヴァライネンとダンブロシオは2回しかピットに入っていない。
51周目 最終コーナーでウェーバーがアロンソをパスした。
52周目 3ストップの小林は10位を走行している。
54周目 ヴェッテルとウェーバーの差は8秒、ウェーバーとアロンソの差は1秒、アロンソとハミルトンの差は32秒8、ハミルトンとバトンの差は5秒3、バトンとロズベルグの差はコンマ8秒となっている。後方で、アルグエルスアリ、シューマッハ、マッサが11位争いをしており、アルグエルスアリがマッサとシューマッハに抜かれた。
55周目 ロズベルグがバトンをパスして5番手となった。
現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、アロンソ、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、ハイドフェルド、ブエミ、ペトロフ、小林となっており、ここまでがポ イント圏内だ。その後ろに、マッサ、シューマッハ、アルグエルスアリ、スーティル、ペレス、バリチェロ、マルドナド、トゥルーリ、コヴァライネン、ダンブ ロシオ、カーティケヤン、リウッツィが続いている。
残り3周 アルグエルスアリがピットイン。
残り2周 ヴェッテルは7秒8の差をつけて57周目に突入した。上位陣はほとんどが4ストップで、6番手のバトン、8番手のブエミ、10番手の小林は3ストップだ。
ファイナルラップ ヴェッテルはウェーバーに8秒の差をつけてファイナルラップに入った。
レース終了! ヴェッテルがトップチェッカーを受けて、今シーズン3勝目を飾った。ウェーバーが2位に入り、レッドブルが今シーズン初の1ー2フィニッシュを飾った。3位にアロンソが入り、今シーズン初表彰台となった。
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time 1. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル 1:30:17.558 2. マーク・ウェーバー レッドブル +8.807 3. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +10.075 4. ルイス・ハミルトン マクラーレン +40.232 5. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +47.539 6. ジェンソン・バトン マクラーレン +59.431 7. ニック・ハイドフェルド ルノー +1:00.857 8. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +1:08.168 9. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1:09.394 10. 小林可夢偉 ザウバー +1:18.021 11. フェリペ・マッサ フェラーリ +1:19.823 12. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +1:25.444 13. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1 Lap 14. セルジオ・ペレス ザウバー +1 Lap 15. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +1 Lap 16. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +1 Lap 17. パストル・マルドナド ウィリアムズ +1 Lap 18. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +1 Lap 19. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +2 Laps 20. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +2 Laps 21. ナレイン・カーティケヤン HRT +3 Laps 22. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +5 Laps Did not finish 23. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +14 Laps 24. ティモ・グロック ヴァージン +58 Laps
次戦のスペインGPは、2週間後の5月22日に決勝レースを迎える。