オリンパスからまた新しいジャンルの新デジイチが続々と発表されていますが、衝撃的だったPEN「E-P1」以来、E-P2、そして今回の第3弾「E-PL1」へと続いています。PENシリーズとも呼べるこのマイクロフォーサーズ対応ボディですが、いままでちょっと残念だったフラッシュの本体内蔵が実現したことが一番の魅力?です。
PEN「E-P1」は、そのコンパクトボディと軽量、そしてマイクロフォーサーズ一眼として魅力のレンズの多様性があり、かなり購入に前向きだったのですが、コンパクトボディを実現するために失ったと思われるフラッシュの外部化が、小型ボディの魅力でもあり、残念な部分と感じて購入に踏み切れませんでした。
内蔵ストロボはポップアップ式で、ガイドナンバーは7(ISO100)。±3EVの範囲で調光補正が可能で、0.3/0.5/0.7 /1.0EVステップを選択できる。3コマのフラッシュブラケット機能も搭載。なお、同じくポップアップ式の内蔵ストロボを採用するパナソニックの「LUMIX DMC-GF1」は、ガイドナンバー6相当(ISO100)となっている。 フォーサーズシステム準拠のE-3などと同じく、内蔵ストロボは独自の「ワイヤレスRCフラッシュシステム」に対応。クリップオンストロボのFL-50RやFL-36Rと組み合わせることで、最大3グループのTTL多灯システムを組める。 そのほかの機能はE-P2をほぼ踏襲。撮像素子は有効1,230万画素の4/3型ハイスピード Live MOS センサーで、引き続き撮像センサーシフト式の手ブレ補正や、スーパーソニックウェーブフィルターを備えている。レンズマウントはマイクロフォーサーズマウント。 液晶モニターは2.7型約23万ドット。外付けEVFのVF-2も利用できる。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。電源はE- 620、E-P2、E-P1などと同じBLS-1を使用。撮影可能枚数は約290コマ。 i-FINISH、追尾AFといったE-P2からの機能も装備。HDMI出力端子も備えている。また、同社のコンパクトデジカメ春モデルと同様、付属ソフトが「OLYMPUS Master 2」から「[ib]」になる。RAW現像も[ib]で行なえる。 本体サイズは114.6×41.5×72.2mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約296g(本体のみ)、約344g(CIPA準拠、付属充電池およびメモリーカード含む)。 ■ マイクロフォーサーズ初の純正防水プロテクター E-PL1専用の防水プロテクター「PT-EP01」も3月5日に発売。価格は7万4,550円。