HP SlateはWindows 7を搭載して発売される。これは極めて重要な特徴だ。iPadの問題の1つは、フル機能のOSを搭載しない点にある。このため機能が制限され、iPadはポータブルコンピュータというよりも大きなiPod touchになってしまっている。Appleはそれを目指しているのかもしれないが。ただ、ユーザーが基本的なコンピュータ作業にフル機能OSを使いたいと思うかどうかは今のところ分からない。
HP Slateは、iPadよりもわずかに軽いが、厚さはiPadを少し上回っている(HP Slateの厚さは0.57インチ、iPadは0.5インチ)。また、HP Slateは、スクリーンが小さいため、本体のサイズもiPadより小さい(HP Slateは9.21×5.7インチ、iPadは9.56×7.47インチ)。
資料によると、HP Slateはクロック周波数1.6GHzのIntel Atom Z530プロセッサと1GBのDDR2 RAM(ユーザーがアップグレードすることはできない)を搭載するという。iPadは、Appleがカスタマイズした1GHzのA4チップを搭載するが、 RAMの容量は明らかにされていない。