現地時間午後2時、フォーメーションラップがスタートした。多くのクルマがオプションを履いている。バリチェロとリウッツィはプライムを履いている。
全車がグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
アロンソがいいスタート、ウェーバーの前に出た。ヴェッテルがターン1をトップで通過し、アロンソ、ウェーバー、マッサ、ペトロフ、ハミルトンの順で続いた。
1周目を終えた時点の順位は、ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、マッサ、ペトロフ、ハミルトン、ロズベルグ、クビサ、バリチェロ、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、スーティル、シューマッハ、リウッツィ、バトン、小林、トゥルーリ、アルグエルスアリ、ブエミ、ディ・グラッシ、コヴァライネン、グロック、セナ、山本となった。
2周目 ハミルトンがペトロフをパスして5番手となった。アルグエルスアリはクルマから白煙が上がり、クルマを止めた。
スタートのリプレイが流れた。一時はマッサに並びかけたハミルトンだが、ターン1でペトロフに抜かれてしまった。ウェーバーは出だしが悪く、アロンソに簡単にパスされてしまった。
3周目 ヴェッテルは1分27秒883のファステストを記録し、アロンソに2秒9の差をつけて走行している。
5周目 ヴェッテルとアロンソの差は3秒9に開いた。小林はリウッツィをパスして15番手にポジションを上げた。前を走るのはバトンだ。
6周目 バトンは「プライムタイヤのほうがいい」と無線で伝えており、何か戦略を考えてほしいと頼んでいる。彼は現在14番手を走行しており、トップのヴェッテルが1分26秒台で走行しているのに対して、1分29秒台で走行している。
7周目 ヴェッテルは1分26秒518のファステストを記録した。アロンソとの差は6秒3となっている。ウェーバーはアロンソにコンマ8秒差に迫っている。シューマッハはブレーキに違和感を感じていることを無線で伝えている。
8周目 7番手のロズベルグの後ろに列ができており、クビサ、バリチェロ、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、スーティルが続いている。
9周目 15番手を走る小林のオンボード映像が流れた。彼は前を走るバトンにコンマ7秒差に迫っている。
11周目 トップのヴェッテルは1分26秒404で走行している。アロンソは1分26秒878、ウェーバーは1分26秒823で走行しており、ヴェッテルとアロンソの差は9秒となった。アロンソとウェーバーの差は1秒、ウェーバーと4番手マッサの差は2秒2となっている。
12周目 レースを早々に終えたアルグエルスアリがピットウォールでチームクルーと話している。
13周目 12番手のスーティルが前を走るデ・ラ・ロサにコンマ6秒差に迫っている。
14周目 マッサの父がガレージで息子の走りを見守っている。マッサは現在4番手を走行しており、前を走るウェーバーとは2秒1差、トップのヴェッテルとは14秒差となっている。
マッサはタイヤ交換のタイミングをチームと相談し、スメドリーは予定通りのストップが行えないと伝えている。
15周目 バトンとリウッツィがピットイン。バトンはプライムに交換した。リウッツィはプライムからオプションに交換し、ノーズも交換した。
ここでセーフティーカーが入ることになった。コース上にリウッツィが落としたものと思われるパーツがあることが原因だ。
16周目 ヴェッテル、アロンソ、マッサ、ハミルトン、ペトロフ、山本、ロズベルグ、クビサスーティル、ヒュルケンベルグ、シューマッハがピットイン。
スーティルはピットレーンでクビサと接触し、クルマを止めている。また、ロズベルグの右リアタイヤが外れており、ピットレーン出口でクルマを止めている。
クビサとスーティルの接触は、後方を確認せずにクルマを出したことが原因だった。クビサはコースに復帰したが、スーティルはピットに入ったままだ。
ほとんどのクルマがピットに入ったが、ウェーバー、バリチェロ、トゥルーリがピットに入らなかった。
17周目 SCはこの周でピットに戻る。
18周目 SCが戻りレースが再開された。現在の順位は、ウェーバー、ヴェッテル、アロンソ、ハミルトン、マッサ、バリチェロ、ペトロフ、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、バトン、シューマッハ、小林、ブエミ、トゥルーリ、リウッツィ、コヴァライネン、グロック、セナ、山本、クビサ、ディ・グラッシとなった。ロズベルグとスーティルはリタイアとなった。
クビサとスーティルのピットレーンでの接触事故が審議にかけられている。
20周目 ウェーバーが1分25秒648のファステストを記録した。2番手のヴェッテルとの差は4秒6だが、彼はまだピットに入っていない。
21周目 トゥルーリがピットイン。ウェーバーは1分25秒147のファステストを記録し、ヴェッテルとの差を5秒6に広げた。
5番手のマッサは、前を走るハミルトンにコンマ9秒差に迫っている。
23周目 ウェーバーは1分24秒788のファステストを記録し、ヴェッテルとの差を6秒8に広げた。ヴェッテルは1分25秒708、アロンソは1分25秒854で走行しており、ウェーバーとアロンソとの差は10秒1となっている。
クビサとスーティルの接触事故については、クビサにストップ&ゴーペナルティが科せられた。
24周目 クビサがピットに入り、10秒停止のペナルティを受けた。ハミルトンがターン3付近でクルマを止めている。
25周目 チャンピオンシップリーダーのハミルトンがリタイアしたことにより、レッドブルに大きなチャンスが巡ってきた。
ここでヴェッテルが審議にかけられた。セーフティーカー出動時にウェーバーとの差を広げ過ぎたことが原因だ。
27周目 前の周回でクビサはピットに入り、クルマを降りてリタイアとなった。
フェラーリはアロンソにヴェッテルが審議対象となったことを無線で伝え、プッシュするように指示している。
28周目 トップを走るウェーバーはまだピットに入っておらず、2番手のヴェッテルは審議対象、3番手のアロンソはプッシュするように指示されているという、おもしろい展開となった。レッドブルの2台とアロンソの位置関係に注目だ。
29周目 ヴェッテルにドライブスルーペナルティが出された。
30周目 トップのウェーバーとヴェッテルの差は6秒8、ヴェッテルとアロンソの差は6秒5、アロンソとマッサの差は5秒8となっている。ロズベルグはタイヤの装着ミスによりレース後に審議にかけられることになった。
31周目 ヴェッテルはドライブスルーペナルティの理由をクルーに聞いているが、クルーはドライブに集中しろと返した。
32周目 ヴェッテルがピットイン。アロンソの後ろの3番手でコースに戻った。
33周目 ウェーバーは1分24秒315のファステストを記録し、アロンソとの差は4秒8となった。
ヴェッテルはピットレーンを通過する際に両手を上げて「なんで??」というジェスチャーを繰り返した。彼はペナルティの理由を理解していない。
35周目 飛ばしまくるウェーバーは、アロンソとの差を16秒9に広げた。まだピットに入っていないウェーバーは、アロンソの前に出ようと必死に差を広げている。
36周目 ウェーバーは1分23秒847のファステストを記録した。アロンソも負けずに1分24秒530の自己ベストを記録したが、ウェーバーとの差は17秒6に開いた。
ここまでの順位は、ウェーバー、アロンソ、ヴェッテル、マッサ、バリチェロ、ペトロフ、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、バトン、小林、シューマッハ、ブエミ、リウッツィ、コヴァライネン、トゥルーリ、グロック、セナ、ディ・グラッシ、山本となっている。
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39周目 ウェーバーとアロンソとの差は20秒6となった。ウェーバーは1分23秒781のファステストを記録している。
3番手のヴェッテルがアロンソとの差を詰めている。両者の差は1秒7だ。
40周目 ウェーバーとアロンソの差は21秒7となった。アロンソとヴェッテルの差は1秒、ヴェッテルとマッサの差は7秒5となっている。マッサとその後ろのバリチェロとは22秒の差がついている。
41周目 ウェーバーはまだピットに入らず、アロンソとの差を広げるべく走行を続けている。現在の差は22秒8だ。ヴェッテルはアロンソとの差をコンマ8秒まで詰めている。
後方では、6番手のペトロフがバリチェロにコンマ6秒まで詰めている。
リタイアに終わったハミルトンは、ギアボックスのトラブルが原因とのことだ。
42周目 ウェーバーとアロンソの差は23秒3となった。まだピットに入っていないバリチェロは、徐々にペースを落としている。
44周目 ウェーバーがピットイン。オプションからプライムに交換した。完璧な作業に、ピットウォールのホーナーは拍手を送った。ウェーバーは余裕でアロンソの前でコース復帰した。
45周目 トップのウェーバーと2番手のアロンソとの差は6秒1、アロンソとヴェッテルの差はコンマ6秒となった。
46周目 ウェーバーは1分23秒118のファステストを記録した。13番手のリウッツィは前を走るブエミにコンマ8秒差に迫っている。
47周目 ウェーバーが1分22秒651のファステストを記録した。バリチェロだけがまだピットに入っていない。
48周目 アロンソとヴェッテルの差はコンマ5秒となった。レッドブルのクルーはヴェッテルに「アロンソより速い」と伝えている。
49周目 12番手のブエミが膨らんで走行した隙に、リウッツィが彼の真後ろに迫った。
51周目 ウェーバーとアロンソの差は15秒2、アロンソとヴェッテルの差はコンマ5秒、ヴェッテルとマッサの差は6秒5となっている。バリチェロはまだピットに入らず走行を続けている。後ろを走るペトロフが1秒1差に迫っている。
53周目 ウェーバーは1分23秒台のペースで走行を続けており、アロンソとの差を17秒5に広げた。ヴェッテルはアロンソをオーバーテイクするチャンスを伺っている。アロンソの前に周回遅れのトゥルーリが走行している。
54周目 アロンソにコンマ3秒差まで迫ったヴェッテルだが、近づき過ぎたせいかわずかにコースオフを喫し、差がコンマ8秒に開いた。
55周目 小林が1分25秒054の自己ベストを記録した。彼は今、10番手を走行している。
56周目 バリチェロがピットイン。プライムからオプションに交換し、シューマッハの後ろの11番手でコースに復帰した。
58周目 アロンソとヴェッテルの差はコンマ6秒となっており、依然として接近戦が続いているが、ヴェッテルはなかなかアロンソを抜くことができない。
59周目 現在の順位は、ウェーバー、アロンソ、ヴェッテル、マッサ、ペトロフ、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、バトン、小林、シューマッハ、バリチェロ、ブエミ、リウッツィ、コヴァライネン、トゥルーリ、グロック、セナ、ディ・グラッシ、山本となっている。ウェーバーは10番手のシューマッハ以下を周回遅れにしている。
60周目 11番手のバリチェロが前を走るシューマッハに迫っている。新品のオプションを履いたバリチェロは、シューマッハの真後ろに迫った。
62周目 バリチェロはターン1でシューマッハを抜きにかかったが、シューマッハにブロックされた。
64周目 国際映像はシューマッハとバリチェロのバトルを追い続けている。ウィリアムズのクルーたちも、真剣なまなざしでポイントをかけたバトルを見守っている。
66周目 ヴェッテルは依然としてアロンソを追いかけ続けている。バリチェロはホームストレートでシューマッハに並び、ターン1で彼をパスした。シューマッハのラインの塞ぎ方はすさまじく、シューマッハの右側からパスしようとしたバリチェロは、あわやコンクリートブロックに接触しそうになった。
バリチェロは無線で「ひどすぎる」とシューマッハを非難している。
残り3周 シューマッハの「ひどすぎる」ブロックは審議にかけられた。
残り2周 アロンソとヴェッテルの差は2秒8に開いた。
ファイナルラップ ウェーバーはバックマーカーを交わしながらファイナルラップを走行している。
レース終了! ウェーバーがトップチェッカーを受け、今シーズン4勝目を挙げた。2位にアロンソ、3位にヴェッテルが入り、ヴェッテルはファイナルラップで1分22秒362のファステストを記録した。
Race results
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. Mark Webber レッドブル 1:41:05.571
2. Fernando Alonso フェラーリ +17.821
3. Sebastian Vettel レッドブル +19.252
4. Felipe Massa フェラーリ +27.474
5. Vitaly Petrov ルノー +1:13.192
6. Nico Hulkenberg ウィリアムズ +1:16.723
7. Pedro de la Rosa ザウバー +1 Lap
8. Jenson Button マクラーレン +1 Lap
9. Kamui Kobayashi ザウバー +1 Lap
10. Rubens Barrichello ウィリアムズ +1 Lap
11. Michael Schumacher メルセデスGP +1 Lap
12. Sebastien Buemi トロロッソ +1 Lap
13. Vitantonio Liuzzi フォースインディア +1 Lap
14. Heikki Kovalainen ロータスF1 +3 Laps
15. Jarno Trulli ロータスF1 +3 Laps
16. Timo Glock ヴァージンレーシング +3 Laps
17. Bruno Senna HRT F1 Team +3 Laps
18. Lucas Di Grassi ヴァージンレーシング +4 Laps
19. Sakon Yamamoto HRT F1 Team +4 Laps
Did not finish
20. Lewis Hamilton マクラーレン +47 Laps
21. Robert Kubica ルノー +47 Laps
22. Nico Rosberg メルセデスGP +55 Laps
23. Adrian Sutil フォースインディア +55 Laps
24. Jaime Alguersuari トロロッソ +69 Laps