東京電力は14日、東北地方太平洋沖地震による発電・給電能力の低下に対応するため、首都圏で15日に実施する計画停電の概要を発表した。 計画停電は、東京電力の管内を5つのグループに分けて、午前6時20分から午後10時まで、3時間ずつ順番に電力供給を停止するもの。14日は実際の電力需要の推移を見ながら実施の有無を判断したため、多くの地域で実施はされなかった。とはいえ、15日も供給電力を上回る需要予測となっているため、ご自身の地域を確認のうえ停電の可能性がある時間帯に備えておいてほしい。
鉄道関係への影響を最小限にするため、14日とはグループ分けおよび停電の時間帯が変更されている。今後も変更の可能性があるので、東京電力のサイトにて最新情報を確認していただきたい。
* 第3グループ:6:20〜10:00 * 第4グループ:9:20〜13:00 * 第5グループ:12:20〜16:00 * 第1グループ:15:20〜19:00 * 第2グループ:18:20〜22:00
計画停電は今後も、電力需要や回復状況を見ながら「当面実施していく予定」とのこと。停電時間中は電源の必要な医療危機、冷蔵庫の生鮮食品の管理や、サーバーなどの停止などにご注意いただきたい。また、経済産業省および東京電力は不要不急な電気機器についてはコンセントを抜くなどの節電を呼びかけている。 ■停電エリアのグループ分け(PDF)