米空軍は、X37Bの試験飛行の詳細や将来の任務などを一切明らかにしておらず、その実態は謎に包まれている。米空軍は3日、開発中の軍事用無人シャトル「X37B」が220日間、地球を周回する初飛行を終え、未明にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸したと発表した。
米空軍は、軍事用の無人シャトルX37Bを、2010年4月23日、フロリダ州のケープカナベラル基地からアトラスロケットで打ち上げた。直径5mのアトラスVロケットのフェアリング内に収納されて、一般の人工衛星と同じやり方で17秒後には低軌道に投入されたX37Bは地球周回軌道に達し、約220日間にわたって低軌道を試験飛行した後、大気圏に再突入し、2010年12月3日にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸した。