俳優・浅野忠信のハリウッド進出第1作目『マイティ・ソー』(ケネス・ブラナー監督、全米5月6日、日本7月2日公開)のキャラクタービジュアルと、日本語版予告映像が21日、公開された。『羊たちの沈黙』の名優アンソニー・ホプキンス、オスカー女優ナタリー・ポートマンらと並ぶ浅野の顔は、これまでのイメージとは異なる、別人のようにも見える。予告映像で浅野は「まだまだ先は長いんですけど、僕は決してあきらめない」とハリウッドでの成功を狙っている。
『マイティ・ソー』は、『アイアンマン』シリーズ、『スパイダーマン』シリーズなどで知られるマーベル・スタジオの最新作。神の世界を追放され、地上に堕ちた“オレ様ヒーロー”ソー(クリス・ヘムズワース)の破天荒ぶりを迫力の3Dアクションで描き出す。ホプキンスはソーの父で、神々の王オーディン、ポートマンは地上でソーと出会う天文学者ジェーンを演じる。 浅野はオーディションを受け、ソーをサポートする三銃士の一人、ホーガン役に抜てきされた。神の世界の征服をたくらむ邪神の陰謀に気づき、地球で人間生活を送るソーを連れ戻そうとする重要な役どころ。予告の映像には、浅野の新境地を予感させるシーンが登場する。 ハリウッド進出について浅野は「日本では恵まれたことに多くの作品に出会えましたが、ハリウッドでは無名ですのでそれは通用しません。僕はあらためて作品を選ぶ立場ではないと思いました。この作品がハリウッド大作に出演する初めての経験になります。大いにチャレンジすべきだと思いました。必ず何か得られるものがあると感じ、強い気持ちでオーディションに臨みました」と興奮冷めやらぬ口ぶりで語っていた。 『マイティ・ソー』に出演するクリス・ヘムズワース(ソー)、アンソニー・ホプキンス(オーディン)、ナタリー・ポートマン(ジェーン)、浅野忠信(ホーガン)