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March 21, 2010 space
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HP Slate は APPLE iPad よりも魅力的かも…

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AppleのiPadの発売まで1カ月を切ったいま、消費者はタッチスクリーン分野に新たに登場するこの製品を待ちわびている。iPad は電子書籍リーダー、App Storeへのアクセスなど素晴らしい機能を備えているが、基本的には大きな iPod touch なのだ。価格は499ドルからと手ごろなのでかなり話題になるはずですが。残念なことに Apple製「iPad」はいまだに Flash に対応していない。。。
 

iPadvsHPSlate.jpg

 

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 だがこの市場に参入するのはAppleだけではない。Hewlett-Packard(HP)を筆頭に、競合他社も乗り込んでくる。HPが投入するSlateは、Apple相手に健闘できるかもしれないただ1つのライバルのように今は…思える。それはSlateがiPadにはない機能を幾つか備えているからで、消費者が信頼できる有名企業がバックに付いている。簡単に言えば、SlateはAPPLEにとって十分に警戒すべき相手ということでしす。Appleは消費者への Slateの訴求力を心配しておくべきです。
 


 
 1. Slateは見た目がいい
 
 iPadの魅力の1つはデザインだ。Appleの「消費者の目に訴えかける製品を作るデザイナー」としての能力を反映している。だがHPも Slateで同じことをやっている。確かにデザインは非常に似ているが、そんなことを誰が気にするだろうか? HPのSlateはiPadと同じくらい消費者に訴求する。今回ばかりは、Appleが簡単に製品のデザインで勝つということはないだろう。これは新鮮だ。
 
 2. Windowsが載る
 
 HP SlateはWindows 7を搭載して発売される。これは極めて重要な特徴だ。iPadの問題の1つは、フル機能のOSを搭載しない点にある。このため機能が制限され、iPadはポータブルコンピュータというよりも大きなiPod touchになってしまっている。Appleはそれを目指しているのかもしれないが。ただ、ユーザーが基本的なコンピュータ作業にフル機能OSを使いたいと思うかどうかは今のところ分からない。
 
 3. Flashのサポート
 
 iPadの話になると必ず、Adobe Flashとの互換性が本当に必要かどうかという疑問が持ち上がるようだ。わたしは必要だと思う。有名なWebサイトの多くはFlashを使っている。多くのWebビデオにもFlashは使われている。どんなにFlashを嫌っている人がいても、この技術はWebの必要悪であり、タブレットはこれをサポートする必要がある。SlateはFlashをサポートしている。つまりSlate上でWebサイトが動作するということだ。iPadは Flashをサポートしていない。
 
 4. 2番目だからこそ
 
 通常、一番最初ではなく2番目に市場に参入するとなると、企業にとっては不利になる。だが今回の場合、2番目ということがHPにプラスに働くかもしれない。AppleはiPadの機能を公開し、手の内を見せているため、HPは設計段階にまで戻ってSlateを改良し、iPadにはない機能を加えることができる。参入が遅いおかげで、SlateはiPadにある機能とない機能をすべて備えるかもしれない。
 
 5. 企業も取り込む可能性
 
 タブレットは消費者向けに設計されている。だが、企業が社員にタブレットを使わせることにしたら、HP Slateは先行できるかもしれない。iPadとは違って、Slateには企業でよく使われているWindowsが載っていて、企業で日常的に使われているシンプルなアプリケーションの多くも動かせる。企業にとっては互換性が重要だ。Slateにはそれがある。
 
 6. Appleに匹敵するCM
 
 機会があったら、YouTubeでHP Slateの最新のティーザービデオを見てみてほしい。面白いことに気付くはずだ。AppleのCMにも匹敵する30秒の動画をPCベンダーが流しているのだ。これはなかなかの芸当だ。Appleの成功に貢献している主な要素はマーケティングだ。CMを見た多数の消費者に感銘を与えている。Slateのマーケティングは iPadに引けを取らない。これはHPにとってプラスでしかない。
 
 7. iPad同様、先を見ている
 
 iPadの幾つかの機能が、「過去に焦点を当てるよりも先を見たい」というAppleの望みを明確に表していることは議論の余地がない。だがHP Slateも同じ望みを反映している。Slateはマルチタッチを備え、消費者がモバイル製品で本当にやりたいことに訴求している。おそらくもっと重要なのは、Slateが「体験」を提供しようとしていることだろう。今のところその点で成功しているのはAppleだけだ。
 
 8. 電子書籍や多彩な機能
 
 1月のCESで、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOはSlateの機能の幾つかを披露した。その中には、電子書籍を読む機能もあった。AppleはiPadを、ハードカバーを持たずにお気に入りの本を読みたい消費者に電子書籍(Appleの場合、iBooks)を配信できるKindleキラーとして売り込んでいる。 Slateユーザーも電子書籍を読むことができる。そしてiPadと同様に、音楽や動画の再生も可能だ。Slateはフルマルチメディアデバイスだ。消費者に気に入られるだろう。
 
 9. USBポートがある
 
 iPadは周辺機器の接続にアクセサリの購入が必要だが、HP SlateにはUSBポートが付いているため、消費者も企業ユーザーも、USBメモリやプリンタなどのたいていの機器を簡単に接続できる。これは同製品の特に重要なアドバンテージの1つかもしれない。iPadはアクセサリ経由でほかの機器と接続できるが、Slateでは、基本的な作業を済ますのに追加機器を購入する必要がない。この点は面白いし、大きなセールスポイントになる。
 
 10. 今年登場する
 
 Slateは2010年中に店頭に登場する。
 
 これは重要だ。もしもHPの参入が遅く、iPadにライバルがいない状態が丸1年続くことになっていたら、Appleは追いつけないほどのリードを得ていただろう。そうなったら、HPの製品は敗者のように見られ、Appleはそれを横目に第2世代 iPadの準備に取り掛かっていたはずだ。だが、Slateは年内に登場するため、HPにはチャンスがある。HPはiPadの発売から数カ月後に、「幾つかの点でiPadに勝っている」とうたって独自製品を投入することができる。賢明なやり方だ。iPadにとっては厄介なことになるかもしれない。
 
 HPのタブレット型デバイス「HP Slate」の詳細が判明…
 
 HP Slateのプレゼンテーション資料には、これまで明らかにされていなかった情報が数多く含まれている。資料によると、HP Slateは、32GBのストレージを搭載した549ドルのモデルと、64GBのストレージを搭載した599ドルのモデルがあるという。
 
HP Slateのスクリーンは、iPadよりも小さく、解像度も低い。サイズは8.9インチで、解像度は1024×600ピクセル(iPadは9.7インチで、1024×768ピクセル)だが、1080ピクセルのHD映像の再生が可能とされている(iPadは720ピクセルまで)。
 
また、HPが公開したプロモーション・ビデオでも、HP Slateは、SDカード・リーダ(最大128MB)とUSB 2.0ポート、および従来型のSIMカード・トレイを搭載することになっている(Wi-Fiと3Gの両方をサポートするiPadは新型のマイクロSIM カード・トレイを搭載する予定)。
 

 
HP Slateは、iPadよりもわずかに軽いが、厚さはiPadを少し上回っている(HP Slateの厚さは0.57インチ、iPadは0.5インチ)。また、HP Slateは、スクリーンが小さいため、本体のサイズもiPadより小さい(HP Slateは9.21×5.7インチ、iPadは9.56×7.47インチ)。
 
 資料によると、HP Slateはクロック周波数1.6GHzのIntel Atom Z530プロセッサと1GBのDDR2 RAM(ユーザーがアップグレードすることはできない)を搭載するという。iPadは、Appleがカスタマイズした1GHzのA4チップを搭載するが、 RAMの容量は明らかにされていない。
 
HP Slateは、多彩な機能を搭載したことでバッテリ駆動時間が短くなっているようだ。
 
HPのプレゼンテーション資料によると、HP Slateのバッテリ駆動時間はiPadのおよそ半分で、5時間とのこと(iPadは10時間)。また、iPadと同様、HP Slateもユーザーがバッテリを交換することはできない。
 
HP Slateの出荷時期は、今年6月または9月とされているが、今回の資料でもこの点は明らかにされていない。出荷されればiPadの有力なライバルになると思われるが、販売開始初日だけで30万台が出荷されたiPadに対抗するには、開発作業をさらに加速させる必要があるだろう。

 
 

日本hpのオンラインストア「hp directplus」
 

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