2011年F1世界選手権開幕戦オーストラリアGPは公式予選Q3へ進んだ。セッション開始直前のコンディションは、気温16℃、路面温度18℃、湿度68%、風速3.6、曇りのドライコンディションとなっている。
開始1分 ヴェッテルがコースイン。オプションを履いている。
開始2分 マクラーレンの2台がアタックを開始した。
開始4分 ハミルトンが1分24秒501のタイムを記録した。バトンは1分24秒858、ロズベルグは1分25秒512を記録している。ヴェッテルはクルマをスライドさせたものの1分23秒529を記録し、ハミルトンに約1秒の差をつけてトップに立った。
開始5分 ウェーバーが1分24秒395で2番手となった。
残り4分 アロンソがコースイン。
残り3分 小林は1分25秒650で6番手、ブエミが1分27秒066で7番手となった。
残り2分 現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、ハミルトン、ロズベルグ、小林、ブエミとなっている。マッサがターン1でスピンを喫した。
残り1分 アロンソは1分35秒776で8番手となった。マッサとペロトフはまだタイムを記録していない。
残り12秒 アロンソは1分24秒974で5番手となった。
オーストラリアGP予選の結果は、1位ヴェッテル、2位ハミルトン、3位ウェーバー、4位バトン、5位アロンソ、6位ペトロフ、7位ロズベルグ、8位マッサ、9位小林、10位ブエミ、11位シューマッハ、12位アルグエルスアリ、13位ペレス、14位ディ・レスタ、15位マルドナド、16位スーティル、17位バリチェロ、18位ハイドフェルド、19位コヴァライネン、20位トゥルーリ、21位グロック、22位ダンブロシオとなった。
リウッツィとカーティケヤンは特別措置がない限り、107%ルールにより予選敗退となる。
レッドブル 脅威の速さでPP獲得 レッドブルのセバスチャン・ヴェッテルは、オーストラリアGP予選の全セッションでトップタイムを記録し、最後はコースレコードとともに圧倒的な速さでポールポジションを獲得した。マーク・ウェーバーは3番手となり、2列目からのスタートとなった。 セバスチャン・ヴェッテル(予選1位) 「楽しい冬だったよ。クルマは大きく変化し、テストは本当に忙しかった。僕たち全員がピレリタイヤと一緒に苦労し、1周の走行や燃料を重めに積んだ時のパフォーマンスに彼らがいかに取り組んだかということにみんなが強い印象を受けているんだ。日曜日は期待できそうだから、どうなるか見てみるよ。ポールポジションとともにシーズンをスタートし、最初の一歩を踏み出すことは、チームにとっていいサインなんだ。RB7を今の位置に持ってくるためにみんなが懸命な努力をしている。クルマを準備してくれたファクトリーやここにいるみんなのおかげだよ。ポイントをみると他のみんなと同様にまだゼロだから、明日どうなるか見てみないといけないよ」 マーク・ウェーバー(予選3位) 「今日のパフォーマンスにはがっかりしたよ。セバスチャンは非常にいいラップを走った。正直に言うと、この差についてはちょっと当惑しているよ。僕はベストを尽くしたからね。それを調べる必要があるだろうし、どこを改善できるか調べてここから進まなければならない。フラストレーションが溜まるけれど、チームにとっては名誉なことだよ。みんなが本当に素晴らしい仕事をしたんだ。もちろん、僕にとってはベストな1日ではなかったけれど、目標は高いからね。もっと上手くやりたかったけれど、チームのパフォーマンスや冬の間にやってきたことを振り返ると、本当に信じられないよ」
マーク・ウェーバー(予選3位) 「今日のパフォーマンスにはがっかりしたよ。セバスチャンは非常にいいラップを走った。正直に言うと、この差についてはちょっと当惑しているよ。僕はベストを尽くしたからね。それを調べる必要があるだろうし、どこを改善できるか調べてここから進まなければならない。フラストレーションが溜まるけれど、チームにとっては名誉なことだよ。みんなが本当に素晴らしい仕事をしたんだ。もちろん、僕にとってはベストな1日ではなかったけれど、目標は高いからね。もっと上手くやりたかったけれど、チームのパフォーマンスや冬の間にやってきたことを振り返ると、本当に信じられないよ」
マクラーレン 劇的な進歩で優勝争いに望み プレシーズンテストでライバルチームに遅れをとったマクラーレンだが、開幕戦のフリー走行と予選で誰もが驚く劇的な進歩を見せた。ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンは予選で2位と4位を獲得し、初戦からの優勝争いに望みが出てきた。 ルイス・ハミルトン(予選2位) 「今日のラップには本当に満足しているよ。クルマの感触はファンタスティクだったから、ファクトリーやデザインオフィス、パーツを作ったみんなに感謝したい。みんなが祝福を受ける必要があるんだ。クルマをこれほど劇的に変えることは勇気のいる決断だったし、素晴らしい努力によってこの変更が成し遂げられた。本当に信じられない改善だよ!でも、今日のパフォーマンスには満足できたけれど、KERSが最後のラップの途中で止まってしまった。残り40%が展開できなかったけれど、ほんのコンマ数秒にしかならなかったと思う。でも、このクルマの基礎が間違いなく築き上げることができるものだとわかったから、よかったよ。明日は長いレースになるだろうし、最初のコーナーで勝てると思わない。クルマはほんの少しだけしか良くならないから、今週末は多くのポイントを獲得することが必要なんだ。まだやり残していることがあるけれど、ここからならレースに勝てるかもしれないよ」 ジェンソン・バトン(予選4位) 「この結果に満足するべきだと思う。でも、Q3はちょっとがっかりしたよ。ニコの後ろについてしまったり、フェリペが僕の前でスピンを喫したりね。かなり混乱したよ。Q2で完走できなかったラップのほうが速かったかもしれない。だから、Q3ではパッケージから最大限の力を発揮できなかったけれど、それでもテストよりも大幅に進歩したから、ここまでなし遂げたことに満足しないといけないんだ。そして、まだまだ積み上げることができる。あまりテストをしていないから、クルマはまだ初期段階だよ。信頼性が高く、まあまあな速さがあることは、僕たちにとって大きなモチベーションになる。ファクトリーのみんなを心から誇りに思うよ。今日僕たちがここにいられるように、彼らは信じられないほどの努力をしてくれたんだ。明日がとても楽しみだよ。昨年は4位からいいレースをしたから、今年も4位からいいレースができると思う。ポジティブに考えて、明日優勝を争えると思わないといけないんだ」
ジェンソン・バトン(予選4位) 「この結果に満足するべきだと思う。でも、Q3はちょっとがっかりしたよ。ニコの後ろについてしまったり、フェリペが僕の前でスピンを喫したりね。かなり混乱したよ。Q2で完走できなかったラップのほうが速かったかもしれない。だから、Q3ではパッケージから最大限の力を発揮できなかったけれど、それでもテストよりも大幅に進歩したから、ここまでなし遂げたことに満足しないといけないんだ。そして、まだまだ積み上げることができる。あまりテストをしていないから、クルマはまだ初期段階だよ。信頼性が高く、まあまあな速さがあることは、僕たちにとって大きなモチベーションになる。ファクトリーのみんなを心から誇りに思うよ。今日僕たちがここにいられるように、彼らは信じられないほどの努力をしてくれたんだ。明日がとても楽しみだよ。昨年は4位からいいレースをしたから、今年も4位からいいレースができると思う。ポジティブに考えて、明日優勝を争えると思わないといけないんだ」
ザウバー 可夢偉が9番グリッド獲得 ザウバーの小林可夢偉とセルジオ・ペレスは、オーストラリアGP予選で9位と13位を獲得した。開幕戦での予選トップ10入りを果たした可夢偉は、日本に嬉しいニュースを届けることができたと語っている。 小林可夢偉(予選9位) 「全体的なパフォーマンスについてはそれほど悪くないから、冬の間にやったことが上手くいったと思う。もちろん改善の余地はあるけれど、まだ最初のグランプリだからQ3に進出できてよかったよ。チームに感謝している。Q3に向けてユーズドのソフトタイヤではなく新品タイヤを残せばよかったと思うよ。そうすれば6位を獲得できたかもしれないからね。でも今日はポジティブなニュースになったと信じているし、日本にそれを届けることができてとても嬉しいよ」