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December 14, 2010 space
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USAF 謎の軍用スペースシャトル X37B 宇宙飛行220日で帰還

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米空軍は、X37Bの試験飛行の詳細や将来の任務などを一切明らかにしておらず、その実態は謎に包まれている。米空軍は3日、開発中の軍事用無人シャトル「X37B」が220日間、地球を周回する初飛行を終え、未明にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸したと発表した。
 

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 米空軍は、軍事用の無人シャトルX37Bを、2010年4月23日、フロリダ州のケープカナベラル基地からアトラスロケットで打ち上げた。直径5mのアトラスVロケットのフェアリング内に収納されて、一般の人工衛星と同じやり方で17秒後には低軌道に投入されたX37Bは地球周回軌道に達し、約220日間にわたって低軌道を試験飛行した後、大気圏に再突入し、2010年12月3日にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸した。
 

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アトラスロケットの先端部に設置された姿で、打ち上げ時には砲弾型のカバーに覆われる。X37Bは、航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルと同じ再利用型。X-37Bはスペースシャトルよりも長期間軌道上にあることができ、シャトルの16日に対し270日滞在可能となっている。X-37B OTVは、国際宇宙ステーションとはまったく関係ない飛行である。打ち上げ模様や外観などは公表されているものの、宇宙周回中にどのようなミッションを行うか詳しくは説明されていない。
 
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全長約9メートル、翼幅約4.5メートルで、スペースシャトル(全長約56メートル)よりかなり小さい。スペースシャトルが輸送用のなのに対し、X37Bは低軌道衛星の攻撃や高高度からの地上偵察などの軍事ミッションが可能な宇宙航空機の開発を目指しているとみられ、宇宙開発を始めたばかりの中国などは神経をとがらせている。
 
今回の飛行は、発表によれば、誘導、航法、制御、熱防御システム、アビオニクス、高温構造とシール、再使用断熱材、軽量飛行システム、自動軌道飛行制御、再突入と着陸、長期にわたる宇宙技術実験と試験が目的といわれているが、それは再使用型無人ミニシャトルであれば当然のことを述べているにすぎない。
 
米空軍は打ち上げに際し、「X37Bは宇宙でも航空機並みの作戦を展開できる潜在的可能性を秘めている。X37Bの技術と概念は、将来の戦闘能力向上に寄与する。すべての目的は達成された」と発表したが、将来の用途は不明。専門家からは「武器や戦闘支援システムを搭載するなど、宇宙の軍事利用が拡大するのではないか」との懸念も出ている。
 
 
Wikipedia - X-37 (航空機)
 

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HOMENews BlogsSpace Technology | December 14, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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