話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index 液晶/プラズマ/SED >> space
space space
space
space
space
space
February 10, 2010 space
   space
space

世界初3Dテレビ プラズマ・ビエラ3D 「VIERA VT2」を発売!普通のプラズマとの違いは?

space

パナソニックが世界初の家庭用の3Dテレビ「プラズマ・ビエラ3D 」を発売しました。先の米国CESで各メーカーが挙って3D対応テレビの開発を発表しましたが、実際に発売したのはパナソニックが世界初となります。やはり液晶で3Dテレビの市販は簡単ではないのでしょう。
 

プラズマ・ビエラ3D パナソニック「VIERA VT2」

 

space

 
 パナソニックはパイオニアから技術移転した得意のプラズマテレビで3D化を実現しました。同時に発表になった新型の普通のプラズマテレビも500万:1のフル・ブラックパネル搭載ですが、3Dプラズマテレビ「VIERA VT2」の方が階調表現力を2倍に向上しているため、2D画面でも最高峰となる仕様のようです。
 

pana1_16.jpg

 
 プラズマの特性として、発光素子が短い発光時間でも明るさを保持する特性から、液晶よりも3D化には合っていると言われていましたが、これを更にを2倍にした3D高速駆動技術を採用しています。
 
pana1_12.jpg

 
「液晶パネルは、走査によって描画する線順次方式を採用しているため、左右のフレームの映像が混ざり、立体像の二重映りの原因となっているが、PDPでは画面全体を切り替える面順次方式を採用しているため、原理的に左右の画像の重なりが少なく、二重映りが少ないという特徴がある。課題としては、蛍光体の残像特性による二重像があったが、これを新短残光蛍光体の採用により、残光時間を3分の1とし、さらに新発光制御により二重像を低減することに成功した」
 
とコメントにあるように、今の技術ではプラズマの方が容易に3D化が実現でき、液晶に注力してきたメーカーは、3D化を早期に乗り越えるのか、3D普及を待ってから攻勢をかけるのか時間の勝負となりそうです。
 
 
 ■ 3D対応フル・ブラックパネルで、世界初のフルHD 3D表示に対応
 
 3Dプラズマビエラは、パネル解像度は54/50型ともに1,920×1,080ドットのフルHDを採用していますが。3Dの最大の特徴は、薄型テレビとして世界で初めてフレームシーケンシャル方式のフルHD 3D表示に対応したことで、同時発表のブルーレイDIGA「DMR-BWT3000/2000/1000」や、Blu-ray 3Dソフト、同梱の3Dメガネを組み合わせて、家庭内でのフルHD 3D体験を可能となります。
 
pana1_03.jpg

 
3D描画のフレームシーケンシャル方式による映像の表示には、左眼、右眼用の映像を、従来の2D表示の2倍となる1/120秒で交互に表示することができます。これがプラズマの場合には容易にチューニング可能だったことが、パナソニックが3Dテレビをいち早く市場に投入できた理由ですが、その映像を3Dで見るために、左/右の各映像表示に同期して、メガネの左右の目のシャッターを同期して開閉する「アクティブシャッターグラス」が必要となります。
 
 残念と言うかメーカー的には当然なのでしょうが、3D視聴の際に使う3Dメガネはメーカー製で、テレビに標準で1個付属するそうですが、家族で見る場合いは別売1万円で購入する必要があります。人数分揃えるとなると、追加の費用負担が大きいですね。実売で8000円くらいでしょうか…。
 
 
 同時に、Blu-ray 3D再生に世界初対応の「Blu-ray デーガ3D」も発売!肝心のソフトは…?
 
 世界初3D再生対応ブルーレイDIGA「BWT3000」の最大の特徴は世界で初めてフルHD解像度の3D映像コンテンツを収録したBlu-ray 3Dディスクの再生に対応したこと。
 
Blu-ray デーが3D

 
Blu-ray 3Dでは、パナソニックハリウッド研究所(PHL)が提案し、BD規格に採用されたMPEG-4 MVCという新しい映像技術を導入している。左目用、右目用の2系統のフルHD映像を1枚のディスクに記録する点が、Blu-ray 3Dの特徴だが、MPEG-4 MVCでは、左目/右目用のどちらかを基準映像として記録し、もう一方については、基準映像と重複する部分は記録しないで共用するという仕組みを取る。これにより、2つのフルHD映像を独立して記録する場合に比べて、約1.3倍の圧縮効率向上を実現している。
 
この2系統のMPEG-4 AVC映像を同時にデコードするために、DIGAの中核となるLSI「Uniphier」を4世代に進化させ、世界で初めてBlu-ray 3Dディスクの再生を実現したという。
 
 
フルハイビジョンとは?1920×1080極限の美しさを手にするには!?
プラズマテレビの弱点!フルハイビジョンは実現できない?
世界初3Dテレビ プラズマ・ビエラ3D 「VIERA VT2」を発売!普通のプラズマとの違いは?
 
パイオニア ディスプレイ事業から10年3月までに完全撤退
ええ!パイオニアがプラズマ生産から撤退?東芝、三菱に続き・・
 

space
HOMENews Blogs液晶/プラズマ/SED | February 10, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> レッドブルF1 2010年の新車RB6を発表 >> 

レッドブルF1レーシングは、2010年の新車RB6を発表した。水曜日の朝ヘレスのピットレーンでセバスチャン・ヴェッテルとマーク・ウェーバーによってお披露目されたルノーエンジン搭...»この話題を見る…


  Previous << 自衛隊無人偵察機UAV8億円が墜落!これが無人戦闘機UACV心神や巡航ミサイルへ発展? << 

防衛省が独自に開発を進めてきた無人偵察機(UAV)の試験飛行を行い、最終試験として硫黄島近海で実用化する方針を固めた。防衛省技術研究本部では、航空自衛隊と共に、12月15日に硫... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP