シグマは4,600万画素ものFoveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1 Merrill」と「SIGMA DP2 Merrill」を「CP+2012」で発表する。
シグマは、2008年3月、世界初の一眼レフカメラと同等の大型イメージセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1」を発売し、撮影を楽しむ写真愛好家やプロ等、幅広い層に高い支持をいただきました。その後、24.2mm F2.8レンズ(35mm版カメラ換算41mm相当の画角)を搭載した「SIGMA DP2」を発売し、広角域の撮影は「SIGMA DP1」、標準域の撮影は「SIGMA DP2」と撮影スタイルによって使い分けが可能になりました。 「SIGMA DPシリーズ」の最新機種として、基本コンセプトを踏襲しつつ、新開発の4,600万画素大型イメージセンサーMerrillの性能を活かしきるために開発した、専用設計の高性能レンズの搭載や撮影時の操作性の向上を図り、高画質でコンパクトなデジタルカメラとして、「SIGMA DP1 Merrill」、「SIGMA DP2 Merrill」を開発しました。
ジェネレーションネームMerrillについて 革新的な画像キャプチャシステムを開発したエンジニアのひとり、故ディック・メリル : Dick Merrill (1949‐2008)は、優れた技術者であり、また才能あふれる写真家でもありました。アーティスティックなマインドを具現化する高度なテクノロジー。写真に対するSIGMAの変わらぬ信念と情熱を込め、新生Foveonの初代ジェネレーションネームにMerrillの名を冠しています。
2モデルの違いはレンズ焦点距離。DP1 Merrillは35mm判換算28mm相当F2.8(実焦点距離19mm)、DP2 Merrillは35mm判換算45mm相当F2.8(実焦点距離30mm)のレンズを採用する。
これまでのDP2シリーズは35mm判換算41mm相当だったが、DP2 Merrillでは45mm相当になっている。レンズはどちらも専用設計とし、FLD("F" Low Dispersion)ガラスやグラスモールド非球面レンズを採用。
液晶モニターは3型92万ドットに大型・高精細化した。画像処理エンジンは「デュアルTRUE II」。RAW+JPEG同時記録、フォーカスダイヤルによるMF、クイックセット(QS)ボタンといった特徴を備える。別売の専用バヨネットフードを装着可能。