■入出力最大10Gbpsの高速データ転送技術「Thunderbolt」を搭載、底上げを図りつつ前世代よりも値下げ
デザインはこれまでのアルミユニボディを踏襲。特長として、インテルが開発した高速データ転送技術の「Light Peak」を応用した「Thunderbolt」を採用。入出力で10Gbps(理論値)での高速転送を可能とした。
「Thunderbolt」は、PCI ExpressとDisplayPortの技術をベースに開発されたもので、ディスプレイをはじめとするさまざまな周辺機器に1ポートでアクセス可能。最大で6つまで連結可能だとしており、大幅な拡張性と高速転送の両立をうたっている。
また、MacBook Airにも採用されたビデオ通話機能「FaceTime for Mac」も新たに搭載され、iPhone、iPod touch、採用済みのMac同士などでビデオ通話が楽しめる。新型MacBook ProにはHD画質(720p)のwebカメラが搭載されており、このモデル同士であれば、HDの高画質通話をワイドスクリーンで行なえるとした。
■内蔵グラフィックスの13.3型は2モデル
13.3型は2モデル。下位はデュアルコアCore i5(2.3GHz)、320GBのHDD、上位はデュアルコアCore i7(2.7GHz)、500GBのHDDを搭載。価格は下位が108,800円、上位が134,800円。Core 2 Duo搭載の前モデルに比べ、処理能力とHDD容量の向上を図りながらも、価格は下位で6千円、上位で4千円の値下げとした。
プロセッサーの処理速度は、一世代前のモデルと比較して最大2倍の高速性を誇るとした。両製品ともにグラフィックスは内蔵型のHDグラフィックス3000を採用。また、ワイヤレスでweb閲覧を行なった際には、最大で約7時間の駆動が可能だとしている。
おもな共通仕様は、液晶解像度が1,280×800ピクセル、メモリが4GB(最大8GB)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、有線LANがギガビットイーサネット、無線LANがIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1+EDRに準拠。インターフェースはThunderbolt /FireWire 800/SDXCカードスロット/USB2.0×2/ヘッドホンなど。ThunderboltはMini DisplayPort出力に対応し、HDMI出力、DVI出力、ミニD-sub15ピン出力には別途変換アダプタを用意する必要がある。
ストレージ・オプションとして500GBのHDDのほか、128GB/256GB/512GBのSSDに対応する。本体サイズは幅325×高さ24.1×奥行き227mm、重さは2.04kg。
■15.4型はクアッドコアCore i7の2モデル
15.4型は2モデルを用意し、ともにクアッドコアのCore i7を搭載。下位がCore i7(2GHz)、500GBのHDD、上位がCore i7(2.2GHz)、750GBのHDDを採用した。価格は下位が158,800円、上位が189,800円。
ともに専用グラフィックスを搭載し、下位はRadeon HD 6490M(ビデオメモリは256MB)、上位はRadeon HD 6750M(ビデオメモリは1GB)。これにより、グラフィックス性能は旧モデルに比較して最大で3倍高速になったという。また、内蔵のHDグラフィックスとの自動グラフィックス切り替え機能を搭載し、ビジュアル負荷のかかる場合には専用グラフィックスを、負荷の少ない通常作業のときにはHDグラフィックスを自動で選択。省電力化にも一役買っている。
ワイヤレスでのweb閲覧時の最大駆動時間は約7時間。おもな共通仕様は液晶解像度が1,440×900ピクセル、メモリが4GB(最大8GB)、光学ドライブが DVDスーパーマルチ、有線LANがギガビットイーサネット、無線LANがIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1+EDRに準拠。インターフェースはThunderbolt/FireWire 800/SDXCカードスロット/USB2.0×2/ヘッドホンなど。ThunderboltはMini DisplayPort出力に対応し、HDMI出力、DVI出力、ミニD-sub15ピン出力には別途変換アダプタを用意する必要がある。
上位モデルではCPUオプションとしてクアッドコアCore i7(2.3GHz)を選択可能。ストレージ・オプションとして128GB/256GB/512GBのSSDに対応する。また液晶のオプションとして 1,680 × 1,050ピクセル(光沢または非光沢パネル)を選択可能。本体サイズは幅364×高さ24.1×奥行き249mm、重さは2.54kg。
■最上位17型は1モデル
最上位の17型は1モデル。フルHDを超えた1,920×1,200ピクセル液晶、クアッドコアのCore i7(2.2GHz)、メモリが4GB(最大8GB)、HDDが500GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ。グラフィックス には15.4型の上位モデル同様、Radeon HD 6750M(ビデオメモリは1GB)を搭載し、自動グラフィックス切り替え機能を備える。価格は214,800円。
ワイヤレスでのweb閲覧時の最大駆動時間は約7時間。おもな仕様は有線LANがギガビットイーサネット、無線LANがIEEE802.11a/b/g /n、 Bluetooth 2.1+EDRに準拠。インターフェースはExpressCard/34スロット/ Thunderbolt/FireWire 800/ USB2.0×3/ヘッドホンなど。このモデルのみ、USBポートが1基増設され、SDXCカードスロットの代わりにExpressCard/34スロットが搭載された。ThunderboltはMini DisplayPort出力に対応し、HDMI出力、DVI出力、ミニD-sub15ピン出力には別途変換アダプタを用意する必要がある。
CPUオプションとしてクアッドコアCore i7(2.3GHz)を選択可能。ストレージ・オプションとして128GB/256GB/512GBのSSDに対応する。また、非光沢パネルもカスタマイズ可能。本体サイズは幅393×高さ25×奥行き267mm、重さは2.99kg。