真宗大谷派本山・東本願寺(京都市下京区)で「スラムダンク」や「バガボンド」で知られる漫画家の井上雄彦さんが、びょうぶ絵「親鸞」を描き26日報道陣に公開した。親鸞の750回遠忌を記念した事業の一環で同派が依頼した。
作品は六曲一双の大作で、それぞれ高さ約2・1メートル、幅約5・8メートル。右隻には、苦悶や怒りの表情を浮かべ、泥の川を歩むような民衆とともに生きる姿、左隻にはほっとしたような表情で鳥を見つめる姿が墨で描かれている。
なお、3月11日の「東北地方太平洋沖地震」の発生後、「何かができないか」と井上雄彦さんとお話をし、屏風「親鸞」の関連グッズを制作して、震災の被災者支援活動として限定販売することとなりました。グッズの収益金全てを寄付し、被災者支援に役立てていただきます。詳しくは、真宗大谷派本山 東本願寺ホームページでお知らせします。 同派は東日本大震災の被災地支援のため、今春にびょうぶ絵のポスターなどを制作し、収益金を寄付する。4月4〜17日まで東本願寺で一般公開し、5月以降も公開を検討する。 ■真宗大谷派本山 東本願寺ホームページ