3月20日はエクストラ・スーパームーン! 今年1番大きな満月です。月と地球の接近は「スーパームーン」とも呼ばれますが、今回はおよそ「35万6577km」と、1992年以来19年ぶりに最も接近した距離となりました。NASA(アメリカ航空宇宙局)によると、今回は、月と地球が最も遠くなった時に比べて、大きさでは14%大きく、明るさでは30%明るく見えるということです。
近いといっても地球からの距離は35万6577kmあるそうです。
2011年3月19日の満月は、なんだかいつもより大きく明るく見えた気がした人も多いのではないでしょうか?それは気のせいではなく、小さいときと比べると実際に30%明るく、直径が14%大きく見えていたそうです。 月は地球のまわりを公転する衛星ですが、その軌道は真円でありません。少しつぶれた楕円軌道であるため、地球に最も近づく点(近日点)と最も遠ざかる点(遠日点)が存在します。このため月の見かけの大きさは常に変化しています。よって満月とひとことで言っても、見かけの大きさが毎回変わるのです。 いつもの満月よりも14%近くも大きく見えるなんて、素敵ですね。 2011年3月20日は今年1番の大きな満月です。反対に10月12日は今年で最も小さな満月です。大きな満月は小さな満月よりも13%ほども大きく見えます。3月20日に満月をご覧になり、半年後の満月と見比べてみられてはいかがでしょうか。 これは、月が楕円(だえん)軌道上で地球に一番近づく近点に来る日と満月が重なった「スーパームーン」と呼ばれる現象で、ここまで大きな月が見られたのは1993年3月以来、実に18年ぶりとのこと。この「スーパームーン」の美しい写真が世界各地で撮影されています。 東日本大震災の影響で節電が呼びかけられていることから、東京都内では、一際こうこうと輝く丸い月が、漆黒の街並みを映していました。