『もしドラ』の愛称で親しまれている『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は、発売からわずか6ヶ月で驚異の100万部突破!今月22日発売号から雑誌「スーパージャンプ」(集英社)で漫画化!来年3月からNHK総合でテレビアニメ化が決定している。今年の書籍年間ベストセラー総合第1位に輝いた同名ビジネス書の初映画化。人気アイドル軍団、AKB48の前田敦子(19)が来年6月公開予定の映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(田中誠監督)で映画初主演する。
2010年に最も売れた本と、最もブレークしたアイドルが最強タッグを組む。 「もしドラ」(原作・岩崎夏海氏)は、弱小野球部の女子マネジャーが、マネジメントの父と称される経営学者、ピーター・ドラッカーの書籍「マネジメント」を参考に甲子園出場を目指す青春物語。09年12月に発売され、累計発行部数181万部を突破した人気作で、映画化の権利をめぐっては30社以上の争奪戦が繰り広げられた。
実は岩崎夏海さんは、「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」なども手がけた結構有名な放送作家だったんです。しかも「おニャン子クラブ」の仕掛け人である秋元康さんに師事し、今人気絶頂のAKB48のプロデュースを2007年まで手がけていたとか。こういうセンスのある人はヒットを作り出すのも上手いですね! どうして、このような「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」という長い名前になったのでしょうか?
実は著者の岩崎夏海さんがはてなダイアリーと言うサイトに書いたエントリーがこの文言だったのです。このエントリーを見たダイヤモンド社の編集者が著者の岩崎夏海さんに企画を持ちかけて実現したんです。 もしどらに登場する人物は女子マネージャー3人に限らずそれぞれ個性のあるキャラクターです。それぞれがその個性と役割を果たすことによって、もしドラは通常の経営学の書籍と違った、親しみやすい書籍となったのはもしドラを読んだ方ならよくお分かりいただけると思います。
そして、注目すべき3人の女子マネージャーもそれぞれ強い個性を持っているのですが、その個性を作り出すために著者の岩崎夏海さんは誰をモデルにしたのでしょうか?
著者の岩崎夏海さんは現在大人気女性グループのAKB48のプロデューサーを努めていましたが、その時にたくさんのメンバーたちの中からもしドラに必要なユニークなキャラクターの3人を見出したのです。
そして3人のAKB48メンバーのキャラクターを元にもしどらの主人公と中心的な役割を果たす高校野球の女子マネージャーが誕生したのです。
主人公「川島みなみ」はAKB48「峯岸みなみ」がキャラクター AKB48の中ではそれほど目立たず、決して人気があるほうではなかった峯岸みなみをどうして主人公のモデルにしたのか?ということですが、もともと普通の女子高生が主人公のもしドラでは、特に目立つメンバーを主人公にする必要は無かったんだと思います。いたって普通で、目立たないと言うことが、逆に著者の目についたんでしょうね。 著者の岩崎夏海さんは「トークで他のメンバーに話を振るなど 『どうしたら客に楽しんでもらえるか』を考えて行動した。無意識にマネジメントしていて、これはと思った」とインタビューに答えています。 そして、彼女の内面の弱さは将来を悲観的に考える事。そしてそれに捉われて自分が身動き出来なくなる事。そんな峯岸みなみの人間像をそのまま主人公にするのではなく、峯岸みなみが「こんな人になりたい」と感情移入ができる、そして愛せるキャラクターを作り上げということです。 元マネージャー「夕紀」はAKB48「大島優子」 大島優子さんはダンスの練習などでも力の加減をしらず、ギリギリまで自分を追い込んでゆくタイプ。やるからには、なんでも一生懸命やる。そしてやり遂げるまでとことんやると言うのが彼女の特性だそうです。その他のメンバーにはない自分の限界を超えて完全燃焼する大島優子さんを見ていると、まさに病気で入院をした夕紀の姿が重なります。 大島優子さんの限界を超えて、あとでばったり倒れる姿。命を完全燃焼させるかのような生き方はもしドラの元女子マネージャー「夕紀」の人生にも大きく活かされています。 マネージャー「文乃」はAKB48「渡辺麻友」 渡辺麻友は今では堂々としていて、総選挙でも向上心が見え見えの姿でしたが、意外な一面をもっているそうです。著者の岩崎夏海さんは「AKB48加入当初は、子鹿のようにビクビクしていて、誰かに何か言われると「え? あ? ハイ」みたいな調子。それが印象的で。実は渡辺は誰よりも負けず嫌いだと思うんですが、それなのにそんなオドオドした面も持っているのが面白いなと思っていました。」と語っています。 渡辺麻友さんの意外性がもしドラの現役女子マネージャー「文乃」の意外性にも結びついているんですね。
著者の岩崎夏海さんは「トークで他のメンバーに話を振るなど 『どうしたら客に楽しんでもらえるか』を考えて行動した。無意識にマネジメントしていて、これはと思った」とインタビューに答えています。 そして、彼女の内面の弱さは将来を悲観的に考える事。そしてそれに捉われて自分が身動き出来なくなる事。そんな峯岸みなみの人間像をそのまま主人公にするのではなく、峯岸みなみが「こんな人になりたい」と感情移入ができる、そして愛せるキャラクターを作り上げということです。 元マネージャー「夕紀」はAKB48「大島優子」
大島優子さんの限界を超えて、あとでばったり倒れる姿。命を完全燃焼させるかのような生き方はもしドラの元女子マネージャー「夕紀」の人生にも大きく活かされています。 マネージャー「文乃」はAKB48「渡辺麻友」
渡辺麻友さんの意外性がもしドラの現役女子マネージャー「文乃」の意外性にも結びついているんですね。
出演 前田敦子/川島みなみ役 瀬戸康史/浅野慶一郎役 峯岸みなみ/北条文乃役 池松壮亮/柏木次郎役 川口春奈/宮田夕紀役 大泉 洋/加地誠役 ほか
総合プロデュース 秋元 康 エグゼクティブプロデューサー 濱名 一哉・吉田 正樹 企画プロデューサー 森川 真行 原作 岩崎 夏海 監督 田中 誠
総合プロデューサーには、作詞家でありAKB48生みの親でもある秋元康氏。 監督は『うた魂♪』を手掛けた田中誠氏に担当 「マネジャーをやってみたいと思っていたので、うれしかった」と喜ぶ前田は「役を通して周りの方たちをサポートする側にもなれるように頑張ります」と気合十分。妹分である峯岸みなみは、後輩役で出演する。 同作の総合プロデューサーを務めるのが、AKB48など様々な大ヒット作を生み出してきた作詞家、秋元康氏(54)だ。岩崎氏が16年間、秋元氏のもとで放送作家やアシスタントとして働いていたこともあり、邦画ナンバーワンを目指すために白羽の矢が立った。 岩崎氏の「知的で思いこみが激しく、頑固」である性格を知っていた秋元氏は「製作側から依頼されたときは『無理です』と断った」という。それでも、「見ただけで“勝ち”と思った」というタイトルや、ビジネス書に青春野球小説を織り交ぜた原作のおもしろさに惹かれ、引き受けることに。作品には企画や宣伝などに携わっていく。 原作同様、映画もサラリーマン世代をはじめ、ストーリーや表紙のイラストに惹かれて手に取るティーン世代まで幅広い層に支持されることが大ヒットの条件と考えている秋元氏は「原作の世界観を壊さないように作りたい」とヤル気満々。前田については「繊細で透明感があり、主人公にピッタリ。歌って踊るAKBの前田敦子ではなく、(女優として)この作品に入っていける」と太鼓判を押している。 かねて女子マネジャーに憧れていた前田は「チームプレーでステキな作品を仕上げたいと思います!」と目を輝かせている。