今年に入りノートPCで人気を集めているのは、低価格の海外製品と高機能の国内製品、しかし一方ではネットブック人気が衰退す販売数の現象が鮮明になってきた。
カカクコムは、月間約2,300万人が利用する同社購買支援サイト「価格.com」のページビュー(PV)や価格情報などから、ノートPCに関するデータを集計・分析。その結果を発表した。 2009年12月31日〜2010年3月30日の期間で、ノートPCのPVシェア率をNEC、ソニー、東芝、レノボ・ジャパン、日本エイサーのメーカー5社別に見ると、3月上旬までレノボ・ジャパンが首位を独走し、以降、日本エイサーが首位を奪取していることがわかった。 両社の人気ぶりを裏付けるのは「価格.com」における製品の売れ筋ランキング。 レノボ・ジャパンの「Lenovo G550 2958GCJ」は2009年10月に発売されると、11月中旬から同ランキングで1位に初ランクイン。それ以降は一時的に他の製品に1位を奪われることがあるものの、2010年3月上旬までの間、1位を座をほぼ独占してきた。その後の3月上旬以降に1位となったのは、日本エイサーの2010年春モデルとなる「Aspire 5740 AS5740-15」だ。 Lenovo G550 2958GCJは、15.6型液晶搭載のスタンダードモデルで、CPUはCeleron T3000(1.8GHz)、メモリは3GB/最大4GB、HDDは250GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ(2層書き込み対応)。 Aspire 5740 AS5740-15は、15.6型液晶を搭載し、CPUはCore i5-430M(2.26GHz)、メモリは4GB/最大8GB、HDDは500GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ(2層書き込み対応)。 いずれも価格の安さが魅力で、3月30日発表分のランキングでの平均価格は、Lenovo G550 2958GCJが50,758円、Aspire 5740 AS5740-15は79,700円となっている。 また、3月30日発表分のノートPC売れ筋ランキングで注目されるのは、トップ10入りしている製品が、5〜6万円台を中心にした海外メーカーの低価格モデルか、国内メーカーの15万円前後のモデルのいずれかであるということ。5位のソニー「VAIO F」シリーズの「VPCF118FJ」はフルHD対応16.4V型ワイド液晶/地上デジタルらブルチューナー/Blu-rayディスクドライブなどを搭載し、平均価格は169,011円。8位のNEC「LaVie L」シリーズ「LL750/WG6B」/「PC-LL750WG6B」は16V型ワイド液晶/Blu-rayディスクドライブなどを搭載し、平均価格は 132,769円。 国内メーカーでは高機能モデルが人気を集めているようだ。 ノートPCカテゴリのなかでも2008年から2009年前半にかけて高い人気を得ていたネットブックは、「トップ10どころか、トップ20にも入っておらず、ネットブック人気の衰退は、2010年に入ってさらに拍車がかかっている」とカカクコムでは見ている。 ■東芝dynabook「NB100」 ネットブックの衰退 今年に入りが販売数が激減… 東芝「dynabook UX」ネットブックで首位奪取! Dell デル ネットブックPC VostroTM (ボストロ)「A90」を発売 Lenovo「IdeaPad S10」が予告していた小型ノートPC市場に参入 DELLミニノートPCは「Inspiron mini」!? 日本HP「HP 2133 Mini-Note PC」価格以上の高級感 ASUSTeK「Eee PC」話題のミニノートPCが発売3日で1万台を完売! 「FMV-BIBLO LOOX P70R」990g モバイルタブレットPC リブレット libretto U100/190(U100/190)復活 ! 東芝ネットブック「NB100」は海外メーカーと戦えるか!? VAIO 封筒サイズノートPC登場か!?ティーザー広告開始!