カシオ計算機は、最新の近距離無線技術であるBluetooth Low Energy Wireless Technology(以下、Bluetooth Low Energy)に対応した次世代腕時計を開発したことを発表した。耐衝撃ウオッチ"G-SHOCK"の新製品として、2011年中の発売を目指すという。
今回開発した"G-SHOCK"は、世界中で時刻を自動補正できる機能性を追求した、同社が次世代腕時計"スマートウオッチ"と位置づけるBluetooth Low Energy対応ウオッチの第一弾。 今年、市場に登場するといわれているBluetooth Low Energy対応のスマートフォンと通信が可能で、スマートフォン側の時刻と腕時計の時刻が自動で同期する。また、スマートフォンは、タイムゾーンの異なる国や地域に移動しても現在地の時刻を自動で取得するため、腕時計も現在地の時刻に自動で補正する。 さらに、スマートフォンを介して腕時計同士でコミュニケーションを図るなど、スマートフォン側のアプリケーションを新たに開発することで、今までにない全く新しい腕時計の使い方が拡がるほか、Bluetooth Low Energy対応の様々な機器とのネットワーク接続も期待できるという。 さらに、コイン型電池1個で約2年の電池寿命を実現しているため煩わしい充電が不要で、通信機能を備えながら腕時計本来の価値を損なうことのない高い実用性を実現したとしている。