簡単にその場で写真を共有でき、撮った後の楽しさを広げる無線LAN機能。今年は東芝がこの市場に参入する。東芝の無線LAN機能搭載SDメモリカード「FlashAir」は、アクセスポイントの機能をもち、無線LAN環境がなくても、近くにある無線LAN対応機器に画像や動画などのデータを転送することができる。
「Eye-Fiカード」もスマートフォンやタブレット端末に画像を送る「ダイレクトモード」を備えているが、ワイヤレス接続できる機器は1台だけ。「FlashAir」は4-5台の機器にデータを転送できる。また、SDメモリカードスロットを備えるすべての機器に対応し、画像だけではなく、動画、テキストなどのデータも転送できる。 Eye-Fi は、 1. カメラからは電源供給を除き独立して動作し、 2. あらかじめ設定したアクセスポイントを探して写真・動画を自動アップロードする機能に特化
対して、
FlashAir が準拠する標準規格 Wireless LAN SDカードは、 1. 原則的に対応機器(カメラ等)の機能やアプリを介して動作し、 2. アクセスポイント経由のアップロードだけでなく、機器どうしのファイル転送などさまざまな機能に対応する。 この製品は、無線通信機能を内蔵することで、「FlashAir™」に対応したデジタルスチルカメラなどの機器間で、パソコンを介さずにワイヤレスでファイルの送受信ができます。また、クラウドサービスへのアップロードやダウンロードも可能となり。さらに、画像データの送受信時のみ無線通信機能が起動するため、対応機器の消費電力を抑えることができる。 「FlashAir™」非対応のデジタルスチルカメラに「FlashAir™」を入れた場合には、通常のSDHCメモリカードとして利用できるだけでなく、無線LAN通信機能を利用し、スマートフォンやパソコンなどの通信機能を持った機器上で、カメラの写真の再生やコピーが可能です。 カメラ同士でその場でシェア(Peer to Peer (P2P) 機能) FlashAir™対応機器同士(カメラとカメラ、カメラとフォトフレーム等)で、ワイヤレスでデータ転送が可能です。デジカメで撮影した写真をその場でシェアすることも。