2001年4月に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・オデッセイ」が15日、火星の周回軌道上で3340日目の観測に入り、「マーズ・グローバル・サーベイヤー」(1997〜2006年)が持っていた火星の長期観測記録を更新した。NASAのジェット推進研究所(JPL)が同日、発表した。
NASAのマーズ・オデッセイは12月15日(米太平洋時間)、2001年10月24日に火星の周回軌道に投入されて以来3,340日(地球日)というこれまでの火星探査機の中で最長の滞在日数を達成することになる。これまでの最長滞在記録は、1997年9月11日から2006年11月2日まで軌道上から観測を続けたマーズ・グローバル・サーベイヤーがもっていた。