福島第1原発の事故をイメージした19日発売の「朝日新聞WEEKLY AERA」(朝日新聞出版発行)の表紙に対し、「風評被害を助長する」などと批判が高まり、同誌は20日、短文投稿サイト「ツイッター」で「ご不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
表紙は防毒マスクをつけた人物の顔のアップに、赤い文字の見出し「放射能がくる」を重ねたもの。このデザインに対し発売後、ネット上で「恐怖心をあおってどうするのか」「インパクトばかり求めている」などと非難が相次いだ。
AERA今週号の表紙及び広告などに対して、ご批判、ご意見をいただいています。 編集部に恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図で写真や見出しを掲載しましたが、ご不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます。 編集部では今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後とも、様々な角度から全力を挙げて震災報道を続けていく所存です。 最後になりましたが、被災者、関係者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。 Twitter / @AERA: AERA今週号の表紙及び広告などに対して、ご批判、ご … Twitter / @AERA: 編集部では今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後 … ※読みやすいよう改行を加えています。
編集部に恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図で写真や見出しを掲載しましたが、ご不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます。
編集部では今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後とも、様々な角度から全力を挙げて震災報道を続けていく所存です。
最後になりましたが、被災者、関係者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
Twitter / @AERA: AERA今週号の表紙及び広告などに対して、ご批判、ご …
Twitter / @AERA: 編集部では今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後 …
※読みやすいよう改行を加えています。
まず私もも、そしてTwitterやネットの掲示板で批判している人たちも不快に思っているんじゃありません。これは、怒っているのです。「なぜこんな時に読者の恐怖心を煽るのか」と。
一応「読者」と書きましたが、読もうが読むまいがこの表紙を目にした人は不安を覚えるでしょう。なんせ全身防護服の人間に「放射能が来る」のキャッチコピーです。これで「大丈夫」と言っても説得力はなく、このデザインからは読者を怖がらせる(そして雑誌を買わせる)意図しか感じられません。
だいたいこの中吊り広告からしてひどいものです。 「放射能がくる」、「原発が爆発した」、「東京電力、コントロール失った組織」、「被爆したらどうしたらいい?」、「魔の避難所、200人流された」、「20波が襲いかかった連鎖災害」。 AERA編集部は教えて欲しい。これのどこが「恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図」なのか? ボクにはサッパリ理解できません。 そもそも深刻な被害を受けている被災者の人たちは、『AERA』を見ることも読むこともできません。つまり、これを目にするのは被災地域以外に住む人たちなのです。それなのになにが「被災者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます」なのでしょうか、反吐が出ます。 AERA編集部員がこの表紙、そして中吊り広告を持って「恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図で作りました」と被災者の方々に言えるならもはや何も言うことはありません。さっさと廃刊してください。