東北地方太平洋沖地震の発生後、余震が続いている。既に手元にケータイ向け「緊急地震速報」に対応端末をお持ちの方は、この機能を活用して少しでも危険を回避してほしい。日本が長年開発して成長させてきたガラパゴス・ケータイの底力がいま発揮されている。
3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生してから余震が続いている。 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは、気象庁が配信する「緊急地震速報」を、回線混雑の影響を受けずにケータイへ通知するサービスを提供している。 3月11日以降に受信した緊急地震速報。ドコモのエリアメールでは、節電を呼びかける通達も届いた。このようにすでに旧式のガラパゴス・ケータイとも揶揄される日本が開発して進化させてきた携帯電話は、この未曽有の災害時に少しでも危険を回避する為に有効な手段を備えている。この機能をいまこそ活用する時です。 ドコモは緊急速報「エリアメール」、KDDIとソフトバンクモバイルは「緊急地震速報」を提供中。また、ドコモのエリアメールでは、全国の各地方公共団体から配信される、台風や土砂崩れなど自然災害の情報や、それに伴う避難情報なども受信できる。いずれも情報料と通信料は無料。 緊急地震速報は最大震度5弱以上と推定した地震の際に、震度4以上の強い揺れが予測される地域を知らせるもの。 3月11日から14日にかけて、栃木県、長野県、福島沖、茨城沖などで発生した緊急地震速報がケータイにも配信されている。今後も同様の余震が続くことが予想されるので、対応機種のユーザーは、緊急地震速報の設定をオンにして待機してほしい。
ドコモ端末の設定方法 「メール」のメニュー画面にある「緊急速報『エリアメール』設定」の項目を選択し、次に「受信設定」を選択。注意事項を確認したうえで、「利用する」を選ぶ。
au端末の設定方法 待受け画面を表示し、Cメールメニュー(メールボタン1秒長押しで表示可能)から、「緊急地震速報」を選択。次に「受信設定」の項目を選択し、設定を「受信する(ON)」に変更する。
待受け画面を表示し、Cメールメニュー(メールボタン1秒長押しで表示可能)から、「緊急地震速報」を選択。次に「受信設定」の項目を選択し、設定を「受信する(ON)」に変更する。
ソフトバンク端末の設定方法 ソフトバンクの対応機種は、緊急地震速報を受信するにはユーザーが設定を行う必要がある。 メールメニューから「メール設定」→「その他の設定」→「緊急地震速報設定」→「受信設定」と選んでいき、最後に「利用する」を選択する。