オバマ米大統領は17日、東日本大震災に関する声明を出し、「我々は日本と共にある」と同盟国支援の姿勢を改めて打ち出した。福島第一原発から半径80キロ圏内に住む米国人に対して避難勧告を出した理由について「日本の作業員らの英雄的な努力にもかかわらず、発電所の損壊が近隣にいる人々に相当のリスクを及ぼしている」と説明した。
米軍による被災者救援活動『友達作戦(Operation Tomodachi)』。 オバマ氏はワシントン市内にある在米日本大使館を訪れ、震災犠牲者のために弔問記帳した。オバマ氏は「米国は、助けを必要としている偉大な同盟国と常に共にあることをぜひ知ってください」などと記した。 大統領はメッセージの中で、「日本の人々のたくましさと賢さによって、日本は復興し、今よりも強固になるということを我々は知っている。日本が復興する間、亡くなった方々の記憶は我々の心の中に刻まれているだろう」と犠牲者たちを追悼した。 同大使館によると、米大統領が大使館や公邸で弔問記帳を行ったのは、最近では1980年の大平首相死去の際のカーター大統領と、1989年の昭和天皇崩御の際のレーガン大統領の2回のみだという。
これまでのミッションで主役を果たしてきたのは「SH-60」ヘリコプターで、すでに何度も被災地へ食料や飲料水、毛布などの救援物資を搬送してきたことが明らかにされています。本日中には揚陸艦トーテュガが北海道に到着し、今度は「MH-53」ヘリコプターが青森から救援ミッションを開始するそうですよ。
その後も今後48時間以内に第7艦隊旗艦ブルー・リッジに加え、ハーパーズ・フェリー、エセックス、ジャーマンタウンの4隻が続々と到着してミッションに加わる予定になっています。友だち作戦...元気が出るネーミングでもありますよね。
精神力に感銘受けた…クリントン長官が記帳3月22日 東日本大地震を受け、アメリカで22日、先日のオバマ大統領に続き、クリントン国務長官も記帳のために在ワシントン日本大使館を訪れた。 クリントン長官は「日本の人々の力強い精神力に感銘を受けている」などとメッセージを記し、引き続き支援を行っていく考えを強調した。
米長官が記帳「支援の準備はできている」2011年3月22日 アメリカ・ナポリターノ国土安全保障長官が21日、東日本大地震を受けて日本大使館に設けられた記帳所を訪れ、「できる限りの支援をする準備ができている」などと記帳した。 ナポリターノ長官は記帳後、NNNなどの取材に対し、日本からの渡航者や貨物への放射性物質の検査は予防措置として行っているもので、これまでに「有害なレベルの放射性物質は検出されていない」と強調した。
英首相が記帳、震災犠牲者に弔意 イギリス・キャメロン首相が22日、在ロンドン日本大使館に記帳に訪れ、東日本大地震の犠牲者に弔意を示した。 「日本の皆さんの勇気と立ち直る力、奉仕する姿勢に感銘を受けた。特に、(福島第一)原子力発電所の現場で対応している人々や緊急援助隊には、本当に感動した」−キャメロン首相は「イギリスは復興に向け、あらゆる支援をする」と記帳した。
韓国大統領が記帳「思いを共にします」2011年3月18日 東日本大地震を受け、韓国の在ソウル日本大使館で18日、李明博大統領が「国民皆が哀悼の意を表します」「お隣の韓国が思いを共にします」と記帳した。
中国・胡国家主席が大使館で黙とう、記帳 東日本大地震を受け、中国・胡錦濤国家主席は18日、在北京日本大使館で約1分間の黙とうをささげ、「地震で亡くなった方に深い哀悼の意を表します」と記帳した。
露大統領夫人が記帳、地震犠牲者の冥福祈る ロシア・メドベージェフ大統領夫人が21日、在モスクワ日本大使館を訪れ、東日本大地震の犠牲者の冥福を祈った。 大統領夫人のスベトラーナさんは、小雪の舞う中、日本大使館前に設けられた献花台に花束をささげて祈り、「すべての日本の人たちにお見舞いとお悔やみの言葉をささげます。力強さ、勇気、不屈の心で被害を乗り越えられるよう祈ります」と記帳した。 この後、河野駐露大使夫妻と懇談し、「今回の災害に対してロシア国民の一人としてできるかぎりの支援をしたい」とあらためて語った。
日本の帯域幅アップのために米軍がYouTube等一部のサイトにアクセス禁止令 米軍は職員にYouTube・eBay・Amazon・MTV・ESPN等、全部で13個のサイトへのアクセスを禁止しました。理由は日本の帯域幅を考慮してとのことです。米国国防総省は「これはある一定のサイトやその内容に対する働きかけではない。地質活動により大きなダメージを受けているエリアでネットワークや電気の需要が非常に高まっている現状に対しての行動である。」と発表。 確かに、YouTubeで家族と連絡がとれた人もいました。帯域幅のことまで心配してくれるなんて、実に細かい配慮ですね。本当にありがとう!
ルース駐日米大使避難所に、被災者が大きな拍手 ルース駐日米大使夫妻と米太平洋軍司令官のウィラード大将夫妻らが23日、約1200人の被災者が暮らす宮城県石巻市立渡波(わたのは)小学校を慰問に訪れた。 同市の亀山紘市長の案内で、体育館に姿を見せたルース大使は沈痛な表情で、「痛ましい惨状に言葉を失ったが、皆さんの力強く生きる姿に感動した。アメリカは日本の友人にどんなことでも支援していく」と述べ、被災者から大きな拍手を浴びた。 ルース大使は立ち膝になり、座っている住民の肩を抱いて激励。ウィラード大将から人形セットを贈られた同市大宮町の女児(7)は「これで友達と一緒に遊びます」と話し、お礼に折り鶴を手渡した。
オバマ大統領、連日の「日本助けよう」 中南米を歴訪中 中南米を歴訪中のオバマ米大統領が、連日、東日本大震災で被害を受けた日本を支援する必要性を呼びかけている。 最大の日系人社会を抱えるブラジルでは20日、「日本の危機がすぎるまでともに祈り、日本を支持し、復興を手助けしよう」と訴えた。21日には、チリのサンティアゴで「太平洋をはさんで、チリと米国は、日本の皆さんを支援する」。 リビアへの軍事介入にかかる費用を問われた22日のサンサルバドルの会見では、人道的な見地から介入する必要性を強調するとともに「日本での救援活動にも費用はかかるが、米国は国際社会のリーダーとして、行動する必要がある」と語った。 米政府高官は22日夜、「大統領が言及を続けているのは、米メディアが時に、一つの大ニュースばかりに焦点を当てることを知っているからだ。いま(米メディアの関心の)焦点は、日本からリビアへと移っている。しかし、大統領は日本の状況が深刻なことを理解しており、自分が日本に焦点を当て続けていることを世界に分かってもらいたいと思っている」と明かした。
天皇陛下に米大統領が手紙、確固たる支援続ける… 在日米大使館は31日、東日本巨大地震を受け、オバマ米大統領が天皇陛下に送った24日付のお見舞いの手紙の全文を公開した。 「壊滅的な被害と多くの人命の喪失は大変痛ましく、この悲しみの中で、私たちの祈りは日本の皆さんと共にあります」と哀悼の意を表明。 「危機への対応に際し、日本国民が見せた勇気、強さ、決意を、全ての米国民を代表して心からたたえます」と日本の震災後の対応を評価した。また、「友人、パートナー、同盟国として復興・再建を果たそうとする日本の人々に対し確固たる支援を続けていきます」としている。