ペンタックスが25日に発売したGPSユニット「O-GPS1」は、デジタルカメラで天体の追尾撮影ができる「アストロトレーサー」機能を搭載したユニークなアクセサリー。
従来、星を止めて写すには、赤道儀という特別な機材を三脚に備え付け、その上にカメラを載せて、星の動きに合わせてカメラを動かしていかなければいけなかった。どうしても星を点像に写そうと思うと、長時間露光という手法が必要で、その長時間露光の間に星が動いてしまい、星を追いかけることができる赤道儀なり別の機材なり、非常に大がかりな機材にカメラを搭載して撮らなければいけないという、ハードルの高さがあった。
天体撮影に便利な“アストロトレーサー” PENTAX K-5、PENTAX K-rに装着すると、カメラ本体に内蔵した手ぶれ補正機構“SR(Shake Reduction)”と連動して簡易的な天体追尾撮影が行なえる“アストロトレーサー”を搭載しています。GPS情報から取得した緯度で天体の動きを算出し、内蔵している磁気センサーおよび加速度センサーから得られたカメラの状態(左右および上下の傾きと方位)によって、イメージセンサーを天体の動きに同調して移動させることで、長時間露光しても星が流れることなく、点像のままで撮影することができます。専用の赤道儀等を使用することなく、三脚だけで簡易的な天体追尾撮影が楽しめる便利な機能です