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December 14, 2010 space
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南米ボリビアのウユニ塩原は、リチウム資源の宝庫

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塩の小山が連なる南米ボリビアのウユニ塩原。この「世界でもっとも平らな場所」が、今後の電源インフラの方向性を決めるかもしれない。ウユニ塩原の地下には、かん水(塩分を含んだ水)に溶けたリチウムが大量に眠っている。世界の埋蔵量の約半分に相当し、電気自動車48億台以上のバッテリーをまかなう量に匹敵する。
 

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 ウユニ塩原で切り出される塩のブロックが、マンハッタンの高層ビルのように並んでいる。当地は塩の生産のほか、アクセスが困難にもかかわらず毎年約6万人の観光客を集める塩原観光が主要産業である。ボリビア政府はリチウム資源開発による観光客や周辺住民への影響はないと判断しているが、環境団体は深刻な水不足や水質汚染が発生する恐れがあると懸念している。
 

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軽量かつ高容量のリチウムイオン電池は既に各分野で電源革命を巻き起こしており、搭載済みの自動車が次々に市場に投入されている。ノートPCや電子書籍端末など、目新しい小型電子機器には欠かせない部品になった。
 
カナダの投資会社バイロンキャピタルマーケッツ(Byron Capital Markets)によると、新型電気自動車の普及がきっかけとなって、リチウム需要は今後4年間で約40%成長する見通しだという。ボリビアをはじめとするリチウム資源国がこの急成長市場に参入する道を模索し始めている。
 
energy-lithium-salt-desert-bolivia-mounds_30250_big.jpg

 
反米・反欧主義からの政治的圧力とインフラ整備の資金不足によって着手が遅れていたが、ボリビアは最近になってやっとリチウム資源産業化の第一歩を踏み出した。今年、商業的価値の高い炭酸リチウム生産のパイロットプラントが稼働したのである。ボリビアの鉱山冶金大臣ホセ・ピメンテルは英字紙「Bloomberg News」に対し、「早ければ2011年1月か2月には輸出の態勢が整う」と話している。
 
しかし懐疑的な意見もある。急成長するリチウム産業を専門に研究する同国の経済学者フアン・カルロス・スレーター(Juan Carlos Zuleta)氏は、輸出は1年以上先になるだろうとみている。
 
 
地図 / Uyuni Salt FlatWikiMapia
 
南米ボリビアのウユニ塩原は、リチウム資源の宝庫
ウユニ塩原「アンデス 天空の鏡」ワンダー×ワンダー#9を見て感動しました。
 

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