米国時間26日、同日取引の株価終値で米Appleと米Microsoftの時価総額が逆転する状態となった。これにより、AppleはIT企業で米国トップ、米国の全企業のランキングにおいても米Exxon Mobilに次いで第2位の地位に躍り出た。
Apple (AAPL)の同日株価は前日比-0.48%の244.05ドルで時価総額が約2221億ドル、一方のMicrosoft (MSFT)の同日株価は前日比-4.07%の25.01ドルで時価総額が約2,192億ドルと僅差での逆転となる。当日のチャートは下記の図表を参照いただければわかるが、同日は取引終了間際にDowやNasdaqの指数が急落しており、IT銘柄を中心に全体にマイナス方向に落ち込んでいる。 Apple株価もこれを受けて下落しているものの、Microsoftの下落幅が4%以上と大きく、これが結果として逆転を生み出すことになった。なお時価総額で全企業トップのExxon Mobilは約2,786億ドルとなっており、Appleとの差は500億ドル以上ある。 3月末にWal-Martを抜いて時価総額で全米3位となったAppleだが、Microsoftとの時価総額の差はまだ500億ドル近い壁があった。それがわずか2カ月弱で逆転することとなり、英Reutersによれば1989年以来21年ぶりのことだという。