“漫才日本一”を決めるお笑いの祭典『M-1グランプリ2010』決勝戦が26日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、笑い飯が決勝進出9回目にして悲願の王座に輝いた。10回目となる同大会だが、今回が最後の開催。最多決勝出場コンビである笑い飯は過去最多のエントリー4835組の頂点に立つと同時に、 “最後のM-1王者”の称号と賞金1000万円を手に入れた。
『M-1』準決勝進出者決定 笑い飯、千鳥ら24組が両国国技館へ 今年で10年目を迎える“漫才日本一”決定戦『M-1グランプリ2010』(26日放送 ABC・テレビ朝日系)の準決勝進出者24組が5日未明、公式サイトで発表され、昨年の王者で2連覇を目指すパンクブーブーをはじめ、笑い飯、千鳥といった“M-1ラストイヤー組”らが駒を進めた。 今年のM-1決勝進出8組が決定 ラストイヤーの笑い飯、9年連続進出 漫才日本一を決める『M-1グランプリ2010』の準決勝大会が12日、東京・両国国技館で開催され計24組が激突。カナリア、銀シャリ、ジャルジャル、スリムクラブ、ナイツ(3年連続)、ハライチ(2年連続)、ピース、笑い飯(9年連続)が決勝進出を決めた。初進出は5組で、これに決勝当日に行われる敗者復活組を加えた計9組で26日(日)に優勝が争われる。運命を大きく左右するといわれる“ネタ順”抽選会も同日行われ、トップバッターはカナリアに決まった。 笑い飯、M-1“W”ラストイヤー「最後は優勝しかない」 漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2010』の準決勝が12日、お笑いイベント初開催となる東京・両国国技館で行われ、決勝進出8組が決定した。また 10回目の今年をもってM-1が終了することも決まり、9年連続で決勝進出を果たした笑い飯の西田幸治はイベント後の会見で「貴重な“レギュラー番組”が終わるのは悲しい。優勝して、違うレギュラー番組を取りたい。最後の『M-1』、優勝で飾りたい」と悲願の初優勝を誓った。自身も出場条件の“結成10年目以内”のラストイヤーだったこともあり“9度目の正直”なるか注目される。 『M-1グランプリ2010』笑い飯が9回目の正直!悲願の王者 大会委員長の島田紳助に「自分でわざと獲ってこなかったのかってぐらい(決勝で)失敗している」と言われた笑い飯だが、王者に輝いた瞬間、2人は喜びと安堵が入り混じった表情を見せた。哲夫は2009年決勝でのネタ“チンポジ”に触れて「やらなくてよかった」と笑いを取り、西田は目に涙を浮かべ「やっとです! やっと獲りました!」と歓喜の声をあげた。