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May 23, 2010 space
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超音速機?これはミサイルでしょ…X51A が25日に初飛行

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米空軍が25日、地球上のあらゆる場所を1時間以内に攻撃できる超音速航空機X51Aウエーブライダーのスクラムジェットの実用化への更なる一歩として初飛行実験を行うと発表しました。しかし超音速航空機と米軍は呼びますが、どう見てもこれは巡航ミサイル…のようにしか見えませんね。一度発射されたら着陸を考えない機体を超音速航空機と呼ぶのは無理があります。X51Aは元々巡航ミサイルモデルとした無人攻撃機で、洞窟(どうくつ)に潜むテロリストや敵基地を軍事衛星の誘導で“奇襲攻撃”する21世紀型の新兵器として売り込んでいました。2020年ごろの配備を目指すそうです。
 

X51A_Boeing02.jpg

 

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 オバマ政権 新型通常兵器「米空軍X51A」開発で抑止力を維持
 
 初の飛行実験を25日に行う米空軍の超音速航空機X51Aは、核兵器を削減する一方で新たな通常兵器の実戦配備により軍事的優位を確保し、これを抑止力とするオバマ政権の新戦略の柱となる。
 
オバマ政権は4月、「核戦略体制の見直し」(NPR)の中で、核兵器削減など軍事戦略の大胆な方針転換に踏み切った。NPRは同時に、原子力潜水艦に搭載可能な核搭載型巡航ミサイル「トマホーク」の退役も発表。「核の傘」への懸念を示す日本側に対し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)で抑止力をカバーするとしていた。
 
こうした大胆な戦略転換を可能とした背景に、「地球の裏側でも1時間以内に攻撃できる」(米空軍研究所)という、通常即応グローバルストライク(PGS)と呼ばれるX51Aの開発成功があった。
 


 
 ■X-51A・ウェーブライダーはアメリカ空軍が開発中のスクラムジェット実験機。
 
 X51Aは米ボーイング社などが03年から開発に本格着手した。「通常即応グローバルストライク」(PGS)と呼ばれるミサイル兵器の一種で、B52戦略爆撃機に搭載。発射後、5万フィート(約1万5千メートル)の高高度まで上昇し、マッハ5(時速約6120キロ)で滑空する無人攻撃機だ。アフガニスタンの洞窟に潜むテロリストや、発射台に設置された北朝鮮のミサイル、イランの核関連施設を1時間以内に攻撃できる。
 
x51a_06.jpg

 
米空軍研究所などによると、スクラムジェットとは、超音速で飛行することでエアインテークから入ってくる空気を圧縮して燃焼させる仕組みである。X51Aはトマホークの7倍の速さでグライダーのように滑空し、アラビア海上空から国際テロ組織アルカーイダが潜伏するとみられるアフガン内陸部まで約20分間で到達、目標をピンポイントで撃破する能力を持つ。このため、「核兵器の役割を縮小しながらも抑止力を維持することができる」(ケビン・チルトン米戦略軍司令官)という。
 
X-51AはB−52のパイロンにつるされて高度約1万メートルで発進、ロケット推進でマッハ4.5まで加速、そこからスクラムジェットで約4分間飛行して巡航速度マッハ6を目指すという。先行していたX−43はマッハ9.8を記録しているが、ラムジェット推進の時間はたったの10秒間であり、スクラムジェット実験機としての X-51Aは画期的なものだといえる。
 
ただ、高高度を飛ぶX51Aが核弾頭を搭載しているかどうか識別が難しく、米国による先制核ミサイル攻撃と誤判断する恐れがあると、ロシアは反発している。
 
 通常兵器による攻撃の所要時間は最大で96時間かかるとされ、大幅な時間の短縮となる。
 
 米空軍は25日、天候が良ければ、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地からB52に搭載、南カリフォルニア海岸沖で5分間の飛行実験を行う。
 

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HOMENews BlogsTechnology YouTube | May 23, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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