話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index PCparts >> space
space space
space
space
space
space
April 3, 2010 space
   space
space

魅惑の6画面対応!AMD製GPU「Radeon HD 5870 Eyefinity 6」

space

発売が予告されていた最大6画面出力が可能なAMD製GPU「Radeon HD 5870 Eyefinity 6」(以下5870 Eyefinity 6)を搭載したビデオカードが遂に発売となりました。これがひとつあれば最大6画面の広大なエリアでPCが堪能できます。その前にモニターを6台と置き場所を確保しなければ…
 

Radeon HD 5870 Eyefinity 6

 

space

 
 「Radeon HD 5870 Eyefinity 6」は、1枚のビデオカードで最大6画面に出力が可能なマルチディスプレイ技術「ATI Eyefinity」を搭載したGPU。ATI Eyefinityは、Radeon HD 5800シリーズが発表された当初からその存在が明らかにされていたが、6画面対応製品が店頭に登場した。
 
1枚のグラフィックスカードで6台のディスプレイ、3カードなら1台のPCで最大24ディスプレイ。多画面が、これまでになく身近なものになりつつある。解像度では2,560×1,600ドットのディスプレイを6台使うことで、最大7,680x3,200ドットの超広解像度の表示が可能になる。
 
AMDは、液晶ディスプレイの単価が安くなって来た今なら、複数のディスプレイを備える環境が整ったと説明している。ゲームで6ディスプレイや3ディスプレイを使ってワイドに表示するといった使い方から、多ディスプレイで多情報表示することで仕事の効率を上げたり、TVのスポーツ中継を見ながら戦績を参照したりスポーツゲームをプレイする、といったさまざまな使い方が考えられる。
 

Radeon HD 5870 Eyefinity 6

 
 ATI Eyefinityでは最大6基のDisplayPortによる出力をサポート。
 
 今回の製品ではブラケット部に6基のMini DisplayPortが並んで、一般的なビデオカードとはかなり違う印象の外観となる。HDMIやDVIといった端子は装備していないが、付属の変換アダプタを用いることでHDMI/DVI出力を使うことができる。また、Mini DisplayPort - DisplayPort変換アダプタも付属している。
 
ただし、6画面出力を行なう際はDisplayPortを少なくとも4基使う必要があるとされており、出力機器としてDisplayPortもしくはデュアルリンクDVIに対応したディスプレイが必須になる。例えば、変換アダプタを用いてHDMI接続のみで6画面に出力するといったことはできないので、安価な液晶ディスプレイを用いて6画面環境を構築しようと考えている人は要注意です。
 
ディスプレイの並べ方も、いろんなユニークなコンフィギュレーションが可能になると説明した。EyefinityのAPIでは、複数のディスプレイにまたがる広解像度表示を行うディスプレイグループを任意に設定することができる。例えば、3台のディスプレイをグループにして1つの大きな画面を表示して、さらに、そこに別画面を表示するディスプレイを組み合わせるといったことができる。
 
Radeon HD 5870 Eyefinity 6

 
 Eyefinityには制約もある。
 
 6ディスプレイ出力が可能なのはDisplayPortの場合だけだ。正確には、DisplayPortが最低でも4出力含まれていないと、6ディスプレイへの出力ができない。
 
AMDでは、「いくつかのアーキテクチャ上の制約がある。我々はチップ上に、独立したタイミングソースを2つだけを内蔵した。6つの独立したタイミングソースを備えているわけではない。3つ目のタイミングソースをオンチップで載せるビジョンもあるが、現状は2つだけだ。
 2つの独立したタイミングソースをビルトインしているということは、2つのモニタを完全に異なるタイミングで駆動できることを意味する。しかし、2つより上はできない。これは、大きな制約のように見えるかもしれないが、DisplayPortの場合には制約ではない。
 それは、 DisplayPortが多くのタイミングソースを必要としないからだ。実際、全てのDisplayPortは、たったひとつのタイミングソースで駆動できる。それぞれのポートが、どんな解像度だろうと関係はない。」としている。
 
5870 Eyefinity 6のプロセッサ数やクロックなどのスペックは既存のRadeon HD 5870と同じで、発売されたSAPPHIRE製モデルの主なスペックは、搭載メモリがGDDR5 2GB(256bit)、クロックがコア850MHz/メモリ1,200MHz、消費電力が200W。カードデザインは2スロットサイズで、Radeon HD 5870搭載製品と同様にカード全体はカバーで覆われている。
 
付属品はMini DisplayPort - DisplayPort変換アダプタ(2個)、Mini DisplayPort−HDMI変換アダプタ(1個)、Mini DisplayPort−シングルリンクDVI変換アダプタ(2個)など。
 
 
■Amazon:MSI Radeon HD5870搭載グラフィックカード R5870 Eyefinity 6
■楽天:Radeon HD 5870 Eyefinity 6

 

space
HOMENews BlogsPCparts | April 3, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> コーヒーからポリフェノール 心だけでなく体も癒やす >> 

動脈硬化の抑制などに効果があるとされるポリフェノール。赤ワインやココアなどに含まれていることは広く知られている。しかし、コーヒーにも赤ワインに匹敵する量のポリフェノールが含まれ...»この話題を見る…


  Previous << スマートフォンにレピュテーション技術を。シマンテックのキャリア戦略 << 

Symantec MRSで現在開発中なのが、「Symantec Mobile Reputation Security」と呼ばれるスマートフォン向けのレピュテーション技術。PC向... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP