Mozilla Foundation は6日、次期『Firefox』ブラウザ最初の公開ベータ版『Firefox 4 Beta 1』をリリースした。同ベータ版では、パフォーマンスが向上したほか、HTML5 のサポート、オフラインストレージ、アドオンなどが加わり、現行版の『Firefox 3.6』と比べてユーザーインターフェース (UI) にも改良が加わっている。
Firefox 4 Beta 1 には、『Windows』『Linux』『Mac OS X』向けのバージョンがあるが、対応版により UI が異なる。
新しい UI を備えるのは Windows 版で、『Windows 7』と『Windows Vista』の場合は、複数のブラウザ メニュー機能を統合した新しい『Firefox』ボタンが利用できる。Linux および Mac OS X 用は、今後のベータ版リリース時に新 UI を実装する。とはいえ、開発リリースサイクルが短期間になっていることから、Linux および Mac OS X ユーザーが新 UI に触れる日もそう遠くないだろう。
Mozilla は今後 Firefox 4 について、2週間ないし3週間ごとに最新ベータ版をリリースしていく予定だ。ただし現時点において、何回ベータ版のリリースを行なうのか、そして Linux および Mac OS X 版に新 UI を実装するのはいつになるのか、まだはっきりと決まっていない。