NHKが2011年度春からの朝の連続テレビ小説第84作目が『おひさま』(NHK総合・前8:00〜ほか)を長野・安曇野と松本を舞台に、井上真央(23)がヒロインに抜擢されたそうです。“おひさまのような笑顔”がヒロイン起用の決め手となったと制作プロデューサーが語っていましたが、みずほ銀行のCMでもその爽やかな笑顔が魅力的ですから、NHK朝ドラには最適な笑顔でしょう。
安曇野と松本を舞台に、戦前、戦中、戦後を“おひさまのような明るい笑顔で”生きた女性の一代記。 信州安曇野と言えば、お蕎麦が有名ですが、この名産の「信州そば」を題材にして、信州では信濃の国とも言われたころから蕎麦は貴重な食べ物として人々の生活を支えてきました。ヒロインも人生の過程で蕎麦と出会い。その出会いを通じて教師時代の教え子、家族、友人、近所の人、いつの時代も不変の人々のつながりを描かれるそうです。 長野県が連続テレビ小説の主な舞台になるのはNHKでは『水色の時』(1975年前期 主演・大竹しのぶ)、『かりん』(1993年後期 主演・細川直美)に次いで 3回目。民放では、TOKIOの長瀬さんが主演したフジテレビ「白線流し」が有名ですね。 「おひさま」は、昭和7年から、戦前戦中を挟んで昭和30年代までの長野・安曇野と松本を舞台に、おひさまのような明るい希望で照らすヒロイン・陽子がそばと出会い、人々の心をそばでつないでいくドラマが描かれる。 朝の連続テレビ小説第84作目が『おひさま』の撮影は、今年10月からのクランクインを予定しているそうですが、話のメインとなる“そばの花”が咲く8月末から、先行してその部分を撮影する予定で、来年には季節外れですが「そばの花」が見られることになるのでしょう。
NHK朝ドラ『おひさま』のストリー 昭和初期の日本、女性の間でも社会進出やファッション・文化を楽しめるという自由な空気が流れたが、そんな思いもむなしく時代は戦争へと向かう。終戦直後、食糧不足や貧困に苦しむ中、太陽のような笑顔で人々を照らし続けた一人の女性。「辛いときこそ笑って」という亡き母との約束を胸に「子どもの成長には母の笑顔が一番の栄養」と信じて激動の昭和、日本の片隅で輝き続けるヒロインの半生に、強く優しい日本の母の原点を見つめ直す。
白線流しとは… ドラマの原点は、92年3月29日深夜に放送されたドキュメンタリー番組『白線流し』。 岐阜県高山市の山すそに位置する県立斐太高校(長野県松本市の松商学園で撮影)は、伝統ある県下有数の進学校。 ここに通学するさまざまな境遇の少年少女を半年間にわたって取材。卒業式当日、卒業生が川辺に整列し、男子学生は学帽に縫いつけられた白線を、女子学生はセーラーの白いスカーフを、一本につないで川に流す。この儀式までを番組では放送しました。