アストン・マーチンオーナーにのみ販売されるとされるアストン・マーチンがトヨタ iQ からOEM供給され改造した「シグネット」が公開されました。ボディワークからインテリアまで見事なまでに小型の高級車に仕上がっています。
シグネットの存在が明らかになったのは2009年7月。同社が公開した写真には、おなじみのアストン・マーチンの凸型グリルを付けたトヨタ iQ が写っていました。
発表された当初は、トヨタ iQ のフロントにアストン・マーチン風のフェイス取り付けた印象でしたが、実際にスイス ジュネーブ モーターショーで公開された実車は、見事なまでにアストンマーチン風に仕上がっています。基本ボディが iQ なので全体的に “寸詰まり” 感が感じられますが、iQ を超えたボディフォルムとカクカク四角の四隅に配置されたタイヤとホイールは iQ と同じ構成のまま。しかし車の顔となるエクステリアのフロントセクションは トヨタ iQ よりも丸くなり、インテリアには贅沢に使われたカーボンやクロームを配置することで、高級感と重量感が醸し出され、紛れもないアストン・マーチンのラインナップに並んでも違和感のない車に仕上がっています。
インテリアは、上質な革が丁寧に貼り込まれたフェイシアは、軽くて安っぽいプラスチっくなポップな iQ とは違いアストンマーチンの世界を見事に作り上げています。ラゲッジスペースに取り付けられた革の鞄や随所に効果的に使われたクロームメッキなどで、見事なまでに“小さな高級車”になっています。