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December 27, 2010 space
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11年度予算案を家計に例えると不相応な生活、へそくり枯渇

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収入はやや持ち直したが、借金頼りの生活は変わらず、妻のへそくりはついに枯渇―。
 
2011年度一般会計当初予算案をサラリーマン家計のやり繰りに見立てると、景気低迷が長引く中、何かと物入りで、年収に見合わない生活を続けざるを得ない家族の姿が浮かび上がる。
 
夫の年収(税収)は409万円。昨年よりは回復したが、最盛期には遠く及ばない。高値づかみした住宅のローン返済など借金(国債発行残高)は6680万円。年215万円の返済(国債費)は、支出を前年並みに抑えても、家計に重くのしかかかる。
 
老いた親は介護が必要となり、医療費(社会保障費)は膨らむ一方だ。年収を上回る443万円の借金(新規国債発行)がないと924万円を支出する生活を維持できない。ここ数年、家計を支えてきた妻のへそくり(埋蔵金など税外収入)はほぼ底を突いた。
 
生活を切り詰めたり、無駄遣いをやめたりする努力が十分とは言い難いが、来年は収入増に向けた抜本策も考えないといけないのは明らかだ。 
 

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 一般会計、過去最大92.4兆円=民主公約行き詰まり−11年度予算案を閣議決定
 
 政府は24日夕の臨時閣議で、2011年度予算案を決定した。国の予算規模を示す一般会計の総額は、社会保障費の自然増を容認したこともあり、10年度当初予算比1124億円増の92兆4116億円と過去最大となった。財政運営戦略に沿って、国債費を除いた歳出の大枠を70兆8625億円、新規国債発行額を44兆2980億円に抑えたが、当初予算ベースとして2年連続で借金が税収を上回り、特別会計などの「埋蔵金」に依存する非常事態が続く。
 
11年度編成は民主党を中心とする政権が初めてゼロから取り組んだ。6月決定の財政運営戦略では、歳出の大枠を「約71兆円以下」、国債発行を「約44兆円以下」と規定。ただ、予算組み替えや無駄削減による財源確保というマニフェスト(政権公約)の工程表は行き詰まり、子ども手当など公約施策への大幅な上積みは軒並み見送られた。
 
予算案は年明けの通常国会に提出するが、野党の協力を得る目算は立っておらず、「ねじれ国会」の下で、審議は難航が予想される。赤字国債発行などの関連法案が不成立となると40兆円超の歳入が確保できなくなる。
 
政策的経費である一般歳出は1.2%増の54兆780億円。社会保障費は、少子高齢化などで5.3%増の28兆7079億円に膨らみ、一般歳出の53.1%まで上昇。一方、10年度予算で18.3%削減された公共事業費は、地方向け一括交付金分を含めても5.1%減の5兆4799億円と引き続き削減対象となった。
 
公約関連は10年度比6000億円増の3兆6000億円止まり。子ども手当は11年度は月2万6000円支給を断念し、3歳未満にのみ2万円に引き上げるため2000億円を追加計上した。12年度完全実施を目指す高速道路無料化は1200億円にとどめ、区間の拡大は小幅にした。
 

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HOMENews BlogsFinance | December 27, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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