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February 5, 2010 space
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警察庁「P2P観測?システム」正式運用を発表。P2Pユーザーを監視してますよ…

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警察庁が2月4日に、実は1月1日からP2P技術を利用したファイル共有ネットワークの実態を把握するための、「P2P観測システム」を試験運用を行ってきた…と今頃さらっと発表しました。これってPSPの観測じゃなくて…PSP監視?…P2P検挙システムとかですよね。
 
この観測システムでは、P2Pで流通する共有ファイルとそのノード数、IPなどを集取できる監視!?システムを開発して、1月1日から正式に運用を開始していたそうです。さぁ!いまさら慌てても正月からP2P三昧で違法ファイルに手を出していた人は、慌てて利用をやめても無駄なんでしょう。この発表で今後P2Pの利用状況はどうなるのでしょうか?
 

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 警視庁が開発した(させた?)P2P観測?監視システムはファイル共有ネットワークを巡回してファイル情報を収集し、分析・検索を行うもので、「Share」だけではなく複数のP2Pファイル共有ソフトを同時に監視しているようです。
 
警察庁の発表では、代表的なファイル共有ソフト「Share」の観測ではネットワークには1日あたり約18万〜20万台のPCが接続していること。接続台数は、2009年11月30日に行われた全国の警察による一斉取り締まり後には約1割減少し、2010年1月1日の改正著作権法施行後には約2割減少した発表をしています。
 
また、「Share」のネットワークには1日あたり約95万個のファイルが公開されていて、2009年11月30日の一斉取り締まり後に約5万個減少し、流通ファイルの分類は、圧縮ファイルが49.2%、動画ファイルが38.9%、音楽ファイルが4.9%、画像ファイルが2.9%、文書ファイルが2.4%、その他が1.7%とネットワークを流れるファイルデータの分析までかなりの精度で情報の収集が行われていることの一端を発表しました。
 
警察庁では、現在でも多くのファイル共有ソフトが依然として使用されていて、多数のファイルが流通していることから、その流通しているファイルの実態把握・調査をさらに推進して、違法ファイルの流通把握からその流出経路の特定、データの拡大先まで観測して結果について捜査への活用を図るとしています。
 
この発表で、多くの共有ソフト利用者がどのような反応をするのか。P2P共有ソフト自体が悪ではなく、その利用方法が間違った使われ方・違法なファイルの配布やウイルスによる被害などもあり、多くの議論の的になっていた訳ですが、今後は利用の目的次第では、捜査の対象となることも考えられますから、利用者の推移とその流通ファイルがどのように変化するのかは興味のあるところです。
 

 「P2P観測システム」初摘発 映画500作を4年間 違法ネット配信
 
 ファイル共有ソフト「Share(シェア)」で人気映画「アバター」などを違法に公開したとして、京都府警は3月31日、著作権法違反容疑で静岡県裾野市千福が丘の無職、佐藤盛二容疑者(62)を逮捕した。
 
府警によると、警察庁が1月から運用を始めた、違法ファイルの流通実態を調査する「P2P観測システム」を利用した初の摘発。佐藤容疑者は2年前に沼津市消防署を退職し、「約4年前から500作品ほどを違法配信した。映画好きが高じた」と容疑を認めているという。
 
逮捕容疑は、平成21年12月20日と今年3月11日、自宅でシェアを使い、日本で劇場公開前だった人気ハリウッド映画「アバター」など 2作品を違法に公開し、著作権を侵害したとされる。
 
同システムは、「シェア」や「ウィニー」など、ファイル共有ソフトのネットワークを巡回して情報を収集し、調査結果を捜査に活用。違法ファイルを故意に公開している「放流者」の特定が容易になる。

 
 著作権侵害にあえぐアダルト業界、ファイル共有ソフト対策に着手
 
 アダルトコンテンツのメーカー2社が2月末、ファイル共有ソフト「Share」を使ってアダルトビデオを権利者に無断でアップロードし、不特定多数の人にダウンロードさせていた会社員を、北海道札幌方面東警察署に刑事告訴した。
 
この会社員はすでに2月16日、Shareを使って映画などの著作物を不特定多数の人がダウンロードできるようにしたとして、同警察署に著作権法違反などの疑いで逮捕、3月8日に起訴されていた。さらに3月10日には追送検された。
 
刑事告訴した2社は、アダルトコンテンツのメーカー102社が加盟する業界団体「コンテンツ・ソフト協同組合(CSA)」の加盟企業。 CSAは、ファイル共有ソフトによる著作権侵害対策で実績のあるコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の協力を仰ぎ、アダルトビデオのファイルを最初にShareのネットワーク上にアップロードした人物を特定した。
 
CSAによれば、Shareを悪用したアダルトビデオの著作権法違反の摘発は初めて。ファイル共有ソフトをめぐっては、音楽や映画、ゲームなどの著作権侵害が問題視されているが、アダルトコンテンツの海賊版調査を行うCSAでも2009年以降、対策に乗り出していたという。

 

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HOMENews BlogsBroadband Internet Technology | February 5, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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