第82回アカデミー賞で作品賞、監督賞など6部門を受賞した『ハート・ロッカー』(The Hurt Locker)で、主人公のJames二等軍曹は、耐爆スーツを身につけると、文字通り変身する。 主演俳優のJeremy Renner氏は先日、米国のラジオ番組『Fresh Air』に出演した際、進行のTerry Gross氏との対談で、このスーツとの「愛憎が入り交じった」関係について語ってくれた。
「このスーツは、主人公にとっても大事な部分だし、映画全体にとっても非常に重要なものだ――視覚効果の上でもだし、もちろん、身体的にもね。中のケブラーを抜いた偽物のスーツを使っていたとしたら、映画の中で僕がしていたような歩き方はできなかっただろう」とRenner氏は言う。[ケブラー』は高強度・高耐熱性であり、同じ重さの鋼鉄と比べて5倍の強度を持つ]